結果
第73回 鳴尾記念(G3)
阪神競馬場 芝2000m(内)良 16頭
着順 | 馬名 | タイム | 着差 | 位置取り | 上がり3F |
① | パフォーマプロミス | 2.00.1 | 8-9-7-5(中団前) | 35.7 | |
② | ラヴズオンリーユー | 2.00.1 | ハナ | 5-6-5-5(中団前) | 35.7 |
③ | レッドジェニアル | 2.00.2 | 1/2 | 15-14-13-13(後方) | 35.2 |
レース上り:36.3
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | Lap9 | Lap10 | |
今走 | 2.00.1 | 36.3 | 12.2 | 11.0 | 12.8 | 12.2 | 11.8 | 12.2 | 11.6 | 11.7 | 12.1 | 12.5 |
過去平均 | 1.58.8 | 34.8 | 12.5 | 11.2 | 12.4 | 12.3 | 11.9 | 12.0 | 11.8 | 11.5 | 11.3 | 12.0 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去8走))
このレースのラップタイムはちょっと注意が必要。
序盤は平均か、少し遅いくらいのラップを刻み、中盤は若干速くなるも、過去の良馬場平均と比べても0.3秒ほど速いだけで、展開を左右するようなことはない。
にも関わらず、上り3Fがめちゃくちゃ遅い。
まるでハイラップを刻んだあとの上り3Fのようなラップの出方。
確かに逃げたサトノルークスが残り200mあたりまで粘っていたこともあるが、ラスト200mも12.5秒かかっているのだから、これはかなりの消耗戦。
このラップのからくりは、おそらく昼過ぎに降った雨の影響。
短時間の雨だったが、雨量はそこそこ降ったと思われる。
このレースだけではなく、8R、9Rも時計のかかる決着となっていた。
これらのことを考慮に入れると、今年の鳴尾記念は、そこそこの道悪適正と、パワー、スタミナが求められたレースとなったのではないか。
回顧
1着は10番人気のパフォーマプロミス。
もともと力のある馬で、道悪でも好走歴がある。
しかし骨折のため、今回が約11ヵ月ぶりの競馬となっていた。
休み明けは(4-1-2-1)と抜群の実績を持っていたのだが、1年近く休んだのは今回が初めてだった。
当日の馬体重もプラス14キロで、連対体重を大幅に上回っていた。
まあ、パンパンの良馬場ならまた違った結果になっていたのだろうが、鉄砲駆けする馬は、休養期間はあまり関係ないということを肝に銘じておこう。
2着は1番人気のラヴズオンリーユー。
道中は中団の前目あたり。
直線では勝ったパフォーマプロミスと馬体を併せての追い比べ。
ゴール前は微妙だったが、わずかにハナ差及ばずの2着。
ハナ差は頭の上げ下げなので、これは運。
牡馬の中に紅一点、牝馬はラヴズオンリーユーただ一頭。
この消耗戦をハナ差の2着は、やはり力がある証拠。
普通の良馬場なら、楽に勝っていたように思う。
3着は4番人気のレッドジェニアル。
出遅れて後ろからの競馬になったのが良かった。
内でしっかり脚を溜めて、直線も外を回さずに内を攻めたのも嵌った一因。
2番人気のサトノルークスは8着。
大外16番ゲートから後方待機。
直線は馬場の外目から追い出すが、ピリッとした脚は使えず。
この馬は道悪は良いはずなのだが、敗因は馬場ではなく、「菊花賞」以来の7ヵ月半の休み明けだろう。