結果

第34回 中日スポーツ賞ファルコンS(G3)

中京競馬場 芝1400m 重

着順 馬名 タイム 着差 位置取り 上がり3F
シャインガーネット 1.21.3 7-5(中団前) 34.7
ラウダシオン 1.21.5 1  1/2 4-4(先行) 35.2
ヴェスターヴァルト 1.21.9 2  1/2 9-8(中団) 35.1

レース上り:35.8


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7
今走 1.21.3 35.8 12.1 10.7 11.0 11.7 12.1 11.5 12.2
過去平均 1.21.5 35.5 12.1 10.8 11.2 11.8 11.9 11.7 12.0

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

朝から雨で、馬場状態は重。

しかしラップタイムは過去の良馬場平均よりも幾分速くなっている。

これは逃げたデンタルバルーンが5~6馬身離して逃げたため。

2~3番手の2頭から4番手のラウダシオンまでも2~3馬身の開きがあったことから、4番手のラウダシオン以降は、過去の良馬場平均と同等か、少し遅めのラップを刻んでいたと考えられる。

重馬場を考慮すると、上位3頭が走っていた4番手以降のペース自体はミドルペース。

ただし馬場は緩いので、好走には道悪適正が必要。

また、上位3頭は、いずれも最後の直線では馬場の外目を走ってきて伸びており、重馬場ではあったが、最後の直線の馬場の外目は比較的走りやすかった可能性は高い。

総じて、道悪適正が求められたレース


回顧

1着は6番人気のシャインガーネット

前走の「フェアリーS(G3)」では2番人気に支持されていた実力馬。

距離短縮で挑んだ今回だったが、やはり1600mはギリギリで1400mがベストと言った印象。

ずっと良馬場での競馬だったので、道悪適正は計りかねたが、さすがはオルフェーブル産駒、道悪を苦にしないどころか、味方につけた感じ。

 

2着は1番人気のラウダシオン

前走の「クロッカスS(L)」を快勝して臨んだ今回。

1400mの距離に対する適正と道悪の巧さから、好走確率は高いと見たが、最後はシャインガーネットの決め手に屈した。

57キロの斤量も、タフな馬場では響いたのかもしれない。

 

3着は8番人気の伏兵ヴェスターヴァルト。

道中は中団でレースを進め、直線では走りやすい馬場の外目を終い35.1秒の脚で追い上げてきた。

これまでにも稍重馬場で好走歴があり、今回も道悪適正をしっかりと示した格好。

距離も1400mあたりが良いのでは?

 

2番人気のビアンフェは9着。

2番手追走のビアンフェ、レースの上りが35.8秒と、この馬にとっては得意のパターンかと思ったが、残り200mで力尽きた。

最後の直線、通った位置も上位3頭よりは少し内目、道悪もダメなのかもしれない。