パラレルヴィジョンのキャリアはまだ浅いので、ここまでの走りを振り返る。

パラレルヴィジョンのここまでの走り

22/4/9 3歳未勝利

中山 芝2000m(内)良

着順:1着(2.00.8・-0.4差)

騎手:ルメール(56キロ)

スタート少し出遅れるが、二の脚でリカバー。

道中は中団8番手の外。

残り600mあたりから、外を回して動き始めて、4角は3番手で直線に向くと、直線は逃げ粘るノアチェリーを一完歩ごとに追い詰めると、坂の上りでは並ぶ間もなく一気に抜き去り、そのまま突き抜けてゴール。

展開が向いたのはあるが、長く良い脚を使って快勝。

時計も速い。

22/6/19 3歳以上1勝クラス

東京 芝2000m 良

着順:1着(1.58.0・-0.5差)

騎手:ルメール(54キロ)

外枠8番からスタート少し出遅れて、道中は後方8番手を追走。

先頭の前半1000mの通過は58.0秒とやや前傾気味だが、中盤で緩くなって4角へ。

4角は8番手の外で直線に向くと、直線は馬群の大外から追い上げに入り、坂を上りきったところで先頭に立つと、あとは後続を突き放して3馬身差のゴール。

上りはメンバー最速の33.5秒。

キャリア2戦目で、この流れでこの末脚はなかなかのものだろう。

【期待される能力】

  • 瞬発力

22/9/25 神戸新聞杯(G2)

中京 芝2200m 良

着順:7着(2.12.2・1.1差)

騎手:ルメール(56キロ)

【レース前短評】

ここ2戦は派手な勝ち方で当然人気は背負うだろうが、まだ全幅の信頼は置き辛い。

【結果】

スタート出遅れて、道中は中団の後ろ、10番手の内目を追走。

4角は後方13番手の内目で直線に向き、直線は外へ外へと進路を取りながら追い上げてはくるが、伸びきれずの7着。

3~4角は内に包まれてロングスパートは出来ず。

スタートが遅いと多頭数ではこうなることもある。

まだ1勝クラスを勝ち上がったばかりの馬、成長力に期待。

2022年 神戸新聞杯(G2)のラップ分析&回顧


パラレルヴィジョンの脚質

道中控えて、直線で末脚を生かしてくる競馬。

終いの脚はなかなか切れる。

ただ、スタートがあまり良くない。

上のクラスでは、これが致命傷になりかねない。


パラレルヴィジョンの血統背景

父はキズナ(サンデー系ディープインパクト/日本ダービー)。

母の父はマクフィ(ミスプロ系シーキングザゴールド)。

マクフィは欧州で走り、芝のG1を2勝。主要距離は芝のマイル戦。