結果

2022年 6月5日(日)

第72回 安田記念(G1)

東京競馬場 芝1600m 良

6月5日(日)東京競馬場の馬場状態傾向分析(芝)

着順 馬名 タイム 着差 位置取り 上がり3F
ソングライン 1.32.3 10-10(中団) 32.9
シュネルマイスター 1.32.3 クビ 13-10(中団) 32.9
サリオス 1.32.3 7-9(中団前) 33.0

レースの上り:33.6


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8
今走 1.32.3 33.6 12.2 11.0 11.5 12.0 12.0 11.2 11.0 11.4
過去平均 1.31.68 34.1 12.2 10.9 11.4 11.5 11.5 11.2 11.2 11.8
-0.5 0.0 0.1 0.1 0.5 0.5 0.0 -0.2 -0.4

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

明らかなスローペース。

走破時計が1分32秒を上回ったのは、2016年のロゴタイプが勝った1.33.0以来6年ぶり。

その分レースの上りは33.6秒。

瞬発力があるに越したことはないレースではあったが、この流れでは後方からの末脚自慢では届かない。

瞬発力があっても、ある程度のポジションを取れていたか否かがポイントとなった。

緩い流れなのに前目にポジションを取った馬が残れていないのは、外差し馬場の影響もあったのだと思う。


回顧

1着は4番人気のソングライン。

道中は中団馬群、10番手の外目を追走。

4角も10番手の外で直線に向くと、直線は馬群の大外から追い上げに入ると、坂の上りでグングンと先頭との差を詰めて行き、残り200mでは先頭を射程圏。

そこからは熾烈な先頭争いとなったが、ゴール前クビ差抜け出してゴール。

道中の位置取りもよく、最後の直線でスムーズに外へ出せたのも、外差しの馬場を考えれば完璧。

キレ味勝負にはなったが、キレ味の大本命が後方からになったこともこの馬に味方した感じ。

ソングラインの分析

 

2着は2番人気のシュネルマイスター。

道中は中団のやや後ろ、ソングラインの直後あたり、13番手を追走。

3~4角で少し内目を回って距離を稼ぎ、4角は中団10番手で直線。

直線は馬場の良い外目へスッと進路を取って追い上げに入り、ソングライン、サリオスと一緒に伸びてくる。

ゴール前はサリオスも交わしてソングラインとの一騎打ちになるが、クビ差及ばずの2着。

最後はサンデー系のキレ味に今一歩及ばなかった。

道中もう少し流れていれば・・・という内容。

シュネルマイスターの分析

 

3着は8番人気のサリオス。

外枠17番から、道中は中団のやや前目、7番手の外目を追走。

4角は9番手の外で直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げに入り、坂の上りでは先頭を追い詰めて行き、残り200mからはソングライン、シュネルマイスターとの三つ巴の争い。

しかしゴール前、この2頭にクビ-アタマ差交わされての3着。

走破時計が1分32秒台に乗ってきたことからこの馬も顔を出せた。

もう少し内枠で、もう少し前目の位置取りならさらに際どかったと思う。

サリオスの分析

 

1番人気のイルーシヴパンサーは8着。

スタートで出遅れてはいないようだが、行き脚がつかずに道中は後ろから2頭目、最後方近くの17番手を追走。

4角も16番手で直線に向くと、直線は馬群の外目から追い上げに入り、良い脚で伸びてはくるが8着まで。

道中のペースを考えると位置取りが悪すぎた。

この緩い流れでは後方からでは届かない。

イルーシヴパンサーの分析

 

3番人気のファインルージュは5着。

道中は中団の前、5番手を追走。

4角は4番手あたりで直線に向き、直線は馬場の3~4分どころから追い上げに入り、坂の上りでは前で粘るダノンザキッドに肉薄し、これと一緒にゴール前まで先頭争いを演じるが、ゴール前は外からの4頭に交わされて5着まで。

前目にポジションを取って、この馬の競馬はできたと思う。

緩い流れで十分に前残りの芽もあったと思うが、最後は馬場の内外の差、外差し馬場にやられた感じ。

ファインルージュの分析