結果

第56回 京都牝馬S(G3)

阪神 芝1400m(内)良

クッション値:9.7(標準)

着順 馬名 タイム 着差 位置取り 上がり3F
イベリス 1.20.0 1-1(逃げ) 34.3
ギルデッドミラー 1.20.3 1  1/2 11-10(中団後ろ) 33.9
ブランノワール 1.20.3 クビ 14-12(後方) 33.7

レースの上り:34.3


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7
今走 1.20.0 34.3 12.0 10.8 11.2 11.7 11.4 11.2 11.7
過去平均 1.20.40 34.9 12.2 10.7 11.2 11.4 11.4 11.5 12.0
-0.6 -0.2 0.1 0.0 0.3 0.0 -0.3 -0.3

 

今年の「京都牝馬S」は阪神開催だったので、過去平均は「阪急杯(G3)」の過去5年の良馬場平均を掲載。

時計も上りも「阪急杯」の良馬場平均を上回っている。

個々のラップを見ても、Lap4で少し緩んだところはあったが、概ね平均的なラップを刻んでおり、それでいて上りも34.3秒でまとめているあたり、内有利の馬場状態はあったにしても、G3の牝馬限定戦としては、そこそこのレベルだったように思う。

2~4着がすべて後ろからの追い込み勢で占められているところを見ても、前々でレースを運んだ馬にとってはスピードの持続力が求められたレースだったのだろう。


回顧

1着は 3番人気のイベリス。

2枠4番から、自らそれなりのラップを刻んで逃げ、上がりも34.3秒でまとめた。

戦法を再び逃げに転じて3戦目になるが、確かなSP持続力をしめした。

OPでは1200mまでと思っていたが、1400mでもそこそこやれる予兆は前走の「阪神カップ」、逃げて0.5差の6着にもあったのだろう。

イベリスの分析

 

2着は5番人気のギルデッドミラー。

道中は中団の後ろの方。前にしっかり2頭を置いて壁を作って折り合いに専念。

4角10番手で直線に向き、直線は馬群の外目を一気に追い上げて来たが、速い上りで逃げる勝ち馬には1馬身半届かず。

外枠からだったが、前に2頭馬を置けて、ペースもそこそこ流れたので折り合いを欠くことなく直線に向けた。

普通に走ればこれくらいの力はある馬。

ギルデッドミラーの分析

 

3着は9番人気のブランノワール。

道中は後方、前にギルデッドミラーを見るかたちで競馬を進め、4角12番手の外で直線。

直線もギルデッドミラーについて伸び来るが、前を交わすまでには行かずクビ差の3着。

1400mの流れでもこの脚が使えたのは収穫だろう。

ブランノワールの分析

 

1番人気のリリーバレロは11着。

道中は中団。

4角は7番手の内で直線に向くが、少し窮屈な感じで伸びあぐねる。

中1週、初めての関西圏への長距離輸送など、体重は減らしていないまでも、3勝クラスを勝ち上がったばかりの同馬には、少し厳しい環境だったのかも。

リリーバレロの分析

 

2番人気のシャインガーネットは5着。

道中は中団の外だが、かなり引っかかっていた感じ。

4角は5番手の外で直線に向き、坂下までは良い伸び脚で追い込んで来たが、ゴール前3頭に交わされて5着まで。

あれだけ引っかかってこの着順なのだから力はあるが、この馬としては、もう少し上りがかかってくれないと厳しいだろう。

シャインガーネットの分析