結果

2021年 11月28日(日)

第66回 京阪杯(G3)

阪神競馬場 芝1200m(内) 良

11月28日(日)阪神競馬場の馬場状態傾向分析(芝)

着順 馬名 タイム 着差 位置取り 上がり3F
エイティーンガール 1.08.8 16-13(後方) 33.5
タイセイビジョン 1.08.9 1 14-19(後方) 33.8
ファストフォース 1.09.0 クビ 1-1(逃げ) 34.7

レースの上り:34.5


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6
今走 1.08.8 34.5 12.3 10.8 11.2 11.3 11.3 11.9
昨年 1.08.2 34.4 12.0 10.7 11.1 11.4 11.1 11.9
0.1 0.3 0.1 0.1 -0.1 0.2 0.0

 

今年の「京阪杯」も阪神開催なので、比較対象はフィアーノロマーノが勝った昨年のこのレース。

平均的なペースだった昨年よりは、道中のペースは遅かったようだ。

しかし、上り時計は昨年より速くなっていないどころか、0.1秒遅くなっている。

馬場は外差し馬場。

道中、そして直線と、内目の馬場は荒れていて時計がかかる、そこを外から1、2着馬が強襲したという競馬。

そういうことなら、3着に粘ったファストフォースはそこそこ強い競馬をしていることになる。


回顧

1着は10番人気のエイティーンガール。

道中は最後方で脚を溜めて、4角も13番手の外で直線。

直線は伸びる馬場の外目、馬群の大外を追い上げてきて、ゴール前できっちりと逃げ粘るファストフォースを捉え切った。

3着以内はあっても、勝つのは難しいと思っていたが、それだけ外が伸びたということ。

それに尽きる。

エイティーンガールの分析

 

2着は3番人気のタイセイビジョン。

この馬も道中は後方の14番手で脚を溜めていた。

しかしこの馬の方がエイティーンガールよりも若干動き出しが早かったような感じ。

着差はその分の差だろう。

しかし幸騎手も、ゆめゆめエイティーンガールに差されるとは思っていないだけに、動き出しが遅れれば前の人気馬に届かない。

なので動き出しの早い遅いは誰にも責められない。

タイセイビジョンの分析

 

3着は6番人気のファストフォース。

4枠7番からの逃げ。

4角も先頭で直線に向き、直線は馬場の最内から粘り込みを計る。

坂下まで先頭をキープして、坂の上りでは追いすがるシゲルピンクルビーを競り落としたかに思えたが、ゴール前、その外から2頭に交わされての3着。

ラップ分析でも書いたが、この3着は強い3着だと思う。

開催週があと1、2週早ければ勝っていただろう。

小倉だけの馬ではないことを、しっかり証明して見せた。

ファストフォースの分析

 

1番人気のシヴァージは6着。

道中は中団の前、好位の6番手あたり。

4角は5番手で直線に向き、直線は馬群の中ほどから追い出してくるが、伸び方がイマイチで6着まで。

鞍上がレース後にコメントしているように、道中荒れた内目を通ったことがストレスになった可能性はある。

腹を決めて、後方から大外を回していたら、また結果も違ったのかもしれないが、これは結果論。

シヴァージの分析

 

2番人気のレイハリアは16着。

道中は先団4番手。

4角も5番手で直線に向くが、直線ではズルズルと後退して殿負け。

休み明けで-6キロの馬体重がどうだったのか?

いずれにしてもこれだけ負ける馬ではないはず。

レイハリアの分析