結果
第16回 ヴィクトリアマイル(G1)
東京競馬場 芝1600m 良
クッション値:10.3(やや硬め)
着順 | 馬名 | タイム | 着差 | 位置取り | 上がり3F |
① | グランアレグリア | 1.31.0 | 9-10(中団) | 32.6 | |
② | ランブリングアレー | 1.31.7 | 4 | 11-10(中団) | 33.2 |
③ | マジックキャッスル | 1.31.7 | クビ | 9-7(中団) | 33.5 |
レースの上り:33.4
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | |
今走 | 1.31.0 | 33.4 | 11.9 | 10.8 | 11.6 | 11.7 | 11.6 | 11.2 | 10.9 | 11.3 |
過去平均 | 1.31.36 | 34.4 | 12.2 | 10.7 | 11.2 | 11.4 | 11.4 | 11.3 | 11.3 | 11.8 |
差 | -1.0 | -0.3 | 0.1 | 0.4 | 0.3 | 0.2 | -0.1 | -0.4 | -0.5 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))
ラップの出方としては、緩めのペースからの、最後は瞬発力勝負。
3着までの馬はすべて道中中団から追走した馬で占めたが、別に前が残れない展開、または馬場状態だったわけではなく、ただ単に、前に行った馬のレベルが低かったか、適正がなかっただけ。
走破時計は1.31.0だが、2着は1.31.7。単純比較は難しいにしても、先週の3歳G1「NHKマイルC」の1.31.6よりも遅いタイム。
レースの上り時計も33.4秒ながら、グランアレグリアがいなければ34.1秒で、スローの展開、速い馬場状態を考えるといたって平凡。
総じて今年の「ヴィクトリアマイル」は、戦前からの1強と言う評価がそのまま形になって現れたようなレース。
勝った グランアレグリアはさすがの強さだが、2着以下は7着までがクビ差。
1着馬以外はまさに「団栗の背比べ」。
回顧
1着は1番人気のグランアレグリア。
道中は中団9番手の外。
4角も10番手の外から直線。
直線は馬群の外目から、坂の途中まではほぼ馬なり。
坂を上りきって1、2発ムチを入れると、一気に後続を突き放してゴール。
牝馬相手ではちょっと勝負にならない破格の強さ。
⇒グランアレグリアの分析
2着は10番人気のランブリングアレー。
道中は中団11番手の内。
4角も10番手の内で直線に向く。
直線は進路を外に取って、グランアレグリアの直後から追い出してくるが、その伸び方はまったく違った。
10番人気で2着がすごいと言うよりも、この馬なりの走りをしたら2着に入っただけだろう。
次走以降も評価を変える必要なないと思う。
⇒ランブリングアレーの分析
3着は5番人気のマジックキャッスル。
道中は中団9番手の内。
4角も7番手の内で直線に向き、直線は馬場の内目を伸びてはくるが、ゴール前でランブリングアレーに交わされての3着。
いつもよりかは積極策。
終いに徹していたら2着もあったかもしれないが、グランアレグリア相手に悠長な競馬はできなかったのだろう。
勝ちに行った騎乗はナイストライ。
⇒マジックキャッスルの分析
2番人気のレシステンシアは6着。
道中は先団3番手。
4角は2番手で直線に向き、直線は坂の上りで先頭に立つが、坂を上ってグランアレグリアにあっさりと交わされると、あとはゴール前、後続の末脚にも応戦できずに6着。
大外枠はあったにせよ、これくらいのペースならもう少しやれて当然の馬。
やはり現状ではマイルの距離は長くなったのだと思う。
スプリンターとして、もう一花咲かせて欲しい。
⇒レシステンシアの分析
3番人気のテルツェットは14着。
道中は後方14番手。
4角も後方14番手の内で直線。
直線は内ラチ沿いをスルスルと伸びてきて、坂の上りでは先頭集団を捉えるかの勢いだったが、坂を上りきったあたりで脚色が怪しくなった。
まあ、この馬としては力は出し切っていると思う。
前走はあくまでもハンデ戦、定量戦での今の実力はこんなものなのだろう。
⇒テルツェットの分析