2020年7月19日【中京記念】終了時点までのデータをもとに、ディメンシオンの好走パターンを分析。
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ディメンシオンの距離適性
ディメンシオンはこれまでに芝1400m~芝2000mの距離に使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1200m(0-0-0-1)
- 芝1400m(0-1-0-2)
- 芝1600m(3-1-1-5)
- 芝1800m(2-1-0-1)
- 芝2000m(0-0-0-1)
1400mはレース数は少ないが、2着した1000万下のレースは好内容。
ベストは1600mで、前後1Fは守備範囲だが、1800mはギリギリ。
ディメンシオンの脚質
下級条件では中団あたりからの差す競馬で3連勝したが、近走では前々につけてのしぶとい競売で良績をあげている。
SP持続力はかなり高いと思われる。
ディメンシオンのコース適正
ディメンシオンの競馬場ごのと着度数は次の通り;
- 新潟(2-0-0-1)
- 東京(0-1-0-2)
- 中山(0-1-0-2)
- 中京(2-0-0-0)
- 京都(1-0-0-1)
- 阪神(0-1-1-4)
大きな特徴としては、左右まわりの得手不得手。
- 右回り(1-2-1-7)
- 左回り(4-1-0-3)
右回りは、走らないことはないが取りこぼしも多い。
ディメンシオンの持ち時計(ベストタイム)
ディメンシオンの各距離のベストタイムは次の通り;
- 芝1200m:1.10.0 11着(1.3差・阪神・G3)
- 芝1400m:1.20.6 2着(ハナ差・東京・1000万下)
- 芝1600m:1.30.9 2着(0.6差・中山・G3)
- 芝1800m:1.45.1 1着(ハナ差・新潟・1000万下)
- 芝2000m:2.03.1 9着(1.1差・阪神・500万下)
ディメンシオンの適距離と判断した芝1400m~1800mに関しては、それぞれそこそこ優秀なタイムで、着差も僅差。
速い時計への対応力はある。
ディメンシオンの重馬場適正
ディメンシオンの道悪馬場での実績は;
- 稍重(0-0-0-2)
- 重(2-0-0-2)
重馬場での勝利は下級条件でのもの。
上のクラスになって、稍重馬場でもイマイチ伸びきれていない印象。
緩い馬場に対する適正はあまりないのかも。
ディメンシオンの枠順適正
ディメンシオンの枠番別着度数は;
- 1~4番(0-0-0-3)
- 5~9番(3-2-0-3)
- 10~14番(2-1-1-3)
- 15~18番(0-0-0-1)
ディメンシオンの鉄砲実績(休み明け)
ディメンシオンの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(3-1-0-3)
叩いてからは;
- 2戦目(2-0-1-2)
- 3戦目(0-1-0-1)
- 4戦目(0-0-0-2)
- 5戦目(0-0-0-2)
状態は明らかにフレッシュな方が良い。
ディメンシオンの季節別着度数
- 12~2月(冬):(2-0-0-4)
- 3~5月(春):(0-2-1-0)
- 6~8月(夏):(3-0-0-4)
- 9~11月(秋):(2-1-0-3)
ディメンシオンの斤量別着度数
- ~52キロ(0-0-0-1)
- 52.5~54キロ(2-2-1-8)
- 54.5~56キロ(3-1-0-1)
- 57キロ~(未)
ディメンシオンの適正体重
- 440~458キロ
ディメンシオンの血統背景
父はディープインパクト、母の父がモンジュー(ND系サドラーズウェルズ)。
5代血統内のクロスは;
- ノーザンダンサー 9.38% 5×4
ディメンシオンの近走
19/9/8 京成杯OH(G3・ハンデ)
中山 芝1600m 良 16頭立て
着順:2着(1.30.9・0.6差)
騎手:北村宏司(53キロ)
好位の2~3番手で離して逃げるトロワゼトワルを追走。
道中かなり速いラップ大逃げを打つトロワゼトワルだが、追走する2番手以降もそこそこ速いラップを刻んでいる。
4角3番手で直線を向くが、先頭との差は詰まらずの2着。
0.6差離された2田着をどう見るかだが、そこそこ速いペースでも先団で粘ったスタミナは評価。
19/10/14 府中牝馬S(G2)
東京 芝1800m 稍重 16頭立て
着順:6着(1.45.2・0.7差)
騎手:北村宏司(54キロ)
1枠2番から中団の前。
直線に入ってやや包まれて進路が取れない不利もあったが、1800mでパワーを要する馬場では厳しそう。
19/12/14 ターコイズS(G3・ハンデ・牝)
中山 芝1600m 良 16頭立て
着順:11着(1.33.3・1.1差)
騎手:マーフィー(54キロ)
8枠15番からのスタートで、終始外々の7~8番手。
3角を過ぎてスパートをかけるが、4角も大外を回して直線へ。
直線ではやはり距離ロスが響いたのか伸びを欠く。
20/2/22 京都牝馬S(G3)
京都 芝1400m(外)重 16頭
着順:6着(1.23.8・0.6差)
騎手:松田大作(55キロ)
中団あたりにポジションを取り、直線は馬場の荒れていない外目を突いて追い出しにかかるが、伸びはイマイチ。
休み明けの+12キロと、緩い馬場も影響した感じ。
20/4/11 阪神牝馬S(G2)
阪神 芝1600m(外)良 16頭
着順:3着(1.33.2・0.3差)
騎手:松田大作(54キロ)
テンは押して行ってハナを獲る勢い。
結局主張したトロワゼトワルにハナを譲って、道中は2~3番手。
そして4角は2番手の内で直線に入り、直線は内を突いて追い出しにかかる。
残り200mあたりで一旦先頭に立つ勢いだったが、ゴール前サウンドキアラとスカーレットカラーに交わされて3着。
しかし、そこそこ流れたペースで先行し、最後も3着に粘った走りは評価できる。
20/5/17 ヴィクトリアマイル(G1)
東京 芝1600m 良 18頭
着順:出走取消(右前肢跛行)
20/7/5 CBC賞(G3・ハンデ)
阪神 芝1200m 稍重 16頭
着順:11着(1.10.0・1.3差)
騎手:松田大作(53キロ)
緩い馬場も良くないが、外枠14番からポジションを取りに行ってテンに脚を使ったのも応えた感じだが、ちょっと敗けすぎ。
前走出走取消の影響がまだ残っているのかも。
20/7/19 中京記念(G3・ハンデ)
阪神 芝1600m 良
着順:9着(1.33.2・ハナ差)
騎手:鮫島克駿(53キロ)
道中は中団の前。
直線は良い脚で追い込んで来るが、ここからと言う時に馬群に包まれ追えなくなった。
まともなら最低でも掲示板はあっただろう。
惜しい競馬。
ディメンシオンの次走
次走は8月30日、札幌競馬場 芝1200mで行われる「キーンランドC(G3)」。
前走を見る限り調子は落ちてはいない。
しかし初の洋芝で、千二の距離で、斤量も1キロ増えて・・・。
ちょっと条件的には厳しそう。