結果
2022年 2月20日(日)
第56回 小倉大賞典(G3・ハンデ)
小倉競馬場 芝1800m 稍重
着順 | 馬名 | タイム | 着差 | 位置取り | 上がり3F |
① | アリーヴォ | 1.49.2 | 9-9-8-8(中団後) | 35.3 | |
② | ランブリングアレー | 1.49.5 | 1 3/4 | 5-4-5-5(中位前) | 35.8 |
③ | カデナ | 1.49.5 | クビ | 16-16-16-15(後方) | 35.1 |
レースの上り:36.2
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | Lap9 | |
今走 | 1.49.2 | 36.2 | 12.3 | 12.1 | 12.7 | 12.2 | 11.7 | 12.0 | 11.9 | 12.1 | 12.2 |
過去平均 | 1.46.48 | 35.6 | 12.3 | 11.2 | 11.9 | 11.8 | 11.8 | 11.9 | 11.7 | 11.6 | 12.3 |
差 | 0.6 | 0.0 | 0.9 | 0.8 | 0.4 | -0.1 | 0.1 | 0.2 | 0.5 | -0.1 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))
当日の馬場は重馬場で始まり、第8Rから稍重に回復した。
序盤は稍重馬場とはいえかなりのスロー。
中盤でもペースはさほど上がらずに、そのまま上りの3F。
上り3Fも36.2秒を要する消耗戦となった。
今年の「小倉大賞典」は展開云々よりも、道悪適正があるということが前提条件で、4角を回ってうまく馬場の外目に進路を取れた馬が上位を占めた印象。
外差し馬場と外枠有利が明白な一日だったことは言うまでもない。
回顧
1着は1番人気のアリーヴォ。
大外16番から道中は中団のやや後ろ、9番手の外。
4角は中団8番手の大外から直線に向き、直線は馬場の大外から会心の追い上げを見せて、残り100mで抜け出した。
小倉巧者の面目躍如。
この馬自体そこまで切れるタイプではないが、ハンデが54キロで、馬場の良い大外を通って、レースの上りが36.2秒なら、鮮やかな切れ味に見えた。
⇒アリーヴォの分析
2着は3番人気のランブリングアレー。
外枠12番から、道中は中位の前、4~5番手の外。
4角も5番手の外で直線に向き、直線は勝ったアリーヴォのすぐ内側。これも馬場の大外から追い上げてくるが、勝ったアリーヴォとは伸びが違った。
まあこの馬場状態で、牝馬の55.5キロならよく走った方ではないか。
⇒ランブリングアレーの分析
3着は8番人気のカデナ。
道中は最後方を追走。
4角もほぼ最後方から、この馬は勝ったアリーヴォよりもさらに一頭分外、まさに馬群の大外から追い上げに入り、強烈な末脚で追い込んで来るが、あの位置からだと3着が精一杯。
この馬の最も得意な展開となったが、勝利した一昨年は、位置取りがもう少し前だった。
⇒カデナの分析
2番人気のヴァイスメテオールは4着。
道中は先団4番手だが、内目は避けて道中しっかりと外目をキープ。
4角は3番手の外で直線に向き、直線は馬場の外目を追い出してくるが、勝ったアリーヴォよりは4~5頭分内。
最後まで前目で良く粘ってはいたが、ゴール前カデナにクビ差交わされての4着。
こういう馬場は強い馬だが、馬場の外目を通ったとはいえ、アリーヴォやカデナの通った大外とは、状態はまた違ったのかもしれない。
休み明けの+18キロも微妙に堪えていたかも。
⇒ヴァイスメテオールの分析