結果

2022年 2月27日(日)

第96回 中山記念(G2)

中山競馬場 芝1800m 良

2月27日(日)中山競馬場の馬場状態傾向分析(芝)

着順 馬名 タイム 着差 位置取り 上がり3F
パンサラッサ 1.46.4 1-1-1-1(逃げ) 37.3
カラテ 1.46.8 2  1/2 11-11-10-9(中団後ろ) 36.0
アドマイヤハダル 1.46.8 クビ 6-7-6-5(中団) 36.3

レースの上り:37.3


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8 Lap9
今走 1.46.4 37.3 12.7 11.2 11.3 11.1 11.3 11.5 11.6 12.2 13.5
過去平均 1.46.38 35.5 12.5 11.6 11.8 11.9 11.4 11.7 11.9 11.5 12.1
1.8 0.2 -0.4 -0.5 -0.8 -0.1 -0.2 -0.3 0.7 1.4

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

パンサラッサの絶妙な逃げに各馬が翻弄されたレースだった。

何しろ前半1000mが57.6秒のハイペース。

しかも3角を過ぎて、残り600mを切ってもまだ11.6秒のラップを維持。

ラップが落ち始めるのは残り400mを切ってから。

Lap8が12.2秒、Lap9に至っては13.5秒を要しているが、なし崩し的に脚を使わされている後続の馬は、これでもまだパンサラッサを捉えることができないどころか、2馬身半の差をつけられてゴールされる始末。

走破時計の1.46.4は決して速い時計ではない。

極端な話、道中平均ペースで回ってきて、上りを34秒そこそこの脚で上がってくれば、パンサラッサを捉えることはできたかもしれない。

しかしそれをするには、最後方にポツンと一頭だけいたルフトシュトロームの位置取りで、平然な顔をして競馬をしなければならないことになるが、それはいくらなんでも不可能に近い。


回顧

1着は2番人気のパンサラッサ。

詳細は「ラップ分析」で書いたのでここでは割愛。

パンサラッサの分析

 

2着は4番人気のカラテ。

道中は中団の後ろ、10番手あたりを追走。

4角は9番手で直線に向き、直線は馬群の外目から懸命に逃げるパンサラッサを追うが、ゴール前でアドマイヤハダルを交わすのが精一杯。

この馬の位置取りでも道中はそこそこ脚を使わされている。

その証拠に上り時計はメンバー最速だが36.0秒を要している。

しかしまあ、今回だけは勝った馬が強かったということ。

けれどこの馬にしてみれば、久々の1800mでも結果を残せたのは良かったのではないか。

カラテの分析

 

3着は3番人気のアドマイヤハダル。

道中は中団の6~7番手。

4角は5番手で直線に向き、坂下では2番手に上がってきて懸命に逃げるパンサラッサを追うが、パンサラッサは遥か彼方。最後はカラテに交わされて3着。

明け4歳、力のあるところは示せたのではないか。

アドマイヤハダルの分析

 

1番人気のダノンザキッドは7着。

スタート出遅れて道中は後方12番手あたり。

向正面で早々に順位を上げて行き、3角8番手、4角も8番手で直線に向くが、さすがに坂の上りでは脚が上がった感じで伸びを欠く。

スタートがすべてなのだろうが、この流れでどれくらいの力が出せるのか? 見て見たかった。

ダノンザキッドの分析