2019年10月6日、東京競馬場・芝1800mで行われた、第70回 毎日王冠(G2)のラップ分析とレース回顧です。
結果
着順 | 馬名 | タイム | 位置取り | 上がり3F |
① | ダノンキングリー | 1.44.4 | 10-10-9(後方) | 33.4 |
② | アエロリット | 1 1/4 | 1-1(逃げ) | 34.5 |
③ | インディチャンプ | 1 1/4 | 2-2-2(先団) | 34.4 |
レースの上り3F:34.3
ラップ分析
今年のラップタイム
12.9 – 11.3 – 11.3 – 11.5 – 11.5 – 11.6 – 11.2 – 11.3 – 11.8
当レース過去5年、良馬場平均
12.9 – 11.1 – 11.6 – 11.9 – 11.9 – 11.8 – 11.1 – 11.2 – 11.7
序盤は平均ペース、中盤で約1.0秒今回のレースが速くなっている。
そして上りは、さほど遅くなることもなく、34.3秒でまとめている。
平均 – 速い – 平均
というペース配分なので、走破タイムも平均よりも0.5秒ほど速くなっている。
ペース的には中盤チョイ速くらいのラップだが、遅くなっているラップは一度もないので、スピード持久力系の能力が試されたレースと言える。
レース回顧
アエロリットが逃げるなら、このくらいのラップになるということはある程度想像は出来た。
スピード持久系のレースでも強さを発揮するダノンキングリーが、このような展開でも優位に立つのは分かっていたが、スタートで出遅れながらもこのペースで勝ち切った。
おまけに2着馬には1 1/4馬身つけたことは、あらためてこの馬、この世代の強さを証明した形になった。
アエロリットの逃げはさすがに安定感十分。
コース、展開、枠順など、条件さえ嵌れば、いつでも勝利は目の前にあるような気がする。
インディチャンプはやはり、58キロの斤量が響いたか?