結果

2023年 6月18日(日)

第28回 マーメイドS(G3・ハンデ)

阪神 芝2000m(内)良

着順 馬名 タイム 位置取り 上がり3F
ビッグリボン 1.58.5 9-9-7-4(後方) 36.2
ウインマイティー 3/4 8-8-12-9(後方) 36.1
ホウオウエミーズ 1  1/2 13-13-10-11(後方) 36.4

レースの上り:36.5


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8 Lap9 Lap10
今走 1.58.5 36.5 12.3 10.2 11.3 11.7 11.8 12.3 12.4 12.1 12.1 12.3
過去平均 1.59.52 35.3 12.5 10.9 12.3 12.3 12.1 12.3 11.9 11.6 11.5 12.2
1.2 -0.2 -0.7 -1.0 -0.6 -0.3 0.0 0.5 0.5 0.6 0.1

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

序盤から中盤にかけて前の3頭がやりあったためにペースは自ずと速くなった。

この3頭から離れること5馬身くらいでさらに4頭が集団になり、そこからまた6~7馬身離れたところに後方集団が追走するといった展開が中盤まで。

中盤からはさすがに前の3頭も落ちついて、2Fほどかなり息を入れたので、ここで後ろの集団も追いついて、残り3Fでは馬群がひとかたまりになった。

前の組はかなりの前傾ラップ、そして後ろの組は後半1000mでもろに脚を使わされる展開になったために、残り3Fからは36.5秒を費やす消耗戦。

こうなると、中盤まで後方集団に控えていた馬が断然有利なかたちだが、ここまでの前傾ラップになれば、力のない軽ハンデ組は全滅。

そこそこの斤量を背負った馬が1~2着を占めたかたち。

ただ、昨日に引き続き時計の出やすい馬場状態だっただけに、上り時計はちょっとかかり過ぎているようには思う。

レベルとしては、牝馬限定のハンデ重賞なりか、それ以下のレベルだろう。


回顧

1着は1番人気のビッグリボン。

道中は後方集団の前目、9番手を追走。

3角あたりで馬群は一団となり、4角は4番手の中ほどで直線。

直線は馬場の4分どころから追い上げに入り、坂下で先頭に立つと、ウインマイティーとの追い比べを制してゴール。

手薄な相手関係の中、相手はほぼウインマイティー一頭だったが、ハンデの差と位置取りで辛くも勝利。

 

2着は3番人気のウインマイティー。

道中は後方集団の先頭、8番手を追走。

3角手前で、外目を回っていたためコーナーワークで順位を下げて、3角では12番手、そして4角は9番手の大外で直線。

直線は馬群の大外から追い上げに入り、先に抜け出した勝ち馬に馬体を併せての追い比べ。

しかしゴール前で少し甘くなっての2着。

この馬にはそぐわないペースだったが、道中の位置取りが後ろになったことでチャンスが巡ってきた。

いずれにしても相手関係が弱すぎたので何とかなった感じ。

結果的には斤量と位置取りの差の2着だが、位置取りはもう少し何とかなったのでは? とは思う。

ウインマイティーの分析

 

3着は10番人気のホウオウエミーズ。

道中は後方集団の一番後ろ13番手の内を追走。

4角は11番手の内で直線に向き、直線は勝ち馬の直後から追い上げに入り、あとはジリジリの脚を伸ばしての3着。

展開が消耗戦だけに、道中後方の内々を回って距離ロスを防いだのが良かったのだろう。

ホウオウエミーズの分析

 

2番人気のストーリアは7着。

道中は後方集団の中ほど、9番手を追走。

4角も9番手あたりで直線に向くが、直線では伸びを欠いた。

4角で挟まれてブレーキを踏んで、位置取りを下げた不利はあったが、直線はまったく伸びなかった。

長くいい脚は使えなかったということだろう。