結果
2022年 5月7日(土)
第70回 京都新聞杯(G2)
中京 芝2200m 良
着順 | 馬名 | タイム | 着差 | 位置取り | 上がり3F |
① | アスクワイルドモア | 2.09.5 | レコード | 9-8-9-6(中団後ろ) | 35.2 |
② | ヴェローナシチー | 2.09.6 | 1/2 | 11-11-6-3(後方) | 35.4 |
③ | ボルドグフーシュ | 2.09.8 | 1 1/4 | 12-12-12-12(後方) | 35.0 |
レースの上り:35.6
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | Lap9 | Lap10 | Lap11 | |
今走 | 2.09.5 | 35.6 | 12.5 | 10.9 | 10.6 | 12.1 | 12.1 | 12.1 | 11.8 | 11.8 | 11.8 | 11.7 | 12.1 |
昨年 | 2.11.2 | 36.1 | 12.7 | 11.1 | 11.3 | 12.7 | 12.1 | 12.3 | 11.4 | 11.5 | 11.5 | 12.0 | 12.6 |
差 | -0.5 | -0.2 | -0.2 | -0.7 | -0.6 | 0.0 | -0.2 | 0.4 | 0.3 | 0.3 | -0.3 | -0.5 |
比較対象が昨年の1鞍しかないので、ラップタイムだけを見ての分析になるが、
上りが続くレース前半を一貫して12.1秒のラップで走破し、向正面半ばからの下りに入って、さらに息つく暇もなく11.8秒のラップを連発。
直線坂の上りではさらに加速して11.7秒。ラスト1Fはかかったと言っても12.1秒。
開幕週の馬場で、速い馬場であることは承知のうえで、これはかなりのスタミナ、底力が要求されるレースだったと言そう。
回顧
1着は8番人気のアスクワイルドモア。
道中は中団の後ろ、8~9番手の内ぴったり。
3~4角で順位を上げて、4角は6番手の内で直線。
直線は進路を外に取って(この斜行でジョッキーはペナルティを追っている)追い上げに入り、坂の上りで先頭を射程圏に捉えると、坂の頂上では先頭のヴェローナシチーに並びかけ、ヴェローナシチーの抵抗を、ゴール前で振り切ってゴール。
終始内々の最短コースを通っていたとはいえ、道中のラップはそこそこ速く、自身の上りも35.2秒でまとめているなら及第点だろう。
3~4角で早めに動いて行ったのがよかった。
⇒アスクワイルドモアの分析
2着は7番人気のヴェローナシチー。
レース前半は後方の11番手を追走。
しかし向う正面の残り1000mを切ったあたりから進出を開始して、3角は6番手の外、4角は3番手の大外を回して直線入口ではすでに先頭。
直線は馬群の外目から追い出してきて、坂の上りでもその脚は衰えず、坂を上って残り200mからアスクワイルドモアに並びかけられるも、必死の抵抗で食い下がるが、ゴール前半馬身及ばずの2着。
道中の速いラップの中、残り1000mから脚を使い始めて、終始外々を回りながら、ゴール前まで見せ場を作った。
並みはずれたスタミナと底力。
もしかするとこの馬が一番強い競馬をしていたのかもしれない。
3着は5番人気のボルドグフーシュ。
道中は最後方12番手を追走。
4角も12番手の大外で直線に向き、直線は馬群の大外から追い上げてくるが、0.3差の3着まで。
よく追い込んではきたが、この展開で最後方からなら、差し切らないと意味がない。
1番人気のブラックブロッサムは5着。
道中は先団3番手。
4角も先団3番手の外で直線に向き、坂の上りまでは先頭争いに加わってはいたが、坂を上りきってからは脚色が鈍った。
この流れだと、並みの馬ならこうなる。
0.8差の5着なら頑張った方ではないか。
2番人気のポッドボレットは12着。
道中は4~5番手の外目を追走。
4角は6番手の外で直線に向くが、直線では早々に一杯かげん。
道中外々を回ってこの流れ、殿負けも致し方ない。
3番人気のリアドは7着。
道中は中団の前目、4~5番手を追走。
4角は中団6番手で直線に向くが、このあたりでアスクワイルドモアが外へ大きく進路を変えたあおりを受けて弾かれる格好。
直線では立て直して追い上げてはくるが、1.1差の7着まで。
不利がなくても大勢に影響はなかった感じ。