フィデルのキャリアはまだ2戦だけなので、近走のみを振り返る。
フィデルのここまでの走り
21/7/4 2歳新馬
小倉 芝1800m 良
着順:1着(1.50.7・-0.2差)
騎手:川田将雅(54キロ)
道中は中位の4番手追走。
3角を過ぎて楽な手応えで進出を開始し、4角では先頭に並びかけて直線へ。
直線は残り150mあたりで抜け出して先頭、あとは余裕の手応えで1馬身差のゴール。
強い勝ち方に見えるがタイムは平凡。
道中のペースも緩く、相手関係に恵まれた勝利と言えなくもない。
21/11/27 京都2歳S(G3)
阪神 芝2000m(内)良
着順:3着(2.03.4・0.1差)
騎手:川田将雅(55キロ)
道中は3番手追走。
4角では先頭に並びかける勢いで直線に向く。
直線では逃げ粘るビーアストニッシドとの追い比べだが、坂の上りで遅れをとる。
同時に外から追い上げて来たジャスティンロックにも交わされて、ゴール前再度ビーアストニッシドに迫るもハナ差の3着。
道中は決して速い流れではなかったにも関わらず、後方から追い込んで来た勝ち馬に交わされて、逃げ粘るビーアストニッシドを捉えることも出来なかった。
坂で脚色が鈍ったような印象も残った。
フィデルの脚質
先行押し切りが合ってそうだが、この先押し切っていけるかどうか?
フィデルの血統背景
父はハーツクライ(サンデー系/有馬記念、ドバイシーマクラシック、日本ダービー2着、宝塚記念2着)。
母の父はバーンスタイン(ND系ストームキャット)。
バーンスタインは欧州で走り、芝の短距離で活躍。産駒には2007年の「朝日杯FS」を勝ったゴスホークケンがいる。
次走、ホープフルS(G1)に向けて
次走は12月28日(火)、中山競馬場 芝2000mで行われる「ホープフルS(G1)」。
ここまでの走りを見る限りでは、まだこのクラスでは厳しそう。