結果
2024年 5月5日(日)
第29回 NHKマイルカップ(G1)
東京競馬場 芝1600m 良
着順 | 馬名 | タイム | 位置取り | 上がり3F |
① | ジャンタルマンタル | 1.32.4 | 3-3(先行) | 33.9 |
② | アスコリピチェーノ | 5-3(中団前) | 34.2 | |
③ | ロジリオン | 8-6(中団) | 34.0 |
レースの上り:34.1
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | |
今走 | 1.32.4 | 34.1 | 12.3 | 10.7 | 11.3 | 12.0 | 12.0 | 11.4 | 11.2 | 11.5 |
過去平均 | 1.32.32 | 34.7 | 12.2 | 10.5 | 11.4 | 11.8 | 11.8 | 11.3 | 11.4 | 12.0 |
差 | -0.6 | 0.1 | 0.2 | -0.1 | 0.2 | 0.2 | 0.1 | -0.2 | -0.5 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))
中盤で12秒台のラップが2回連続。
その分上りは速く34.1秒。
中だるみのスロー。
こんな展開で、人気馬2頭が前々からの競馬をしたのだから、差し馬が届くはずもない。
2着馬は不利がなければおそらく勝ち馬に僅差、もしくは僅差の勝ち?
2馬身半離された3着以降とは明らかに力の差がある。
レベル的にはそれほどでもないレースとなったが、上位2頭の抜きんでた力はしっかりと確認できた。
回顧
1着は2番人気のジャンタルマンタル。
外枠16番から好発を決めて、道中は先団4番手の外目、内にアスコリピチェーノを見るポジション。
4角は3番手の中ほどで直線に向き、直線は内にアスコリピチェーノを置きながら抜群の手応えで坂の上り。
アスコリピチェーノが内を突いて抜け出そうとした瞬間にジャンタルマンタルもゴーサイン。
前が詰まったアスコリピチェーノを尻目に、残り200mの手前あたりで先頭に立つと、あとは突き抜けてゴール。
坂下ではアスコリピチェーノをうまく内に閉じ込めた格好。
アスコリピチェーノがもたつく間に、しっかりと抜け出しての快勝。
騎手の手腕に馬も応えた。
⇒ジャンタルマンタルの分析
2着は1番人気のアスコリピチェーノ。
道中は外にジャンタルマンタルを見るかたちの5番手追走。
4角は3番手で直線に向き、外のジャンタルマンタルと並走状態で坂の上りまで来るが、前は壁、外にはジャンタルマンタルが蓋をして、ポジション的にはちょっと窮屈。
坂の上りで内を突いて、なんとか前をこじ開けようと試みるがダメ。
一旦ブレーキを引いて、何とか開いたスペースから再度追い出し。
しかしこの間にジャンタルマンタルには先に抜け出されて、懸命の追走も2馬身半及ばず。
あの不利がすべてだろう。
不利がなければ勝ち馬と接戦になっていたことは想像に難くない。
今回は運がなかっただけで、勝ち馬との力の差はないだろう。
⇒アスコリピチェーノの分析
3着は10番人気のロジリオン。
道中は中団8番手、1、2馬の直後を追走。
4角6番手で直線に向き、直線も1、2馬を前に見るかたちで追走、ジャンタルマンタルが追い上げに入ると、この馬もそれに続こうとするが、その差は開くばかり。
ゴール前では立て直してきたアスコリピチェーノにクビ差すくわれての3着。
この馬の場合は、勝ち馬との2馬身半の着差が、そのまま力の差ということだろう。
3番人気のボンドガールは17着。
序盤は2番手の最内から、中盤は3番手の最内、4角も3番手の最内で直線。
直線は馬場の最内から追い上げに入るが、坂の上りでアスコリピチェーノが内を突いたあおりを食って挟まれる不利。
そこからやる気を失ったか、どんどん後退して行った。
あの不利がなければ、そのまま内から伸びて行ったのか?
上手くいけば3着はあったかもしれないが・・・。