結果

2024年 3月30日(土)

第56回 ダービー卿チャレンジT(G3・ハンデ)

中山競馬場 芝1600m(外)稍重

着順 馬名 タイム 位置取り 上がり3F
パラレルヴィジョン 1.32.9 2-2-2(先行) 34.0
エエヤン 3/4 2-1-1(逃げ) 35.2
アスクコンナモンダ 1 1/2 12-9-7(中団) 33.9

レースの上り:35.1


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8
今走 1.32.9 35.1 12.7 11.5 11.3 11.3 11.0 11.4 11.4 12.3
過去平均 1.32.52 35.1 12.2 11.0 11.2 11.3 11.6 11.6 11.7 11.8
0.0 0.5 0.5 0.1 0.0 -0.6 -0.2 -0.3 0.5

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

馬場は稍重だが、Bコース替わりの初日だけあって、時計がかかるという感じではない。

そんな中、序盤はかなりゆっくり入って、この緩い流れを嫌ったエエヤンが向正面で先頭に立って、そこからグングンと差を広げて大逃げ状態。

4角では後続に7~8馬身の差をつけて直線。

エエヤンは直線でもゴール前まで粘っていたが、ゴール前で道中2番手にいたパラレルヴィジョンに交わされた。

レースの上りは35.1秒だが、道中2番手のパラレルヴィジョンが1着なので、エエヤンを除いて見てみると、レースの上りは34.0秒ということになる。

逃げたエエヤンは底力とパワーを存分に発揮、後続の馬にとってはスローの上り勝負、前有利の競馬となった。


回顧

1着は2番人気のパラレルヴィジョン。

道中は逃げ馬から大きく離れた2番手を追走。

4角も先頭に7~8馬身差の2番手で直線に向くが、直線は逃げるエエヤンをグイグイと追い上げて、坂の上りで射程圏に捉えると、ゴール前で3/4馬身先んじてゴール。

道中スローの2番手は絶好のポジション。

緩い流れで脚もしっかりと溜まった。

パラレルヴィジョンの分析

 

2着は8番人気のエエヤン。

序盤は2番手から、2角あたりで先頭に立つと、そこからグイグイと加速して大逃げのかたち。

4角も7~8馬身差で直線に向き、直線も坂を上り切るあたりまでは粘っていたが、ゴール前は勝ち馬のキレに屈した。

近走結果が出ていなかったが、ここにきて思い切った戦法に出た。

4角7~8馬身差から、最後の最後で交わされるあたり、ラスト1Fでもう少しSPを持続させたい。

逆に馬場がもう少し渋っていれば、1着もあったかもしれない。

エエヤンの分析

 

3着は5番人気のアスクコンナモンダ。

道中は中団の後ろ、12番手の最内。

4角は7番手の内目で直線に向いて、直線は馬場の2分どころから追い上げに入り、そこそこの伸びを見せて3着確保。

道中経済コースから、4角から直線も内目からの追い上げがハマった。

もう少し先頭を追い詰めないと評価は難しい。

 

1番人気のディオは11着。

道中は先団4~5番手の外。

4角は7番手の大外を回して直線に向くが、直線では伸びを欠いた。

道中、そして4角と、かなり外目を回った距離ロスはあっただろうが、まだまだ力不足の感も否めない。

この馬の57.5キロのハンデも、少し見込まれすぎの感あり。

 

3番人気のニシノスーベニアは4着。

道中は中団の後ろ、9番手の外目。

4角は7番手の内目で直線に向き、直線は馬場の2分どころから追い上げに入り、坂の上りで前に迫ったが、0.4差の4着。

昇級初戦としてはまずまずの走り。