ハーパーのキャリアはまだ浅いので、近走のみを振り返る。

ハーパーの近走

23/2/11 クイーンC(G3)

東京 芝1600m 稍重

着順:1着(1.33.1・クビ差)

騎手:川田将雅(54キロ)

道中は中団のやや前目、6番手を追走。

4角は5番手の内目で直線に向き、直線は馬群の真ん中に進路を取って追い上げに入り、坂の上りで先頭に並びかけると、最後の200mは三つ巴の接戦をクビ差抜け出してゴール。

初めての長距離輸送で馬体重は12キロ減っていたようだが、関係なかった。

未勝利戦からの重賞初勝利。

スピードの持続力、スタミナで勝負する馬のように見えた。

2023年 クイーンカップ(G3)のラップ分析&回顧

23/4/9 桜花賞(G1)

阪神 芝1600m(外)良

着順:4着(1.32.6・0.5差)

騎手:ルメール(55キロ)

道中は中団の前、6番手の外目を追走。

4角は6番手の中ほどで直線に向き、直線は馬場の3分どころから追い上げを計り、ジワジワと伸びてはきているが、前3頭に迫るところまでは遠かった。

現状では、前の3頭とは力の差がありそう。

速い時計に難があるのか?

鞍上は距離延長を進言しているが、どうか?

2023年 桜花賞(G1)のラップ分析&回顧

23/5/21 優駿牝馬(オークス)(G1)

東京 芝2400m 良

着順:2着(2.24.1・1.0差)

騎手:ルメール(55キロ)

道中は中団8番手。

前にリバティアイランドを見るポジションで追走。

4角も8番手で直線に向き、前にリバティアイランドを置いて勝機を窺うが、手応えが明らかに違う。

坂の上りでその差をグングンと開けられるが、この馬なりには伸びてきて2着は確保。

勝ち馬との力の差は歴然。

6馬身離されてしまっては、この2着はあまり評価できない。

ひと夏超して、成長力を示せるか?

2023年 優駿牝馬(オークス・G1)のラップ分析&回顧

23/10/15 秋華賞(G1)

京都 芝2000m(内)稍重

着順:3着(2.01.6・0.5差)

騎手:ルメール(55キロ)

道中は中団の前、4、5番手を追走。

4角も5番手で直線に向くと、直線は馬場の内目から追い上げに入り、ジワジワとは伸びてはいたが、勝ち馬の脚とは比べるまでもなかった。

2着馬に2馬身半あけられての3着。4、5着馬にはハナ-クビ差。

3着馬以下は力の差はあまりない印象。

2023年 秋華賞(G1)のラップ分析&回顧

23/11/12 エリザベス女王杯(G1)

京都 芝2200m(外)良

着順:3着(2.12.8・0.2差)

騎手:川田将雅(54キロ)

道中は中団の前、3番手の内を追走。

4角も3番手の内で直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げに入るが、早々に1、2着馬に交わされた。

しかしそこからはズルズルとは後退せず、地味に伸びて3着は確保。

持続力、スタミナはある馬だが、キレとなるといまいち。

そこらへんが出たレースだろう。

道中は中団の前、3番手の内を追走。

4角も3番手の内で直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げに入るが、早々に1、2着馬に交わされた。

しかしそこからはズルズルとは後退せず、地味に伸びて3着は確保。

持続力、スタミナはある馬だが、キレとなるといまいち。

そこらへんが出たレースだろう。

2023年 エリザベス女王杯(G1)のラップ分析&回顧

23/12/24 有馬記念(G1)

中山 芝2500m(内)良

着順:9着(2.31.6・0.7差)

騎手:岩田望来(54キロ)

道中は中団の前5番手を追走。

勝負所の3角手前で他馬と一緒に上がって行って、3角2番手、4角3番手で直線に向くが、坂の上りで失速気味。

距離が少し長いのかもしれないが、3歳牝馬としてはよく走った方だろう。

2023年 有馬記念(G1)のラップ分析&回顧

24/3/31 大阪杯(G1)

阪神 芝2000m(内)良

着順:13着(1.59.5・1.3差)

騎手:岩田望来(56キロ)

道中中団から、4角は9番手の外で直線に向くが、直線では見せ場なし。

この流れでは持たないようす。

まだまだこのクラスでは力不足。

2024年 大阪杯(G1)のラップ分析&回顧


ハーパーの脚質

先行脚質、中団からの差し。

道中前々で折り合いをつけて、直線で抜け出してくる競馬。

終いを生かすというよりは、前々、もしくは好位から粘り込みを計る競馬がよさそう。

SP持続系の走りだが、現状で好走できているのは緩い流れのときだけ。

適距離は中距離あたりか?


ハーパーの血統背景

父はハーツクライ(サンデー系/有馬記念、ドバイシーマクラシック)。

母の父はジャンプスタート(ナスルーラ系ボールドルーラー)。

ジャンプスタートは米国で走り、ダートの短距離~中距離で活躍した。

半姉にヴァレーデラルナ(JBC Lクラシック)。

 

⇒その他、2024年 大阪杯(G1)の出走馬を分析