オオバンブルマイのキャリアはまだ浅いので、近走のみを振り返る。
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オオバンブルマイの近走
22/11/5 京王杯2歳S(G2)
東京 芝1400m 良
着順:1着(1.20.9・-0.2差)
騎手:横山武史(55キロ)
道中は先団4番手から、4角も4番手の最内で直線に向き、直線は抜群の手ごたえで坂を迎え、坂の上りで内が開かないと見るや進路を外に取って追い出しにかかると、ジワジワ伸びて前を追い詰め、ゴール前でしっかり差し切ってのゴール。
このレースにしてみればそこそこ速い流れを前々で追走し、最後はしっかりと差し切ったあたり、SPの持続力と瞬発力の双方で期待が持てる。
レコードに0.1差迫る走破時計も優秀。
22/12/18 朝日杯FS(G1)
阪神 芝1600m(外)良
着順:7着(1.34.5・0.6差)
騎手:ルメール(55キロ)
スタートで出遅れて道中は後方15番手の追走。
4角も後方14番手で直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げに入り、そこそこの脚で伸びてはくるが、0.6差の7着まで。
出遅れが痛かった。
終いの脚は持ってはいるが、後方一気という脚ではないだけに、今回は出遅れがすべて。
⇒2022年 朝日杯フューチュリティS (G1)のラップ分析&回顧
23/4/15 アーリントンC(G3)
阪神 芝1600m(外)良
着順:1着(1.33.9・頭差)
騎手:武豊(56キロ)
道中は中団のやや前、7番手を追走。
4角も7番手の中ほどで直線に向き、直線は馬群の外目に進路を取って追い上げに入り、坂下ではまだ4~5馬身あった差を、坂の上りで一気に詰めて、ゴール前で頭差抜け出してゴールした。
先団の人気馬が大逃げの逃げ馬を捉えようとして早仕掛けになった分、中団で脚を溜めていたこの馬に展開が向いた印象はあるが、終いは確実に繰り出してきた
前走は出遅れて7着に沈んだが、五分のスタートさえ切れれば、その末脚は確実。
23/5/7 NHKマイルC(G1)
東京 芝1600m 稍重
着順:3着(1.34.0・0.2差)
騎手:武豊(57キロ)
道中は後方15番手。
4角も15番手の外で直線に向き、直線は馬群の大外から追い上げに入り、坂の上りで先頭を射程圏に捉えるが、坂を上から脚色が鈍り、最後はウンブライルに交わされての3着。
この馬の場合、ポジションはもう少し前で、SPの持続力を生かしながらの差し脚の方がよさそうな感じ。
オオバンブルマイの脚質
好位、もしくは中団からの差し脚。
前目にポジションを取って、SPの持続力を生かしながら、終いの脚はしっかり伸びる。
SP持続力、瞬発力ともにそこそこ優秀。
ただし、ポジションが後方になると、直線で一気にまとめて交わしてくるような鬼脚はなさそう。
なので、スローの瞬発力勝負になれば、キレ負けする可能性もある。
オオバンブルマイの血統背景
父はディスクリートキャット(ND系ストームキャット)。
ディスクリートキャットは米国、ドバイで走り、ダートG1を1勝。主要距離はダートの1400~1600mあたり。
母の父はディープインパクト(サンデー系/牡馬三冠、春天、宝塚記念、ジャパンカップ、有馬記念)。
近親にダコール(新潟大賞典)、ビアンフェ(函館2歳S、函館SS)。