2024年10月6日【京都大賞典】終了時点までのデータや実際の走りをもとに、プラダリアの好走パターンを分析。
Contents
- 1 プラダリアの距離適性
- 2 プラダリアの脚質
- 3 プラダリアのコース適正
- 4 プラダリアの持ち時計(ベストタイム)
- 5 プラダリアの重馬場適正
- 6 プラダリアの鉄砲実績(休み明け)
- 7 プラダリアのローテーション適正
- 8 プラダリアの枠順適正
- 9 プラダリアの斤量別着度数
- 10 プラダリアの季節別着度数
- 11 プラダリアの好走体重
- 12 プラダリアの血統背景
- 13 プラダリアの近走
- 13.1 22/3/19 3歳未勝利
- 13.2 22/4/30 青葉賞(G2)
- 13.3 22/5/29 日本ダービー(G1)
- 13.4 22/9/25 神戸新聞杯(G2)
- 13.5 22/10/23 菊花賞(G1)
- 13.6 23/1/15 日経新春杯(G2・ハンデ)
- 13.7 23/2/12 京都記念(G2)
- 13.8 23/5/28 目黒記念(G2・ハンデ)
- 13.9 23/6/25 宝塚記念(G1)
- 13.10 23/9/3 新潟記念(G3・ハンデ)
- 13.11 23/10/9 京都大賞典(G2)
- 13.12 23/12/24 有馬記念(G1)
- 13.13 24/2/11 京都記念(G2)
- 13.14 24/3/31 大阪杯(G1)
- 13.15 24/6/23 宝塚記念(G1)
- 13.16 24/10/06 京都大賞典(G2)
プラダリアの距離適性
プラダリアはこれまでに芝2000m~芝3000mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝2000m(0-2-0-2)
- 芝2200m(1-0-2-3)
- 芝2400m(3-0-0-2)
- 芝2500m(0-0-0-2)
- 芝3000m(0-0-0-1)
2000mよりはそれ以上、2200m、2400mあたりで。
プラダリアの脚質
中団やや前目にポジションを取って、直線で粘ってくる競馬。
道中11秒台のラップが続くと忙しいので、道中12秒台のラップも混じる長めの距離が向いている。
終いの脚はあまりキレないので、速い上りや、スローの切れ味勝負には不向き。
前目の位置取りから持続力、スタミナをいかした競馬、底力を要する展開が得意。
上り時計はかかった方がいいだろう。
調教の動きがレースに直結する馬らしい。
調教情報には注意。
プラダリアのコース適正
プラダリアの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 札幌(未)
- 函館(未)
- 福島(未)
- 新潟(0-0-0-1)
- 東京(1-0-0-2)
- 中山(0-0-0-1)
- 中京(0-2-1-1)
- 京都(2-0-0-2)
- 阪神(1-0-1-3)
- 小倉(未)
基本的に東海、関西圏がよさそう。
プラダリアの持ち時計(ベストタイム)
プラダリアの持ち時計は次の通り;
- 芝2000m:1.58.6 6着(阪神)
- 芝2200m:2.11.5 3着(阪神)
- 芝2400m:2.22.8 5着(東京)
- 芝2500m:2.31.1 5着(東京)
- 芝3000m:3.03.6 7着(阪神)
速い時計は、前傾ラップのスタミナ勝負になれば浮上してくる。
プラダリアの重馬場適正
プラダリアの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(0-0-1-0)
- 重(2-0-0-1)
- 不良(未)
道悪は走る。
プラダリアの鉄砲実績(休み明け)
プラダリアの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(0-0-1-6)
叩いてからは;
- 2戦目(2-0-1-2)
- 3戦目(0-0-0-1)
- 4戦目(未)
- 5戦目~(未)
基本叩いてからか。
プラダリアのローテーション適正
- 連闘(未)
- 中1~2週(0-1-0-0)
- 中3~5週(2-0-1-3)
- 中6~8週(2-0-0-1)
プラダリアの枠順適正
プラダリアの馬番別着度数は;
- 1~4番(3-2-0-1)
- 5~9番(1-0-1-6)
- 10~14番(0-0-1-3)
- 15~18番(未)
プラダリアの斤量別着度数
- 56キロ(2-2-1-1)
- 57キロ(1-0-1-4)
- 58キロ(1-0-0-4)
プラダリアの季節別着度数
- 12~2月(冬):(1-2-2-1)
- 3~5月(春):(2-0-0-3)
- 6~8月(夏):(0-0-0-2)
- 9~11月(秋):(1-0-0-4)
プラダリアの好走体重
3着以内の体重は;
- 452~470キロ
プラダリアの血統背景
父はディープインパクト(サンデー系/牡馬三冠、春天、宝塚記念、ジャパンカップ、有馬記念)。
母の父はクロフネ(ND系ヴァイスリージェント/NHKマイルC、ジャパンカップダート)。
プラダリアの近走
22/3/19 3歳未勝利
阪神 芝2400m(外)重
着順:1着(2.29.0・-1.1差)
騎手:池添謙一(56キロ)
道中は中団7~8番手を追走。
3~4角で順位を押し上げ、4角は6番手の外で直線。
直線は馬群の外目から追い上げに入ると、残り300m付近であっさり先頭に立つと、あとは後続を引き離す一方。
7馬身差の圧勝。
重馬場といっても、馬場コンディションはそれほど悪くはなかった感じ。
走破時計も目を剥くほど速くはない。
この馬が強いのか、他が弱すぎるのか、ちょっと判断がつかない。
22/4/30 青葉賞(G2)
東京 芝2400m 良
着順:1着(2.24.2・-0.1差)
騎手:池添謙一(56キロ)
道中は中団馬群の前、5番手の最内。
4角も中団馬群の前、5番手の最内で直線に向くと、直線は坂を上りきったあたりで、前で粘るロードレゼルを捉えてゴール。
前走未勝利勝ちの馬がこのレースを制するのは、過去20年を遡っても初めて。
この馬が強いのか? レースのレベルが低いのか?
真の力が計れないまま本番へ。
22/5/29 日本ダービー(G1)
東京 芝2400m 良
着順:5着(2.22.8・0.9差)
騎手:池添謙一(57キロ)
【レース前短評】
2連勝できているが、強いのか弱いのかよく分からない馬。
同じ「青葉賞」組なら、もう一頭の方を推したい。
【結果】
道中は中団前目5~6番手の内目。
4角も5番手の内目で直線に向き、直線は馬群の内目から追い上げに入り、最後まで先頭集団に食らいついて5着を確保。
現時点では、前の4頭とは力の差がありそうだが、能力はそこそこ高そう。
⇒2022年 東京優駿(日本ダービー・G1)のラップ分析&回顧
22/9/25 神戸新聞杯(G2)
中京 芝2200m 良
着順:8着(2.12.2・1.1差)
騎手:池添謙一(56キロ)
【レース前短評】
前走はなかなか良い内容。
力量的には中心になるだろう。
【結果】
スタートで出遅れがあり、道中は中団7~8番手。
4角は7番手で直線に向き、直線は馬群の中ほどから追い上げに入り、坂の上りでは一瞬伸びかけたように見えたが、長くは続かずに8着まで。
力を出し切っているとは思えない走り。
叩いてからか。
22/10/23 菊花賞(G1)
阪神 芝3000m(内)良
着順:7着(3.03.6・1.2差)
騎手:池添謙一(57キロ)
【レース前寸評】
前走はキャリアで初めての休み明け。
叩き2走目でどこまで変わってこられるか?
【結果】
道中は中団から、3~4角の勝負どころではちょっともたついていた感じ。
4角は12番手の外で直線に向くが、直線では順位を少し上げただけ。
結局「ダービー」と同じような着差と着順。
これが現状の力だろう。
23/1/15 日経新春杯(G2・ハンデ)
中京 芝2200m 稍重
着順:3着(2.14.3・0.1差)
騎手:松山弘平(56キロ)
序盤は中団の前、5番手の外を追走。
中盤あたりからは外々を回った影響で中団まで順位を落としていたが、3~4角でスパートして行って、4角は10番手の大外で直線。
直線は馬群の大外からヴェルトライゼンデめがけて伸びてはくるが、0.1差の3着まで。
おそらく道中はかなり外目を走っていて、相当な距離ロスもあったと思う。
それでいてこの3着は、明け4歳がそこそこの成長を見せつけた3着だったのではないか。
位置取りがもう少し前目なら、勝ち負けも微妙だったはず。
23/2/12 京都記念(G2)
阪神 芝2200m(内)良
着順:3着(2.11.5・0.6差)
騎手:池添謙一(57キロ)
道中は中団の前、5番手の外を追走。
3~4角で外を回して順位を上げて、4角は2番手で直線。
直線はゴール前までは2番手で踏ん張っていたが、ゴール前で2着馬にクビ差交わされての3着。
道中通ったコースと斤量を考えると、2着馬とは力の差はないどころか、それ以上のような印象も受ける。
同じ4歳で斤量が1キロ重いドウデュースにこれだけ離されたのは展開が向かなかったせいだろう。
スローの切れ味勝負よりも、タフな競馬が合ってそう。
23/5/28 目黒記念(G2・ハンデ)
東京 芝2500m 良
着順:5着(2.31.1・0.3差)
騎手:池添謙一(57キロ)
道中は中団のやや前目、8~9番手あたりを追走。
4角は7番手で直線に向いて、直線は馬場の3~4分どころから追い上げを計り、坂の上りでは良い感じで伸びてはきたが、最後の100mくらいで少し甘くなった。
この馬はキレがイマイチなので、もう少し前々で競馬をした方が力が出せると思う。
中団からなら、上りが35秒を超えてこないと厳しい。
23/6/25 宝塚記念(G1)
阪神 芝2200m(内)良
着順:6着(2.11.6・0.4差)
騎手:菱田裕二(58キロ)
道中は中団のやや後ろ、10番手あたりを追走。
4角は12番手の内目で直線に向き、直線は馬場の3分どころから追い上げてはくるが、0.4差の6着まで。
いつもより位置取りが少し後ろ寄りになったと思うが、今回はそれが奏功した感じ。
キレる馬ではないので、最後はあれが精いっぱいだろうが、しっかりと脚を使って伸びていた。
23/9/3 新潟記念(G3・ハンデ)
新潟 芝2000m(外)良
着順:4着(1.59.3・0.3差)
騎手:池添謙一(57キロ)
道中は中団の前、6番手の外を追走。
4角は6番手の大外で直線に向き、直線は馬群の大外から追い上げに入り、残り400~200mでは先頭を捉えるかの勢いがあったが、残り200mを切ってやや失速気味に。
もともと瞬発力よりも持続力で勝負したい馬だけに、上り勝負ではやや後手に回ったのかも。
また、外枠から終始外々を回った距離ロスも不利にはなったはず。
決して悪い内容ではない。
23/10/9 京都大賞典(G2)
京都 芝2400m(外)重
着順:1着(2.25.3・クビ差)
騎手:池添謙一(57キロ)
道中は先団3番手の最内を追走。
4角は2番手の最内で直線に向くと、直線は逃げ粘るアフリカンゴールドを懸命に追うが、なかなか交わせず。
しかし残り100mあたりで、ボッケリーニと併せ馬の状態で伸びてきてこれを交わすと、ゴール前はクビ差でボッケリーニを制して1着。
上りが速くならない持続力、底力勝負に、道悪適性も向いた感じ。
いつもと違って、前目にポジションを取ったのもよかった。
23/12/24 有馬記念(G1)
中山 芝2500m(内)良
着順:14着(2.31.9・1.0差)
騎手:ムルザバエフ(58キロ)
道中は先団3番手追走。
4角も3番手で直線に向くが、直線では坂の上りで一杯気味。
もう少しやれても良い馬だが、走破時計が速すぎた?
24/2/11 京都記念(G2)
京都 芝2200m(外)良
着順:1着(2.12.1・-0.1差)
騎手:池添謙一(58キロ)
道中は中団4、5番手。
4角は4番手の外で直線に向いて、直線は内を大きく開けた馬群の大外からべラジオオペラと一緒に伸びてきて、残り200mを切ったあたりで前で粘るバビットを捉えて先頭に立つと、あとは食い下がるべラジオオペラを3/4馬身振り切ってゴール。
SPの持続力、スタミナなど、この馬向きの展開になった。
一番重い58キロの斤量で勝ち切ったことにも意味がある。
24/3/31 大阪杯(G1)
阪神 芝2000m(内)良
着順:6着(1.58.6・0.4差)
騎手:池添謙一(58キロ)
道中は中団の前目、6~7番手の内。
4角も7番手の中で直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げを計るが、伸びずバテず、0.4差の6着まで。
基本的にこのクラスの2000mの流れは向かない。
24/6/23 宝塚記念(G1)
京都 芝2200m(外)重
着順:4着(2.12.4・0.4差)
騎手:池添謙一(58キロ)
道中は先団2番手。
勝負どころの3~4角で、外から早めに来られたことで、押し出されるかたちで4角先頭で直線。
直線も残り200mあたりまでは先頭で踏ん張るが、そこから3頭に交わされての4着。
タフな馬場を前々で踏ん張った。
道中もう少し流れていれば、2,3着はあったかも。
24/10/06 京都大賞典(G2)
京都 芝2400(外)良
着順:7着(2.23.3・0.4差)
騎手:池添謙一(58キロ)
道中は先団3番手。
4角は4番手で直線に向くが、直線では伸びを欠いた。
調教の動きがイマイチだったようで、鞍上のコメントでは、この馬は調教の動きが直結する馬らしい。
まあ、今回はそういうことなのだろう。