ドゥラドーレスのキャリアはまだ浅いので、近走のみを振り返る。
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ドゥラドーレスのここまでの走り
21/11/7 2歳新馬
東京 芝1800m 良
着順:1着(1.48.9・-0.1差)
騎手:丸山元気(55キロ)
スタート出遅れて道中は後方10番手の内。
4角も10番手の内で直線に向くが、直線では馬群に包まれて身動きできない感じ。
坂の上りで進路を外に切り替えて、まともに追い始めたのは残り200mの標識を過ぎたあたり。先頭との差は3~4馬身あっただろうか。
それでも追い出されると強烈な伸び。
ゴール前で前を行くベストフィーリングをしっかり交わしてゴール。
もの凄い脚に見えた。
【期待される能力】
- 瞬発力
22/1/30 セントポーリア賞(3歳1勝クラス)
東京 芝1800m 良
着順:1着(1.45.7・-0.5差)
騎手:戸崎圭太(56キロ)
8頭立ての小頭数。
7枠7番から、ここでも少し出遅れて道中は中位の後ろ、6番手あたり。
3角過ぎ、残り800mから外を回して動いて行き、4角は4番手の外で直線。
直線は馬群の外から追い出しに入り、坂の頂上、残り200mで先頭を捉えると、あとは後続を突き放して3馬身差の圧勝。
外枠から出遅れて、道中は外々を回っていたが、それでもお構いなしの圧勝劇。
走破タイムは1.45.7秒。
開幕週の馬場ではあるが、3歳1勝クラスでこの時計は破格。
瞬発力に加えて、スピードの持続力も期待できそう。
【期待される能力】
- SP持続力
22/3/26 毎日杯(G3)
阪神 芝1800m(外)稍重
着順:3着(1.47.7・0.2差)
騎手:戸崎圭太(56キロ)
1枠1番からスタートは出遅れて、道中は後方寄りの6番手。
4角は7番手で直線に向くが、しばらくは馬群に包まれて進路が取れない。
残り300mあたりで外に進路を取ってからは良い脚で追い上げてはくるが、3着まで。
やはりスタートは遅かった。
良い末脚は持っているが、スタートをどうにかしない限り戦績は安定してこないだろう。
22/6/5 ホンコンジョッキークラブT(2勝クラス)
東京 芝2000m 良
着順:3着(2.01.5・0.2差)
騎手:福永祐一(54キロ)
7頭立ての少頭数。
スタート少し出遅れるが、道中は後ろから3頭目の後方5番手を追走。
4角は4番手の外で直線に向き、直線は馬群の外目から良い脚で追い上げてはくるが、最後は先頭と同じ脚色に。
出遅れが敗因というよりも、今回は道中のペースが緩すぎて前が止まらなかった。
この馬自身もスタートしてからかなり引っかかっていた。
22/8/14 藻岩山特別(2勝クラス)
札幌 芝2000m
着順:1着(2.02.4・-0.4差)
騎手:横山武史(54キロ)
スタート少し出遅れるが、1枠1番だけに大怪我にはならず、道中は中団8番手あたりを追走。
4角は7番手の内目で直線に向くと、直線は馬群の中ほどから追い上げに入り、残り100mで抜け出すと、あとはグンと突き抜けてゴール。
これくらいの位置取りがキープできると、あとは末脚を伸ばすだけ。
快勝。
22/10/23 菊花賞(G1)
阪神 芝3000m(内)良
着順:4着(3.03.4・1.0差)
騎手:横山武史(57キロ)
【レース前寸評】
母方の3代前には、サンデー系の長距離砲ダンスインザダーク。
依然スタートに不安はあるが、スタート五分なら面白い存在。
【結果】
スタート少し出遅れて、道中は中団の後ろ、12番手あたり。
3~4角で外を回して進出を開始して、4角は9番手の外で直線。
直線は前にボルドグフーシュを見るかたちで追い上げを計るが、なかなか伸びきれず。
それでもバテることなく4着は確保。
この馬の場合は、距離が少し長いのだろう。
ドゥラドーレスの脚質
道中控えて終いを生かす競馬。
終いの脚はかなり強烈だが、スタートが遅い馬なので、道中位置取りを悪くすると、届かないこともしばしば。
最大の課題はスタートになるが、そこさえクリアできればいい線行きそう。
ドゥラドーレスの血統背景
父はドゥラメンテ(ミスプロ系キングマンボ/皐月賞、日本ダービー、ドバイシーマクラシック2着、宝塚記念2着)。
代表産駒にタイトルホルダー(菊花賞、春天、宝塚記念)、スターズオンアース(桜花賞、オークス)。
母の父はハービンジャー(ND系デインヒル)。
ハービンジャーは欧州で走り、2010年のキングジョージⅥ世&QES(G1)で勝利。主戦場は芝のクラシックディスタンス。
母方の3代前にはウインドインハーヘア。言わずと知れたディープインパクトの母親。
なのでディープインパクト、ブラックタイドなどとは近親の間柄。