2022年12月10日【中日新聞杯】終了時点までのデータをもとに、ギベオンの好走パターンを分析。(ダート競争は除く)
Contents
- 1 ギベオンの距離適性
- 2 ギベオンの脚質
- 3 ギベオンのコース適正
- 4 ギベオンの持ち時計(ベストタイム)
- 5 ギベオンの重馬場適正
- 6 ギベオンの鉄砲実績(休み明け)
- 7 ギベオンの枠順適正
- 8 ギベオンの季節別着度数
- 9 ギベオンの斤量別着度数
- 10 ギベオンの好走体重
- 11 ギベオンの血統背景
- 12 ギベオンの近走
- 12.1 19/3/30 ダービー卿CT(G3)ハンデ戦
- 12.2 19/6/1 鳴尾記念(G3)
- 12.3 19/10/6 毎日王冠(G2)
- 12.4 19/11/30 チャレンジカップ(G3)
- 12.5 20/1/5 中山金杯(G3)
- 12.6 20/3/15 金鯱賞(G2)
- 12.7 20/5/10 新潟大賞典(G3・ハンデ)
- 12.8 20/6/14 エプソムC(G3)
- 12.9 20/12/12 中日新聞杯(G3・ハンデ)
- 12.10 21/1/30 白富士S(L)
- 12.11 21/3/14 金鯱賞(G2)
- 12.12 21/4/25 マイラーズC(G2)
- 12.13 21/6/6 安田記念(G1)
- 12.14 21/9/5 新潟記念(G3・ハンデ)
- 12.15 22/3/13 金鯱賞(G2)
- 12.16 22/6/4 鳴尾記念(G3)
- 12.17 22/6/26 宝塚記念(G1)
- 12.18 22/7/17 函館記念(G3・ハンデ)
- 12.19 22/12/10 中日新聞杯(G3・ハンデ)
ギベオンの距離適性
ギベオンはこれまでに芝1600m~芝2200mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1600m(0-1-0-3)
- 芝1800m(1-1-0-2)
- 芝2000m(3-0-0-13)
- 芝2200m(0-0-0-2)
芝1600m(0-1-0-3)
3歳G1の「NHKマイルC」でクビ差の2着。
5着に敗れた2019年の「ダービー卿CT(G3)」は、トップハンデの57.5キロを背負って0.3差。
芝1800m(1-1-0-2)
3歳重賞「毎日杯(G3)」で2着。
芝2000m(3-0-0-13)
2018年の「中日新聞杯(G3)」では3歳ながら古馬なみの56キロのハンデを背負って勝利を飾る。
2021年の「金鯱賞(G2)」では、人気薄でまんまと逃げ切って勝利した。
芝2200m(0-0-0-2)
菊花賞トライアル「セントライト記念(G2)」で1.5差の13着。
「宝塚記念(G1)」で1.7差の10着。
ギベオンの適距離
芝1600~2000mが守備範囲。
ギベオンの脚質
ギベオンの好走時の主な脚質は、好位~中団からスピードに乗って押し切る競馬。
瞬発型というよりスピード持続型のような印象。
ただ、大型馬でトップスピードに乗るまでには時間を要するため、スローの瞬発力勝負には向かない。
馬齢を重ねた今でも、上りがちょっとかかってくれば、G3あたりならまだまだやれそう。
ギベオンのコース適正
ギベオンの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 函館(0-0-0-1)
- 新潟(0-0-0-2)
- 東京(1-1-0-4)
- 中山(0-0-0-3)
- 中京(2-0-0-6)
- 阪神(1-1-0-4)
阪神の馬券圏内を外しているレースは内回りコース3鞍に外回りが1鞍。
中山コースでもそうだが、ギベオンはトップスピードに乗るまでには若干時間を要するので、直線は短いより長い方がベター。
ただ、道悪や消耗戦で上りのかかる展開になれば、その限りではない。
あとは右回り(1-1-0-8)に対して左回りは(3-1-0-10)。
勝ち切るには、左回りの方が戦いやすそう。
ギベオンの持ち時計(ベストタイム)
ギベオンの持ち時計は次の通り;
- 芝1600m:1.31.8 7着(0.4差・阪神)
- 芝1800m:1.45.0 7着(0.6差・東京)
- 芝2000m:1.57.9 4着(0.2差・中京)
- 芝2200m:2.11.4 10着(1.7差・阪神)
高速馬場は不向き。
ギベオンの重馬場適正
ギベオンの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(0-0-0-1)
- 重(1-0-0-1)
- 不良(0-0-0-1)
稍重での敗戦は、馬場で負けたと言うよりも、スローの瞬発力勝負に対応できなかっただけだろう。
重馬場の勝利は開幕週のまだ荒れていない重馬場。
本格的な道悪はしんどそう。
ギベオンの鉄砲実績(休み明け)
ギベオンの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(1-0-0-8)
叩いてからは;
- 2戦目(0-0-0-6)
- 3戦目(1-0-0-4)
- 4戦目(0-0-0-1)
- 5戦目~(0-0-0-1)
ギベオンの枠順適正
ギベオンの枠番別着度数は;
- 1~4番(0-0-0-9)
- 5~9番(2-2-0-8)
- 10~14番(1-0-0-1)
- 15~18番(0-0-0-2)
内枠は良くないと言うデータ。
ギベオンの季節別着度数
- 12~2月(冬):(3-0-0-4)
- 3~5月(春):(0-2-0-6)
- 6~8月(夏):(0-0-0-6)
- 9~11月(秋):(0-0-0-4)
ギベオンの斤量別着度数
- 55キロ(1-0-0-0)
- 56キロ(2-1-0-7)
- 57キロ(0-1-0-6)
- 57.5キロ(0-0-0-3)
- 58キロ(0-0-0-2)
- 59キロ(0-0-0-1)
57キロまでか。
ギベオンの好走体重
3着以内の体重は;
- 502~516キロ
ギベオンの血統背景
父はディープインパクト(サンデー系)。
母の父はゴーストザッパー(ND系ヴァイスリージェント)。
ゴーストザッパーは米国で走り、ダートG1を4勝。主戦場はダートの短距離~中距離。
ギベオンの近走
19/3/30 ダービー卿CT(G3)ハンデ戦
中山競馬場 芝1600m 良
着順:5着(0.3差)騎手:蛯名正義(57.5キロ)
先団5~6番手から直線は外に出して先頭を追うが、なかなかその距離は縮まらない。
レースの上りが35.2秒の消耗戦。
ギベオンにとっては得意な展開にはなったが、トップハンデの57.5キロが影響したのだろう。
19/6/1 鳴尾記念(G3)
阪神 芝2000m(内回り)良
着順:4着(0.3差)騎手:福永祐一(56キロ)
スタートで躓いて後方からの競馬になる。
直線は外目から追い上げるが0.3差が精一杯。
スタートの後手さえなければ際どかったかも。
19/10/6 毎日王冠(G2)
東京 芝1800m 良
着順:7着(0.6差)騎手:岩田望来(56キロ)
先団に取り付いて競馬を進めるが、道中順位は浮き沈み。
直線は内を突いてくるが、伸びは一息。
休み明けが堪えたか?
19/11/30 チャレンジカップ(G3)
阪神 芝2000m 良
着順:9着(0.4差)騎手:デットーリ(56キロ)
3Lap目に13秒を刻む明らかなスローペース。
レースの上りも34.4秒。
内回りコースでこの展開だとギベオンは苦しい。
20/1/5 中山金杯(G3)
中山 芝2000m 良 17頭
着順:10着(2.00.0・0.5差)
騎手:フォーリー(57.5キロ)
五分のスタートから中団の前。
4角までは良い感じで追走していたが、直線に入ると伸びて来ない。
そこそこ締まった展開で、ギベオンの得意の展開のはずだが、やはり斤量が重かった。
20/3/15 金鯱賞(G2)
中京 芝2000m 良 12頭
着順:4着(2.02.0・0.4差)
騎手:福永祐一(56キロ)
道中は先団3~4番手。
4角は4番手の最内で直線。
直線入口では少し前が開かずに追い出しが遅れたように見えた。
前が開いてからは伸びては来ているが、スローの瞬発戦には向かないタイプ。
それでも0.4差の4着なら上々。
休み明け、ひと叩きされて次走に期待。
20/5/10 新潟大賞典(G3・ハンデ)
新潟 芝2000m(外)良 16頭
着順:13着(1.59.9・1.3差)
騎手:岩田望来(57.5キロ)
位置取りが中団の後ろあたり。
直線は内を突いて伸びてはくるが、残り1Fで一杯。
そこそこ流れた展開になったので、ラストはトップハンデが応えた感じ。
20/6/14 エプソムC(G3)
東京 芝1800m 不良
着順:11着(1.49.8・2.1差)
騎手:戸崎圭太(57キロ)
道中は中団の前あたり。
4角は4番手で回ってくるが、直線では中ほどで一杯気味。
馬体重が-22キロで500キロを切っていた。
輸送に失敗した可能性もある。
20/12/12 中日新聞杯(G3・ハンデ)
中京 芝2000m 良
着順:14着(2.00.9・0.8差)
騎手:岩田望来(57キロ)
約半年ぶりの休み明けでプラス10キロ。
後方に控えて終いに徹する。
4角15番手から追い上げて来るが、その差は詰まらず。
スローの流れで後ろからではノーチャンス。
21/1/30 白富士S(L)
東京 芝2000m 良
着順:5着(1.59.4・0.4差)
騎手:戸崎圭太(59キロ)
3枠3番から先手を取り、4角も3番手の内で直線。
直線も馬場の内から粘り込んでくるが、0.4差の5着まで。
59キロを背負っていてはここまでだろう。
調子は良さそう。
21/3/14 金鯱賞(G2)
中京 芝2000m 重
着順:1着(2.01.8・クビ差)
騎手:西村淳也(56キロ)
5枠5番からハナを切り、最後の直線も粘りに粘って逃げ切った。
決してスローの楽な逃げと言うことではなかっただろう。
前走から調子の良さはうかがえていた。
重馬場ではあったが、開催二日目の綺麗な馬場も逃げ切りを後押しした感はある。
21/4/25 マイラーズC(G2)
阪神 芝1600m(外)良
着順:7着(1.31.8・0.4差)
騎手:西村淳也(57キロ)
大外16番枠からやや出遅れたが道中は中団7番手。
4角も中団7番手の内目で直線。
直線は馬群の内目を力強く伸びてきて、坂の上りでは先頭を捉えるかの勢い。
しかし、坂を上りきったあたりで失速して7着。
大外枠から出遅れたにしては良く走っている。
それも久々の千六のペースで。
ここ数戦は本当に調子が良さそう。
⇒2021年 読売マイラーズカップ(G2)のラップ分析&回顧
21/6/6 安田記念(G1)
東京 芝1600m 良
着順:9着(1.32.6・0.9差)
騎手:西村淳也(58キロ)
好スタートを切って、道中は好位の5番手を追走。
4角も5番手の内で直線に向き、直線は坂を上りきるあたりまでは何とか先団に食らいついていたが、残り200mからジリジリと後退。
時計も上りもこの馬にとっては速すぎた。
21/9/5 新潟記念(G3・ハンデ)
新潟 芝2000m(外)良
着順:17着(2.01.2・2.8差)
騎手:岩田望来(57.5キロ)
道中は3番手追走。
4角は5番手で直線に向くが、直線は残り300mあたりで完全に失速、大差の殿負けを喫する。
トップハンデでレースの上りが34.4秒ならこうなるのか?
(このあと、ダートの「佐賀記念(G3)」に出走して、5.4差の6着)。
22/3/13 金鯱賞(G2)
中京 芝2000m 良
着順:5着(1.58.0・0.8差)
騎手:西村淳也(57キロ)
道中は2~3番手の最内を追走。
4角も2番手の内で直線に向き、直線は坂の頂上まではなんとか3番手で踏ん張っていたが、残り100mで力尽きた感じ。
それでもこの流れで掲示板は確保している。
調子はよさそう。
22/6/4 鳴尾記念(G3)
中京 芝2000m 良
着順:4着(1.57.9・0.2差)
騎手:西村淳也(56キロ)
道中は3番手の内を追走。
4角も3番手の内で直線に向いて追い上げに入り、坂の途中までは先頭に食らいつき、坂を上りきってからも、外から抜け出してきたヴェルトライゼンデになんとか食らいつき、ゴール前は2着もあるか?という勢いだったが、ゴール前外からの2頭に交わされて惜しい4着。
このクラスでこの距離、そしてこの斤量ならこれくらいは走る馬。
22/6/26 宝塚記念(G1)
阪神 芝2200m(内)良
着順:10着(2.11.4・1.7差)
騎手:西村淳也(58キロ)
外枠17番から道中は中団の前6番手を追走。
3角過ぎて順位を落とし、4角は中団8番手で直線に向くが、直線はかなり内にもたれてキツそうな感じ。
このクラス、この距離でよく頑張った。
22/7/17 函館記念(G3・ハンデ)
函館 芝2000m 重
着順:16着(2.16.9・13.3差)
騎手:池添謙一(57キロ)
道中は3番手追走。
しかし3角手前で急失速。
3角10番手、4角15番手の内で直線に向くが、結果は大差の殿負け。
道悪はよくない上に、道中前々で頑張ったのが堪えたのだろう。
それにしても心配な負け方。
なにもなければいいが。
22/12/10 中日新聞杯(G3・ハンデ)
中京 芝2000m 良
着順:着(1.59.4・差)
騎手:(56キロ)
4枠8番からハナへ。
前半1000mの通過が61.9秒と良い感じの逃げ。
しかし後半から急にペースが上がって11秒台前半のラップを連発。
4角も先頭で直線に向くが、直線は坂の上りで一杯かげん。
バジオウに突かれて、ペースアップが早すぎたのが痛かったか?