2021年5月15日【京王杯SC】終了時点までのデータや実際の走りをもとに、エングレーバーの好走パターンを分析。
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エングレーバーの距離適性
エングレーバーはこれまでに芝1400m~芝2200mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1400m(1-0-0-1)
- 芝1600m(0-0-0-1)
- 芝1800m(1-1-1-2)
- 芝2000m(2-2-0-0)
- 芝2200m(0-0-0-1)
中距離でもそれなりに適正は示していたが、距離を1400mに縮めて一気に準OPを卒業。
1400~1600mの締まった流れに向くのでは?
エングレーバーの脚質
先行押し切り、中団で脚を溜めてからの差し切り。
終いの脚もそこそこ出せるが、キレる脚と言うよりは小回り向きの末脚。
キレッキレの瞬発戦では、前にいても差しに回っても苦戦するだろう。
SP持続型。
エングレーバーのコース適正
エングレーバーの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 札幌(未)
- 函館(未)
- 福島(未)
- 新潟(未)
- 東京(0-1-0-1)
- 中山(1-1-0-1)
- 中京(0-0-0-1)
- 京都(2-0-0-1)
- 阪神(1-0-1-0)
- 小倉(0-1-0-1)
広いコースよりは小回り、内回りがよさそう。
エングレーバーの持ち時計(ベストタイム)
エングレーバーの持ち時計は次の通り;
- 芝1400m:1.20.2 1着(阪神)
- 芝1600m:1.40.2 9着(中京)
- 芝1800m:1.45.8 3着(阪神)
- 芝2000m:1.58.3 2着(東京)
- 芝2200m:2.13.7 16着(中山)
短距離なら、まだまだ持ち時計は伸ばせそう。
エングレーバーの重馬場適正
エングレーバーの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(1-0-0-0)
- 重(0-0-0-1)
- 不良(0-0-0-1)
重馬場の敗戦も、4角までは3番手にいただけに、馬場が敗因でない可能性もある。
不良まで進むと難しいが、重馬場までならまだ分からない。
エングレーバーの鉄砲実績(休み明け)
エングレーバーの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(2-3-0-1)
叩いてからは;
- 2戦目(1-0-0-3)
- 3戦目(0-0-0-1)
- 4戦目(0-0-1-0)
- 5戦目~(未)
休み明けは走る。
エングレーバーのローテーション適正
- 連闘(未)
- 中1~2週(未)
- 中3~5週(1-0-1-3)
- 中6~8週(0-0-0-1)
エングレーバーの枠順適正
エングレーバーの枠番別着度数は;
- 1~4番(3-1-1-1)
- 5~9番(1-1-0-3)
- 10~14番(0-0-0-1)
- 15~18番(0-1-0-0)
エングレーバーの季節別着度数
- 12~2月(冬):(2-1-0-2)
- 3~5月(春):(1-1-1-2)
- 6~8月(夏):(0-1-0-0)
- 9~11月(秋):(1-0-0-1)
エングレーバーの斤量別着度数
- 54キロ(0-1-0-0)
- 55キロ(1-0-1-0)
- 56キロ(2-2-0-3)
- 57キロ(1-0-0-2)
エングレーバーの好走体重
3着以内の体重は;
- 448~460キロ
エングレーバーの血統背景
父はオルフェーヴル(サンデー系ステイゴールド/牡馬三冠、有馬記念、宝塚記念、凱旋門賞2着、ジャパンカップ2着)。
母の父はシンボリクリスエス(ロベルト系/天皇賞(秋)連覇、有馬記念連覇、日本ダービー2着)。
エングレーバーの前走
21/4/18 心斎橋S(3勝C)
阪神 芝1400m(内)稍重
着順:1着(1.20.2・-0.5差)
騎手:浜中俊(57キロ)
2枠3番から道中は控えて中団7番手あたり。
4角では馬群の外目を抜群の手応えて回ってきて、直線も半ばまではほぼ馬なりで先頭を射程圏に捉えると、坂の上りで一気に先頭を交わし、そのまま後続に3馬身つけてゴール。
初距離、一気の距離短縮でもペースにひるむことなく、余裕の手応えで快勝。
この馬、これまでは中距離路線を歩んできたが、短距離にはそこそこの適正があるのかもしれない。
21/5/15 京王杯SC(G2)
東京 芝1400m 良
着順:13着(0.8差)
騎手:浜中俊(56キロ)
道中は先団5番手。
4角も5番手で直線に向くが、直線は坂の途中からズルズルと後退。
鞍上のコメントでは、道中右に張りっぱなしだったとのこと。
この馬、今後は左回りでは要注意。
また、短距離では、緩い流れの瞬発戦には不向きな馬かも。
次走、北九州記念 (G3・ハンデ)に向けて
次走は8月22日(日)、小倉競馬場 芝1200mで行われる「北九州記念(G3)」。
ハンデは54キロ。
千二の距離は初めてだが、この馬の場合、距離短縮は千四までだと思うが・・・。
⇒その他、北九州記念(G3)の出走馬を分析