2021年3月28日【六甲S】終了時点までのデータをもとに、メイショウグロッケの好走パターンを分析。(ダート競争は除く)
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メイショウグロッケの距離適性
メイショウグロッケはこれまでに芝1400m~芝2400mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1200m(0-1-0-1)
- 芝1400m(0-0-1-2)
- 芝1600m(3-1-3-6)
- 芝1800m(1-3-0-4)
- 芝2000m(1-0-0-1)
- 芝2400m(0-0-0-1)
ベストは芝1600m。
意外と好走レンジは広い馬かも。
1200~1400mは守備範囲で、1800mもギリギリ持つ。
メイショウグロッケの脚質
2番手、3番手、時にはハナを切ることもある。
前目につけてしぶとい競馬。
中団に控えてもそれなりに伸びて来る。
メイショウグロッケのコース適正
メイショウグロッケの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 福島(0-0-0-1)
- 新潟(3-0-0-1)
- 東京(1-0-1-0)
- 中山(0-0-0-3)
- 中京(0-1-0-1)
- 京都(0-1-2-5)
- 阪神(1-2-1-4)
- 小倉(0-1-0-0)
右回りが(1-4-3-13)なのに対して、
左回りは(4-1-1-2)。
戦いやすいのは左回りか。
メイショウグロッケの持ち時計(ベストタイム)
メイショウグロッケの持ち時計は次の通り;
- 芝1200m:1.08.1 2着(中京)
- 芝1400m:1.23.0 5着(阪神)
- 芝1600m:1.32.8 5着(中山)
- 芝1800m:1.46.2 1着(新潟)
- 芝2000m:2.01.5 7着(阪神)
- 芝2200m:2.28.5 10着(京都)
高速決着には不安がありそう。
メイショウグロッケの重馬場適正
メイショウグロッケの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(1-1-0-2)
- 重(0-0-1-1)
- 不良(0-0-0-1)
上りがかかる道悪は、あまり得意ではなさそう。
一方で、傷みの少ない「綺麗な重馬場、稍重」なら苦にしない。
メイショウグロッケの鉄砲実績(休み明け)
メイショウグロッケの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は(ダート含む);
- 10週以上(1-0-2-4)
可もなく不可もなく。
叩いてからは;
- 2戦目(1-2-0-3)
- 3戦目(0-2-0-2)
- 4戦目(1-0-1-0)
- 5戦目~(1-0-1-4)
どちらかと言えば叩き良化タイプか?
メイショウグロッケのローテーション
- 連闘(未)
- 中1週(2-2-1-6)
- 中2週(2-1-1-3)
- 中3~5週(0-2-0-1)
- 中6~8週(未)
詰めて使って大丈夫。
メイショウグロッケの枠順適正
メイショウグロッケの枠番別着度数は;
- 1~4番(1-2-0-7)
- 5~9番(3-2-3-5)
- 10~14番(0-1-1-5)
- 15~18番(1-0-0-0)
先手を取りたいタイプだけに、枠順も内目が欲しい。
メイショウグロッケの季節別着度数
- 12~2月(冬):(1-1-1-4)
- 3~5月(春):(1-1-1-6)
- 6~8月(夏):(0-1-0-3)
- 9~11月(秋):(3-2-2-4)
メイショウグロッケの斤量別着度数
- 52キロ(0-1-0-2)
- 53キロ(0-0-0-3)
- 54キロ(2-3-1-5)
- 55キロ(3-1-3-5)
メイショウグロッケの連対体重
- 458~472キロ
メイショウグロッケの血統背景
父は2006年の「日本ダービー」他、G1を4勝したメイショウサムソン(ND系サドラーズウェルズ)。
母の父は「菊花賞」「有馬記念」「天皇賞(春)」を制したマンハッタンカフェ(サンデー系)。
メイショウグロッケの近走
19/11/16 ユートピアS(3勝クラス)
東京 芝1600m 良 12頭
着順:1着(1.33.1 -0.1差)
騎手:蛯名正義(54キロ)
1枠1番から3番手で追走。
ペースはスローで上りが速くなる中、自身も33.5秒の上りで快勝。
19/11/16 ターコイズS(3勝・ハンデ)
中山 芝1600m 良 16頭
着順:5着(1.32.8 0.6差)
騎手:蛯名正義(53キロ)
1枠1番から、道中は先団3~4番手で追走。
そこそこ締まったペースの中、内ぴったりで直線に入り、直線も内々でゴール前まで3番手で粘りを見せるが、ゴール前差されて5着。
ハンデはあったが、このペースの中、重賞初挑戦で5着は立派。
ただ、締まった展開でのスタミナ勝負には課題も。
20/2/22 京都牝馬S(G3)
京都 芝1400m 重 17頭
着順:3着(1.23.6 0.4差)
騎手:大野拓弥(54キロ)
3枠6番から中団の前。
重馬場ではあったが、ペースはかなり緩くなった。
前目の位置にポジションを取っていたメイショウグロッケは、直線も馬場の良い外目をついて粘り切った。
デビュー戦以来の1400mだったが、ペースが緩くなったことで追走にも余裕ができたのが大きかったのではないか。
これくらいのペースなら、最後粘り込むのに苦労もなかっただろう。
20/3/14 中山牝馬S(G3・ハンデ)
中山 芝1800m 不良
着順:14着(1.51.6・1.4差)
騎手:大野拓弥(52キロ)
大雪が降り注ぐ不良馬場。
終始馬場の悪い内を走ってスタミナをそぎ落とされた感じ。
ギリギリの1800mでこのタフな展開なら仕方ない。
20/8/16 関屋記念(G3)
新潟 芝1600m 良
着順:8着(1.33.8・0.7差)
騎手:柴田善臣(54キロ)
道中は先手を取るが、ゴール前でのあとひと踏ん張りが効かなかった。
ペースが少々流れた分、ゴール前で甘くなったのだろう。
20/9/13 セントウルS(G2)
中京 芝1200m 良
着順:2着(1.08.1・0.2差)
騎手:浜中俊(54キロ)
道中は中団あたり。
直線一気の追い上げで、ゴール前ミスターメロディをクビ差交わして2着に入った。
初めての1200mだったが、1200mのペースでもそこそこやれた。
20/10/4 スプリンターズS(G1)
中山 芝1200m 良
着順:7着(1.09.1・0.8差)
騎手:浜中俊(55キロ)
道中は中団の前、5番手あたり。
4角は中団7番手で直線に向き、直線は馬群の中ほどを追い上げて来るが、バテず伸びずの7着。
2度目の千二でいきなりのG1だが、速い流れにもそこそこ対応はできており、最後も止まってはいない。
慣れてくれば走ってきそう。
21/3/28 六甲S(L)
阪神 芝1600m 稍重
着順:10着(1.34.5・0.7差)
騎手:小牧太(55キロ)
道中は先団4番手。
4角も4番手で直線に向き、直線も坂下までは良い粘りを見せていたが、坂の上りで失速。
休み明けもあるが、雨が降って、下も緩い状態。
この馬向きの馬場ではなかった可能性もある。
メイショウグロッケの次走
次走は4月10日(土)、阪神競馬場 芝1600m(外)で行われる「阪神牝馬(G2)」。
阪神千六は(1-1-1-2)とそこそこの相性。
ローテも叩き2走目で得意の中1週。
走ってきそうな匂いが漂う。