メイサウザンアワーのキャリアはまだ5戦だけなので、近走のみを振り返る。
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メイサウザンアワーのここまでの走り
20/7/19 2歳新馬
福島 芝1800m 良
着順:2着(1.52.4・0.3差)
騎手:戸崎圭太(54キロ)
道中は2~3番手。
4角は逃げるオレンジフィズ競り合うかたちで直線に向くが、直線では逃げるオレンジフィズに突き離されてしまった。
超スローの「行った行った」のレースだが、直線ではもう少し食らいついて欲しかった。
20/9/26 2歳未勝利
中山 芝1800m 稍重
着順:1着(1.50.1・-0.3差)
騎手:戸崎圭太(54キロ)
道中は先団の4~5番手。
4角も5番手で直線に向くと、直線は坂下から楽な手応えで軽々と抜け出してきて、坂の上りで後続を突き放して余裕のゴール。
ここでは力が違ったが、稍重馬場と言うこともあるが時計は平凡以下。
こう言う馬場は向くのだろう。
20/11/22 赤松賞(2歳1勝)
東京 芝1600m 良
着順:2着(1.34.7・0.2差)
騎手:田辺裕信(54キロ)
道中は先団2番手。
4角も2番手で直線に向き、直線では坂の上りで一旦先頭。
しかし後方から追い上げて来たアカイトリノムスメの強襲に遭い、残り100mまでは馬体を併せて食い下がるが、そこまで。
中盤から後半にかけてはそこそこペースは流れていた。
前々での粘りは評価できるが、ゴール前はもう少し食らいついて欲しかった。
21/4/25 フローラS(G2)
東京 芝2000m 良
着順:4着(1.59.6・0.2差)
騎手:石橋脩(54キロ)
道中は先団4~5番手の内。
4角も4番手の内で直線に向き、直線は内ラチ沿いを伸びてはくるが、途中で進路が狭くなる不利もありながらの4着。
不利がなければ2着はあったか?
しかしいずれにしても最後は切れ負けしていたと思うが・・・。
21/5/22 カーネーションカップ(3歳1勝C)
東京 芝1800m 良
着順:1着(1.48.6・-0.1差)
騎手:石橋脩(54キロ)
好スタートからハナを切るが、内からスウィートブルームが主張したので、控えて2番手追走。
4角も2番手で直線に向くと、手応え良く坂を駆け上がってきて、残り200mあたりでムチが入ると、内から先に抜け出したクリーンスイープをしっかり捉えてゴール。
スローの瞬発力勝負になったが、このクラスならなんとかなる。
メイサウザンアワーの脚質
スタートは良く、テンの脚もそこそこあるので、容易に良いポジションは取れる。
しかし、キレる脚はなさそうなので、前目のポジションでどれだけ粘り込めるかが課題。
そこそこのスピード持続力は持っている。
上がりのかかる展開には強そう。
メイサウザンアワーの血統背景
父はノヴェリスト(マイナー血統)。
ノヴェリストは欧州で走り、「キングジョージⅥ&クイーンエリザベスステークス 」、「バーデンン大賞」などG1を4勝。主戦場は芝2400m。
母の父はキングカメハメハ(ミスプロ系キングマンボ/NHKマイルC,日本ダービー)。
母方のフェアリードールから広がる牝系は名牝系。
近親にトゥザヴィクトリー(エリザベス女王杯、オークス2着 ほか)、サイレントディール(フェブラリーS2着、帝王賞3着 ほか)、トゥザグローリー(日経賞、京都記念、有馬記念3着 ほか)、デニムアンドルビー(フローラS、ローズS、オークス3着 ほか)、トゥザワールド(弥生賞、皐月賞2着 ほか)。
次走、紫苑S(G3)に向けて
次走は9月11日(土)、中山競馬場 芝2000mで行われる「紫苑S(G3)」。
この馬自体、中山コースの方が合っていると思う。
しっかり先手さえ取れれば、いい勝負になるのではないか。
⇒その他、2021・紫苑S(G3)の注目馬を分析