2021年12月18日【ターコイズS】終了時点までのデータをもとに、スマイルカナの好走パターンを分析。
Contents
- 1 スマイルカナの距離適性
- 2 スマイルカナの脚質
- 3 スマイルカナのコース適正
- 4 スマイルカナの持ち時計(ベストタイム)
- 5 スマイルカナの重馬場適正
- 6 スマイルカナの枠順適正
- 7 スマイルカナの鉄砲実績(休み明け)
- 8 スマイルカナの季節別着度数
- 9 スマイルカナの斤量別着度数
- 10 スマイルカナの連対体重
- 11 スマイルカナの血統背景
- 12 スマイルカナの近走
- 12.1 19/7/27 2歳新馬 18頭立て
- 12.2 19/11/17 赤松賞(2歳・1勝クラス) 12頭立て
- 12.3 19/11/17 ひいらき賞(2歳・1勝クラス) 10頭立て
- 12.4 20/1/13 フェアリーS(G3)
- 12.5 20/3/7 チューリップ賞(G2)
- 12.6 2020/4/12 桜花賞(G1)
- 12.7 20/5/24 優駿牝馬(G1)
- 12.8 20/6/21 米子S(L)
- 12.9 20/9/13 京成杯OH(G3・ハンデ)
- 12.10 20/10/24 富士S(G2)
- 12.11 20/11/15 オーロカップ(L・ハンデ)
- 12.12 20/12/19 ターコイズS(G3・ハンデ)
- 12.13 21/4/3 ダービー卿CT(G3・ハンデ)
- 12.14 21/5/16 ヴィクトリアマイル(G1)
- 12.15 21/9/12 京成杯OH(G3・ハンデ)
- 12.16 21/10/17 信越S(L・ハンデ)
- 12.17 21/12/18 ターコイズS(G3・ハンデ)
- 13 次走、中山牝馬S(G3)に向けて
スマイルカナの距離適性
スマイルカナはこれまでに芝1600m~2400mの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1400m(0-1-0-1)
- 芝1600m(5-1-1-6)
- 芝2400m(0-0-0-1)
ベストは1600m。
スマイルカナの脚質
逃げてこその馬だったが、近走では番手の競馬でも勝利。
脚質の幅が広がっている印象。
スピード持続力はあるものの、背負う斤量によっては、ペースが上がったり、上りが速くなると踏ん張りきれなくなる。
スマイルカナのコース適正
スマイルカナの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 新潟(1-0-0-1)
- 東京(0-1-0-4)
- 中山(3-1-0-3)
- 阪神(1-0-1-1)
中山コースとは相性が良いが斤量55キロ以上を背負うと大敗。
スマイルカナの持ち時計(ベストタイム)
スマイルカナの1600mの持ち時計は次の通り;
- 芝1600m:1.32.6 15着(東京)
速い時計も背負う斤量によるところが大きいが、基本的に高速決着には向かない。
スマイルカナの重馬場適正
スマイルカナの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(0-0-0-1)
- 重(0-0-1-1)
「桜花賞」は、雨の重馬場で逃げて3着(0.5差)。
スマイルカナの枠順適正
スマイルカナの枠番別着度数は;
- 1~4番(2-0-1-2)
- 5~9番(2-0-0-3)
- 10~14番(0-1-0-2)
- 15~18番(1-1-0-2)
逃げ、先行馬だけに、内枠が欲しい。
スマイルカナの鉄砲実績(休み明け)
スマイルカナの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(0-1-0-3)
叩いてからは;
- 2戦目(1-0-0-3)
- 3戦目(1-1-0-1)
- 4戦目(1-0-0-1)
- 5戦目~(1-0-1-1)
どちらかと言えば叩き良化型。
スマイルカナの季節別着度数
- 12~2月(冬):(3-0-0-1)
- 3~5月(春):(0-0-1-4)
- 6~8月(夏):(2-0-0-0)
- 9~11月(秋):(0-2-0-4)
スマイルカナの斤量別着度数
- 50キロ(1-0-0-0)
- 52キロ(0-1-0-1)
- 53キロ(0-1-0-0)
- 54キロ(4-0-0-2)
- 55キロ(0-0-1-5)
- 56キロ(0-0-0-1)
54キロまでか?
スマイルカナの連対体重
- 410~436キロ
小型馬だけに、斤量には敏感なのかも。
スマイルカナの血統背景
父はディープインパクト(サンデー系)。
母はダートの短距離で活躍したエーシンクールディ。
母の父はディストーティドヒューマー(ミスプロ系フォーティーナイナー)。
ディストーティドヒューマーは米国で走り、ダートの短距離重賞を4勝。
近親にエイシンヒカリ(香港カップ、イスパーン賞)。
スマイルカナの近走
19/7/27 2歳新馬 18頭立て
新潟 芝1600m(外) 良
着順:1着(ハナ)騎手:柴田大知(54キロ)
スタート良くハナを切る。
競りかけるユークレースと3番手以降を離して逃げて、ペースはそこそこ速くなる。
残り200mでユークレースは遅れはじめるが、スマイルカナはまだまだ粘る。
離れた3~4番手を追走していたゲームアルアルの猛追を受けるが、ハナ差逃げ切ってゴール。
このペースで逃げ切ったのは力のある証拠だろう。
スピードの持続力とスタミナはかなりありそう。
19/11/17 赤松賞(2歳・1勝クラス) 12頭立て
東京 芝1600m 良
着順:7着(0.4差)騎手:柴田大知(54キロ)
5番手に控えるが、頭を上げてかなり引っかかった様子。
直線は少し前が塞がった感じだが、大きくは負けていない。
控える競馬を試したか?
19/11/17 ひいらき賞(2歳・1勝クラス) 10頭立て
中山 芝1600m 良
着順:1着(クビ差)騎手:柴田大知(54キロ)
2枠2番からハナを主張。
競りかける相手もおらずマイペースの逃げ。
残り200mでグンと伸びて突き放し、ゴール前は2着馬の猛追に会うがクビ差しのいでゴール。
時計は平凡だが、逃げるとしぶといところを見せた。
20/1/13 フェアリーS(G3)
中山 芝1600m 良 16頭
着順:1着(1.34.0・-0.4差)
騎手:柴田大知(54キロ)
1枠1番の絶好枠からハナに立つ。
序盤はこのレースの過去の良馬場平均より幾分速いラップを刻んで逃げ、上り3Fも過去平均よりも0.5秒速い上りで完勝。
後続はチェーンオブラブが追い込んできたが2馬身半に詰めるのがやっと。
枠も良かったが、スマイルカナが刻んだラップも走破時計も優秀。
逃げれば強い。
20/3/7 チューリップ賞(G2)
阪神 芝1600m 良 14頭
着順:7着(1.33.8・0.5差)
騎手:丹内祐次(54キロ)
今回は同型のレシステンシアがいるためか、逃げずに控えて好位の4~5番手。
途中かかる場面もありながら、なんとか追走。
直線は外に出して追い出すが、ピリッとした脚は出せず。
最初から白旗ではなく、逃げてどこまで通用するかを見たかった。
やはり逃げてこその馬。
2020/4/12 桜花賞(G1)
阪神 芝1600m(外)重 18頭
着順:3着(1.36.6・0.5差)
騎手:柴田大知(55キロ)
2枠3番から今度はしっかりハナを主張。
重馬場だが、過去の良馬場平均を凌ぐハイラップで飛ばして直線へ。
直線も残り200mあたりまでは簡単には抜かせない粘りを見せるが、さすがに最後は一杯。
良馬場なら逃げ切っていたかも。
20/5/24 優駿牝馬(G1)
東京 芝2400m 良
着順:16着(2.25.8・1.4差)
騎手:柴田大知(55キロ)
4枠8番から逃げを打つ。
前半は多少速かったが、中盤3Fは大きくペースを落として直線に入るが、残り200mで一杯。
距離が長そう。
20/6/21 米子S(L)
阪神 芝1600m 良
着順:1着(1.32.7・-0.2差)
騎手:柴田大知(50キロ)
外枠15番から、主張したモズダディーにハナを譲って3番手から。
しかし3角を過ぎると早くも先頭に立ち、直線も押し切ってゴール。
斤量50キロは相当恵まれた感じだが、初めての古馬混合戦でもしっかり勝ちきった。
20/9/13 京成杯OH(G3・ハンデ)
中山 芝1600m 良
着順:2着(1.33.9・ハナ差)
騎手:柴田大知(52キロ)
大外16馬から果敢にハナへ。
馬場は良馬場発表だが、前日の雨で時計がかかる馬場状態。
平均ペースの逃げで4角を回り、逃げ込みを計るが、トロワゼトワル、ボンセルヴィーソにゴール前競られてハナ差の2着。
大外16番から、テンでそこそこ脚を使ったのがゴール前で応えた感じ。
しかし斤量は52キロ、言い訳にはできないが、古馬のOPクラスとすでに力は互角だということは証明できた。
20/10/24 富士S(G2)
東京 芝1600m 良
着順:10着(1.34.6・1.2差)
騎手:柴田大知(52キロ)
シーズンズギフトとのハナ争いになったが、シーズンズギフトが引っかかったことで、前半は明らかにハイペース。これでは持たない。
それでも残り200mまで粘るあたり、やはりこの馬、力はある。
20/11/15 オーロカップ(L・ハンデ)
東京 芝1400m 良
着順:2着(1.21.5・0.1差)
騎手:柴田大知(53キロ)
主張するクラヴィスオレアにハナを譲って2番手追走。
序盤は少しかかり気味だったが、4角2番で直線に向き、各馬内を避けて馬場の外目に殺到する中、脚色衰えずに粘り込みを計ったが、ゴール前プールヴィルの決め手に屈して2着。
初の1400mだったが、ペースはスロー。
行かせても良かった気もするが。
20/12/19 ターコイズS(G3・ハンデ)
中山 芝1600m 良
着順:1着(1.34.6・ハナ差)
騎手:柴田大知(54キロ)
スタートしてからハナに行くと思われたが、トロワゼトワルが主張するとスッと控えた。
道中も3番手追走で、直線は坂下から先頭に立ってアンドラステの強襲をハナ差凌いだ。
差し切られてもおかしくない展開だが、底力、勝負根性でしのぎ切った感じ。
このペースで上りもかかればこの馬の強さが際立つ。
そしてなにより、3番手に控えてこの競馬が出来たことが大きな収穫。
21/4/3 ダービー卿CT(G3・ハンデ)
中山 芝1600m 良
着順:14着(1.34.2・1.6差)
騎手:柴田大知(55キロ)
道中は2~3番手、4角は3番手の内で直線に入ったが、直線では坂下あたりですでに一杯。
鞍上は休み明けを敗因に挙げているが、確かに、休み明けでこの流れはちょっときつかったのかもしれない。
また、牡馬相手に55キロの斤量も響いた感じ。
21/5/16 ヴィクトリアマイル(G1)
東京 芝1600m 良
着順:15着(1.32.6・1.6差)
騎手:柴田大知(55キロ)
道中は2番手追走。
4角も2番手で直線に向き、直線は坂の上りで脚色が怪しくなって、残り200mで一杯になった。
走破時計、上り時計ともに、この馬にとっては速すぎた。
21/9/12 京成杯OH(G3・ハンデ)
中山 芝1600m 良
着順:10着(1.32.8・0.8差)
騎手:柴田大知(55キロ)
大外16番から道中は2番手追走。
4角も2番手で直線に向くが、直線では坂の上りで一杯気味で10着。
道中のペースがそこそこ流れたこともあるが、この馬にとっては時計が速すぎるのだろう。
21/10/17 信越S(L・ハンデ)
新潟 芝1400m(内)重
着順:15着(1.23.6・1.8差)
騎手:丹内祐次(55キロ)
2枠3番から久々にハナへ。
番手のロンドンテソーロに終始競られていたこともあるが、重馬場にも関わらず、そこそこ速いラップですっ飛ばす。
4角も先頭で直線に向くが、残り200mで一杯。
前に行った組は全滅の外差し競馬。
参考外で良いだろう。
21/12/18 ターコイズS(G3・ハンデ)
中山 芝1600m 稍重
着順:15着(1.34.2・1.4差)
騎手:柴田大知(56キロ)
道中は2番手追走。
4角も2番手で直線に向くが、直線は坂の上りで一杯。
道中ペースが流れた分、56キロのハンデが堪えた感じ。
次走、中山牝馬S(G3)に向けて
次走は3月12日(土)、中山競馬場 芝1800mで行われる「中山牝馬S(G3・ハンデ)」。
ハンデは56キロ。
千八は初めての距離。
近走はまったく精彩を欠いているが、道中のペースが速かったことも事実としてある。
流れさえ落ち着けば? という期待はできるが、56キロのハンデ、初めての千八の距離など課題は多い。
⇒その他、中山牝馬S(G3)の出走馬を分析