2020年1月17日【日経新春杯】終了時点までのデータや実際の走りをもとに、サトノインプレッサの好走パターンを分析。
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サトノインプレッサの距離適性
サトノインプレッサはこれまでに芝1600m~芝3000mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1600m(2-0-0-1)
- 芝1800m(1-0-0-1)
- 芝2200m(0-0-0-1)
- 芝2400m(0-0-0-1)
- 芝3000m(0-0-0-1)
距離はマイル、中距離あたりと見るのが妥当。
サトノインプレッサの脚質
とにかくスタートが悪い馬で、キャリア6戦でまともにスタートを切れたレースは数えるほど。
なので位置取りは当然後方からになる。
だが、終いの脚もそれほど切れると言う印象はなく、そうなるとおのずと着順も悪くなる。
好走条件はまずはスタート五分。
その上で、馬場が渋ってくればチャンスはあるかも。
サトノインプレッサのコース適正
サトノインプレッサの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 東京(0-0-0-3)
- 中京(0-0-0-1)
- 京都(2-0-0-1)
- 阪神(1-0-0-0)
東京コースは、「日本ダービー」ではそれなりに回って来ているので、左回り云々と言うことではないと思う。
サトノインプレッサの持ち時計(ベストタイム)
サトノインプレッサの持ち時計は次の通り;
- 芝1800m:1.47.2 10着(東京)
- 芝2200m:2.12.6 7着(中京)
- 芝2400m:2.24.9 4着(東京)
- 芝3000m:3.07.8 12着(京都)
後ろからの追い込みになるので、時計が速いと届かない。
サトノインプレッサの重馬場適正
サトノインプレッサの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(1-0-0-1)
- 重(2-0-0-0)
- 不良(未)
道悪は平気で走るようなので、馬場が渋れば展開次第で出番が回ってくることもある。
サトノインプレッサの鉄砲実績(休み明け)
サトノインプレッサの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(1-0-0-2)
叩いてからは;
- 2戦目(1-0-0-1)
- 3戦目(0-0-0-1)
- 4戦目(0-0-0-1)
- 5戦目~(未)
サトノインプレッサの枠順適正
サトノインプレッサの枠番別着度数は;
- 1~4番(1-0-0-1)
- 5~9番(2-0-0-3)
- 10~14番(未)
- 15~18番(0-0-0-1)
スタートが悪いので、極端な外枠での出遅れは致命傷になる。
「日本ダービー」での4着は1枠1番からのスタート。出遅れたが何とかなった。
サトノインプレッサの季節別着度数
- 12~2月(冬):(1-0-0-1)
- 3~5月(春):(1-0-0-2)
- 6~8月(夏):(未)
- 9~11月(秋):(1-0-0-2)
サトノインプレッサの斤量別着度数
- 54キロ(0-0-0-1)
- 55キロ(1-0-0-0)
- 56キロ(2-0-0-1)
- 57キロ(0-0-0-3)
サトノインプレッサの好走体重
3着以内の体重は;
- 484~488キロ
サトノインプレッサの血統背景
父はディープインパクト(サンデー系)。
母のサプレザは主に欧州で走り、G1を3勝。主戦場は芝の1400~1600m。
母の父はサーム(ミスプロ系)。
サームは米国で走り、ダートの短距離~マイル、芝のマイル~中距離で活躍。
サトノインプレッサのこれまでの走り
19/10/26 2歳新馬
京都 芝1600m(内)重 14頭
着順:1着(1.36.8 -0.1差)
騎手:川島信二(55キロ)
1枠2番からフワッと出るが、促されるかたちで好位の内5番手くらい。
道中内ぴったりで追走し、直線も内から逃げるノルカソルカをゴール前しっかり捉えて先着。
重馬場にしては、走破時計は悪くはないが、まあ、平均的な勝ち上がり。
20/2/16 こぶし賞(3歳・1勝)
京都 芝1600m(内)重 7頭
着順:1着(1.38.9・クビ差)
騎手:川島信二(56キロ)
道中は重馬場にしてもかなりの緩いペース。
サトノインプレッサは後方から、外を回して34.9秒の脚で差し切り勝ち。
20/3/28 毎日杯(G3)
阪神 芝1800m 稍重 10頭
着順:1着(1.47.9・0.1差)
騎手:武豊(56キロ)
スタート出遅れて最後方から。
3角手前から徐々に進出を開始して、4角では8番手の内で直線。
直線は内を突いて進出を計るが、前が開かずにしばし待たされる。
しかし、前が開いてからは一瞬にして突き抜けた。
馬場はかなり荒れた状態で、稍重にしては速いラップを刻んだ。
馬場の傷みなどを考慮すると、道中のペースはそれなりに速く、道悪適正の他に、スタミナ、パワーのあるところも示した。
20/5/10 NHKマイルC(G1)
東京 芝1600m 良 18頭
着順:13着(1.33.7・1.2差)
騎手:武豊(57キロ)
外枠17番からのスタートで、位置取りは後方から。
道中はかなり外々を回らされて、4角も14番手の外で直線。
直線も馬場の外目から追い上げるが、なかなかスピードに乗れなかった感じ。
かなりの距離ロスがあったことを考えれば、度外視しても良いレースかもしれないが、あまりにも見せ場なく終わってしまった。
左回りも、良馬場も、なにも確認できず終い。
ちょっと物足りない内容。
20/5/31 日本ダービー(G1)
東京 芝2400m 良
着順:4着(2.24.9・0.8差)
騎手:坂井瑠星(57キロ)
道中は中団のインでじっとしている。
途中マイラプソディが動いてペースが上がったときも、順位を下げながらもインで動かない。
直線に向いて、進路が取れると、馬場の馬群の内目をスルスルと抜けてきて、ゴール前接戦の中4着を確保。
ペースは総じてスローだっただけに、終始インで距離を稼いでいた分、最後に直線で弾けた感じ。
同じような位置取りだったが、終始外目を回り、4角も大外を回ったサリオスに先着を許しているあたり、4着と言ってもあまり評価はできない。
20/10/11 毎日王冠(G2)
東京 芝1800m 稍重
着順:10着(1.47.2・1.7差)
騎手:戸崎圭太(54キロ)
スタートでアオって大きく出遅れる。
道中は後方を追走。
直線に向いても良い脚は出せず見せ場なく終わる。
20/10/25 菊花賞(G1)
京都 芝3000m(外)
着順:12着(3.07.8・2.3差)
騎手:坂井瑠星(57キロ)
スタートは速くはないが、この馬にしてはそこそこ出た。
道中は中団でコントレイルの後ろあたり。
4角まではコントレイルに食らいついて行った感じだったが、直線では伸びを欠いた。
距離が長かったのだと思う。
21/1/17 日経新春杯(G2・ハンデ)
中京 芝2200m 良
着順:7着(2.12.6・0.8差)
騎手:坂井瑠星(56キロ)
スタートは出遅れたがまだマシな方。
それでも行く気はなく、後方で脚を溜める。
4角も同じような位置取りで直線。
直線は馬場の内目から追い上げてくるが、7着まで。
ペースもそこそこ流れて展開は向いたはずだが、それでも0.8差の7着が精一杯。
現状では馬場が荒れてくれないと厳しそう。
サトノインプレッサの次走
次走は2月7日(日)、東京競馬場 芝1600mで行われる「東京新聞杯(G3)」。
好走するイメージが湧かない。