結果
第54回 報知杯フィリーズレビュー(G2)
阪神競馬場 芝1400m(内)稍重
着順 | 馬名 | タイム | 着差 | 位置取り | 上がり3F |
① | エーポス | 1.21.0 | 10-10(中団) | 35.1 | |
② | ヤマカツマーメイド | 1.21.2 | 1 1/4 | 5-3(先行) | 35.9 |
③ | ナイントゥファイブ | 1.21.3 | 1/2 | 2-2(先行) | 36.2 |
レース上り:36.0
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | |
今走 | 1.21.0 | 36.0 | 12.0 | 10.4 | 11.0 | 11.6 | 11.5 | 12.0 | 12.5 |
過去平均 | 1.22.0 | 35.7 | 12.2 | 10.7 | 11.5 | 11.9 | 11.7 | 11.7 | 12.3 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去7走))
稍重馬場ながら、過去の良馬場平均より前半で約1.0秒速いラップを刻んだ。
ペースは明らかなハイペース。
ただ、馬場は稍重ながら、内目の芝状態は良さそうで、簡単には前はとまらない。
上位のほとんどが中団より前にいた馬。
位置取りによる有利不利は若干あったかのように思う。
道悪適正と、スピードの持続力、そしてスタミナが問われたレース。
回顧
1着は5番人気のエーポス。
稍重のタフな馬場だが、前は簡単には止まらない展開を、4角10番手から、直線では馬群を縫うようにして伸びて来て、ゴール前見事に差し切った。
エーポスより後ろにいた追い込み勢が軒並み36秒前後の上りしか出せていない中、エーポスのこの35.1秒の上り時計には価値がある。
スタミナ、パワーの絶対値は相当高いのではないか。
ただ、良馬場の上り勝負で、これよりなお速い末脚が出せるか否かは疑問。
本番に向けても、距離に不安があるように思うが・・・。
2着は2番人気のヤマカツマーメイド。
ハイペースの先行勢の中にいて、直線もスピードを持続して、残り100mでは先頭に立って勝ちを収めるかに見えたが、土壇場でエーポスの末脚に屈した。
スピード持続系で、上りのかかる展開で浮上。
しかしこの馬も、距離は1400mがベストのような印象。
3着は12番人気のナイントゥファイブ。
道中は2番手で、直線もしっかり粘り切った。
人気薄ながら、同じ阪神芝1400m(内)の「未勝利戦」では、今回の自身の走破時計 1.21.3 と同タイムのまずまずの走りを見せていた。
父はスクリーンヒーローで、母父は同じくロベルト系の馬。力の要る馬場を苦にしなかったのもうなずける。
1番人気のカリオストロは4着。
果敢に逃げてハイラップを刻んだが、馬場に泣かされた印象。