結果

2023年 5月28日(日)

第137回 目黒記念(G2・ハンデ)

東京 芝2500m 良

着順 馬名 タイム 位置取り 上がり3F
ヒートオンビート 2.30.8 10-10-11-10(中団) 33.9
ディアスティマ 1-1-1-1(逃げ) 34.5
サリエラ 3/4 10-10-11-11(中団) 33.8

レースの上り:34.5


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8 Lap9 Lap10 Lap11 Lap12 Lap13
今走 2.30.8 34.5 7.3 11.0 11.4 13.1 13.0 12.5 12.6 12.0 11.7 11.7 11.2 11.3 12.0
過去平均 2.30.48 34.7 7.3 11.3 11.6 12.7 12.5 12.0 12.1 12.2 12.0 11.9 11.6 11.4 11.8
-0.2 0.0 -0.3 -0.2 0.4 0.5 0.5 0.5 -0.2 -0.3 -0.2 -0.4 -0.1 0.2

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

例年の傾向としては、向正面に入ってから12秒フラットくらいのラップが続き、残り3Fでさらに加速して行く流れなのだが、今年は1、2角のラップの緩みがそのまま向正面の中間あたりまで続いている。

向正面中間あたりからペースが上がって、今度は11秒台から11秒台前半のラップでゴールへと向かう。

中盤で楽をした分、後半のペースはかなり上がったので、前の馬はSPの持続力がないと押し切れない流れ。

一方後ろからの馬は、残り600mからの2区間がかなり速くなったので、モタモタしていると前との差を開けられて最後に届かなくなる。

勝ったヒートオンビートは、4角でうまく内目からさばいて距離ロスを最低限にとどめた分、最後の最後にクビ差でディアスティマを捉えることができた。

一方で1番人気のサリエラは、4角から外へ外へと進路を取ったロスが、最後の最後に響いた感じ。

逃げ粘ったディアスティマは絶妙の逃げではあったが惜しい2着。持続力のあるところはしっかりと示した。


回顧

1着は4番人気のヒートオンビート。

道中は中団10番手の最内を追走。

4角も10番手の内で直線に向き、直線は馬場の内目から追い上げに入り、坂の上りでビュンと伸びて先頭を射程圏に捉えると、ゴール前、ディアスティマの脚色が少し鈍ったところをアタマ差捉えてゴール。

いつも最後のワンパンチ足りない馬だが、今回は最後の200mが12秒かかったことが良かった。

また3着馬とは、道中の内外の位置取りが明暗を分けた。

ヒートオンビートの分析

 

2着は6番人気のディアスティマ。

4枠7番からの逃げ。

向正面中間あたりまではゆったりとマイペースの逃げ。

そこから徐々にペースを上げて直線に向き、11.2秒-11.3秒のラップで押し切りを計ったが、最後の最後にやや甘くなってアタマ差の2着。

直線ではもう少し溜めておけば最後は持ったかもだが、バラジに競りかけられていては溜めるに溜められなかったのだろう。

それでも持続力のあるところは十分に示した。

ディアスティマの分析

 

3着は1番人気のサリエラ。

道中は中団10番手の外目を追走。

4角は11番手の外で直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げに入るが、ゴール前詰め切れずに3着まで。

4角から直線入口で外目に進路を取った影響で、坂の上りで後れを取った。

最後は詰めてきているが、わずかに届かず。

勝ち馬とは、枠の内外が明暗を分けた感じだが、終いはしっかりとメンバー2位の33.8秒。

良血馬だけに力のあるところは示した格好。

 

2番人気のプラダリアは5着。

道中は中団のやや前目、8~9番手あたりを追走。

4角は7番手で直線に向いて、直線は馬場の3~4分どころから追い上げを計り、坂の上りでは良い感じで伸びてはきたが、最後の100mくらいで少し甘くなった。

この馬はキレがイマイチなので、もう少し前々で競馬をした方が力が出せると思う。

中団からなら、上りが35秒を超えてこないと厳しい。

プラダリアの分析

 

3番人気のゼッフィーロは4着。

1枠1番から、スタート出遅れて道中は後方16番手。

4角は17番手の大外で直線に向き、直線は馬群の大外から追い上げに入り、良い脚で伸びてはくるが0.2差の4着まで。

良い脚は使っているだけに、出遅れがすべてだが、ちょっとこの馬、届かずの2、3着が多い印象。