結果

2022年 9月25日(日)

第68回 オールカマー(G2)

中山競馬場 芝2200m(外)

2022年9月25日 中京競馬場の馬場状態傾向分析(芝)

着順 馬名 タイム 位置取り 上がり3F
ジェラルディーナ 2.12.7 5-5-5-6(中団前) 35.1
ロバートソンキー 1   1/2 11-9-8-8(中団) 35.1
ウインキートス 1  1/4 3-3-3-3(先行) 35.7

レースの上り:35.6


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8 Lap9 Lap10 Lap11
今走 2.12.7 35.6 12.3 11.6 12.6 12.4 12.2 12.1 12.0 11.9 11.8 11.7 12.1
過去平均 2.12.16 35.0 12.6 11.2 12.6 12.4 12.5 12.1 12.1 11.8 11.6 11.4 12.0
0.6 -0.3 0.4 0.0 0.0 -0.3 0.0 -0.1 0.1 0.2 0.3 0.1

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

道中のラップはさほど速くはないのに、上り3Fが35.6秒も要している。

これはおそらく風の影響。

最後の直線ではかなり強い向かい風が吹いており、各馬末脚を削がれていたものと推察する。

結果的に道中最内を回ってきた馬のワンツースリーフォー。

道中は比較的スローの流れで、最短コースを通って余力を蓄えていた馬が、直線で弾けたかたち。

最後の直線で風がどれだけの負荷になっていたかは想像でしかないが、1、2着馬は、最後の直線でも坂下までは馬群の中で風の影響を比較的受けないポジションにいたことも、好走の要因として挙げられるかもしれない。

今年のオールカマーは、道中スローの終い勝負。

しかし、終いを生かせた馬は、道中で余力を蓄えて、直線で風の影響をうまくかいくぐった馬であった可能性が高い。

4角で外を回した有力どころが、ことごとく坂の上りで失速している。

あくまで推測だが、今年のオールカマーは、力以外の何かが働いた可能性が高く、着順通りには力の差は計れない一戦だったように思う。


回顧

1着は5番人気のジェラルディーナ。

道中は中団5番手の最内を追走。

4角は6番手の最内で直線に向き、直線も馬場の最内からスルスルと伸びてきて、坂の上りで逃げ粘るバビットを捉えると、そのまま突き抜けてゴールイン。

すべてがうまくかみ合っての1着のような感じはする。

しかしまったくのフロックではなく、しっかりと力は付けてきている印象もある。

次走が正念場になるだろう。

ジェラルディーナの分析

 

2着は6番人気のロバートソンキー。

道中は中団のインぴったりの8~9番手あたり。

4角は8番手の最内で直線に向き、しばし追走したのち、坂の上りですっと進路を外に取って見事な伸び脚で2着を確保。

この馬は、フロック的要素が強い2着だと思うが、どうか?

 

3着は7番人気のウインキートス。

道中は先団3番手。

4角も3番手で直線に向くと、坂下ではそのまま逃げるバビットを捉えて先頭に立つか?と思われたが、内から勝ち馬に、ゴール前では外から2着馬に交わされての3着。

道中これくらいのペースなら、直線で抜け出せると思ったが、切れ負けしたか?

道中もう少し流れていればまた結果も違ったかも。

ウインキートスの分析

 

1番人気のデアリングタクトは6着。

道中は中団の後ろ、11番手あたりを追走。

3角を過ぎて外を回して動きはじめ、4角は8番手の大外で直線に向き、直線は馬群の大外から追い上げを計るが、1.0差の6着まで。

外を回したのでは勝てない天候のコンディション。

ちょっと敗けすぎの感は否めないが、ノーカウントにしてもいいような気もする。

デアリングタクトの分析

 

2番人気のソーヴァリアントは13着。

道中は中団の前、5番手を追走していたが、3~4角で失速。

直線入口では最後方にまで後退。

競走中に疾病(心房細動)を発症していたようす。

ソーヴァリアントの分析

 

3番人気のヴェルトライゼンデは7着。

道中は中団の後ろ、8~9番手を追走。

3角を過ぎて進出を開始して、4角は6番手の大外を回して直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げに入って、坂下あたりでは伸びて来るかに思えたが、坂の上りで伸びあぐねた。

この馬もデアリングタクト同様、力を出し切れていないように思う。

次走に期待したい。

ヴェルトライゼンデの分析