結果
2021年 10月23日(土)
第24回 富士S(G2)
東京競馬場 芝1600m 良
クッション値:8.8(標準)
着順 | 馬名 | タイム | 着差 | 位置取り | 上がり3F |
① | ソングライン | 1.33.2 | 8-7(中団) | 33.9 | |
② | サトノウィザード | 1.33.2 | クビ | 17-17(後方) | 33.3 |
③ | タイムトゥヘヴン | 1.33.6 | 2 | 16-15(後方) | 34.9 |
レースの上り:34.5
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | |
今走 | 1.33.2 | 34.5 | 12.0 | 11.2 | 12.1 | 11.7 | 11.7 | 11.3 | 11.5 | 11.7 |
過去平均 | 1.33.00 | 34.4 | 12.6 | 11.1 | 11.4 | 11.7 | 11.8 | 11.2 | 11.5 | 11.8 |
差 | 0.1 | -0.6 | 0.1 | 0.7 | 0.0 | -0.1 | 0.1 | 0.0 | -0.1 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))
良馬場発表だが、午前中の芝のレースは稍重始まり。
ここまでのレース、時計の出方は標準だが、やや遅めといった印象はあった。
「富士S」も、レースとしては例年のこのレースと同じような流れだが、若干緩い感じ。
それでもレース自体は前にいた組が全滅して、中~外差しの馬の決着になった。
これは内が伸びず、外が伸びる当日の馬場の傾向を反映していた印象。
上り時計の順位が1位、2位の馬が1~3着を占めた今年の「富士S」は、瞬発力と最後の直線のコース取りが勝負を決めたと言ってよさそう。
回顧
1着は1番人気のソングライン。
スタートはアオって出遅れたものの、二の脚で中団あたりまで順位を上げてくる。
道中は中団8番手の外目。
4角は7番手で直線に向き、直線は馬込みの中から進路を外に出して馬群の外目から追い上げてくる。
坂の頂上で逃げるロータスランドを捉えて先頭に立つと、そこからは一気に後続を突き放した。
ゴール前、外からのサトノウィザードの強襲をクビ差振り切ってゴール。
二の脚で中団に取り付いて、最後の脚も鈍らずにキレた。
完勝だろう。
出遅れて位置取りが内々にならなかったことが結果的には良かったのかも。
⇒ソングラインの分析
2着は9番人気のサトノウィザード。
スタートで出遅れて道中は最後方17番手。
4角も最後方17番手で直線に向き、直線は馬群の大外から追い上げを計る。
一完歩ごとに先頭を追い詰めて、ゴール前は抜け出したソングラインを強襲するもクビ差及ばず。
緩めの流れも良かったし、トラックバイアスをフルに生かし切った2着だろう。
⇒サトノウィザードの分析
3着は10番人気のタイムトゥヘヴン。
スタート出遅れて道中は後方16番手。
4角も16番手の外で直線に向き、直線は馬群の外目を追い上げて来る。
坂の頂上付近では2着を窺う構えだったが、外からサトノウィザードの強襲に遭って3着。
出遅れたことが、「終いのキレ」という副産物を生み出した格好。
まさかここまで切れるとは、と言った感じだが、ベストは1600mで間違いなさそう。
⇒タイムトゥヘヴンの分析
2番人気のダノンザキッドは4着。
道中は中団8番手の外。
4角はコーナーワークで順位を11番手の外に落としたが、直線は馬群の外目を追い込んで来る。
坂の途中から3着のタイムトゥヘヴンと一緒に駆け上がってくるが、ゴール前、少し甘くなって4着まで。
骨折の休み明け、馬体重+22キロに加えて、外枠16番から道中終始外々の距離ロスもかなりあった感じ。
1600mが初距離だということも加味すれば、まずまずの走りはできていたのではないか?
⇒ダノンザキッドの分析
3番人気のロータスランドは10着。
3枠5番からハナを主張。
道中はやや緩めのマイペースで逃げ、4角も先頭で直線。
直線は坂を上って残り200mまではいい感じで逃げてはいたが、そこからソングラインに交わされると、もう抵抗する脚は残っていなかった。
今回はちょっと馬場に泣かされた印象。
休み明けの+10キロも少し重かったか?
⇒ロータスランドの分析