結果
2022年 11月27日(日)
第42回 ジャパンカップ(G1)
東京競馬場 芝2400m 良
着順 | 馬名 | タイム | 位置取り | 上がり3F |
① | ヴェラアズール | 2.23.7 | 11-9-10-10(中団) | 33.7 |
② | シャフリヤール | 3/4 | 12-14-14-12(中団後) | 33.7 |
③ | ヴェルトライゼンデ | クビ | 5-5-5-4(先行) | 34.0 |
レースの上り:34.2
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | Lap9 | Lap10 | Lap11 | Lap12 | |
今走 | 2.23.7 | 34.2 | 12.8 | 11.2 | 12.3 | 12.5 | 12.3 | 12.2 | 12.4 | 12.1 | 11.7 | 11.4 | 11.3 | 11.5 |
過去平均 | 2.23.56 | 35.5 | 12.9 | 11.1 | 12.3 | 12.1 | 11.9 | 12.0 | 12.0 | 11.9 | 11.8 | 11.5 | 11.9 | 12.1 |
差 | -1.3 | -0.1 | 0.1 | 0.0 | 0.4 | 0.4 | 0.2 | 0.4 | 0.2 | -0.1 | -0.1 | -0.6 | -0.6 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))
序盤から中盤がかなり緩い流れ。
なので、道中の馬群も縦長にはならず、ギュッと詰まった一団の馬群。
残り3Fでの先頭から最後方までの差は(1頭だけ置かれた地方馬のリッジマンは除いて)0.9秒。
もうこれは、スローのヨーイドン的展開と言っていいだろう。
スローの瞬発力勝負になった今年のジャパンカップだが、当日は一日中内有利の馬場状態だっただけに、4角でのコース取りが命運を分けた側面も無視できない。
回顧
1着は3番人気のヴェラアズール。
道中は中団の内目、10番手あたりを追走。
4角は10番手の内目で直線に向き、直線は馬群に包まれていたためになかなか追い出しにかかれなかったが、残り300mあたりで前が開くとスッと抜け出してきて、あとは馬群を縫うようにスルスルと先頭に迫り、ゴール前、前の2頭をしっかり捉えてゴール。
ここまで緩い流れのレースばかりで、G1のここでは難しいと思ったが、G1のここでも緩い流れ。
内目の6番枠からの終始内目のポジションが、内有利の馬場状態ともピッタリとはまったことも勝因の一つだろう。
⇒ヴェラアズールの分析
2着は1番人気のシャフリヤール。
外枠15番から、道中は中団の後ろ、14番手の外を追走。
4角は12番手の大外で直線に向くと、直線は馬群の外目から追い上げに入り、坂の上りで先頭との差を詰めて行き、坂の頂上では先頭を捉える勢い。
そして残り100mで前を行くヴェルトライゼンデを捉えたと思ったところで、内からヴェラアズールに交わされた。
道中終始外々を回って、4角も大外から直線。
上り3Fはヴェラアズールと同じメンバー最速の33.7秒だが、走った距離は明らかに同じではないだろう。
今回は、枠の内外の差がそのまま着順に出た感じ。
敗けて強しの内容。
前走の内容が気がかりで評価を下げたが、この馬、ベストの距離はこのあたりか?
⇒シャフリヤールの分析
3着は4番人気のヴェルトライゼンデ。
道中は先団5番手の内目を追走。
4角は4番手の内目で直線に向くと、直線はやや前が塞がって追い出しを待たされたが、坂の上りで進路が開くと、残り300mで猛然とスパートし、坂の頂上で先頭に立つとそのまま押し切りを計るが、ゴール前ではさすがに切れ負け。
もう少し道中のペースが流れていれば、頭まであったかもしれない素晴らしい内容。
⇒ヴェルトライゼンデの分析
2番人気のダノンベルーガは5着。
道中は中団8番手の外を追走。
終始内から4~5頭分ほど外を回って、4角は7番手の大外で直線。
直線は坂の上りで先頭に立つが、残り200mから脚色が怪しくなり、ゴール前不利を受けてブレーキを引いたあと、デアリングタクトに交わされて4着。
不利がなければ3着はあったかもしれないが、いずれにしても坂を上ってから脚色が怪しくなった。
ベストは中距離、2400mは微妙に長いのではないか?
⇒ダノンベルーガの分析