結果
第82回 優駿牝馬(オークス・G1)
東京競馬場 芝2400m 良
クッション値:9.4(標準)
着順 | 馬名 | タイム | 着差 | 位置取り | 上がり3F |
① | ユーバーレーベン | 2.24.5 | 12-13-10-8(中団後) | 34.4 | |
② | アカイトリノムスメ | 2.24.6 | 1 | 5-7-10-10(中団) | 34.4 |
③ | ハギノピリナ | 2.24.6 | ハナ | 17-17-15-12(後方) | 34.3 |
レースの上り:34.9
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | Lap9 | Lap10 | Lap11 | Lap12 | |
今走 | 2.24.5 | 34.9 | 12.5 | 11.1 | 11.8 | 12.3 | 12.2 | 12.6 | 12.6 | 12.4 | 12.1 | 11.3 | 11.7 | 11.9 |
過去平均 | 2.24.02 | 34.6 | 12.5 | 11.1 | 12.1 | 12.2 | 12.1 | 12.4 | 12.6 | 12.4 | 12.1 | 11.5 | 11.3 | 11.8 |
差 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | -0.3 | 0.1 | 0.1 | 0.2 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | -0.2 | 0.4 | 0.1 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))
スタートしてから、行きたい馬が前に殺到した1コーナーあたりで少し速めのラップを刻むが(Lap3)、隊列が決まってからのペースは至って平均か、平均よりも少し遅い感じで推移。
しかし、上りの3Fもそれほど速くはならない。
レースの上り3Fは34.9秒と、道中のペースを考えると少し物足りない。
オークスは、過去20年を遡っても、前走1勝クラスの馬が馬券に絡むことはなかった。
今年は3着のハギノピリナが前走1勝クラス「矢車賞」を勝ち上がっての参戦。
もちろんハギノピリナは最後に上り3Fメンバー2位の脚を繰り出して良く頑張ってはいるが、この脚が通用するレースだったと考えることもできる。
総じて今年のオークスは、2400mを走りきることが出来るスタミナと、そこそこの瞬発力があれば勝負になった、レース的には平凡な内容だったように思う。
回顧
勝ったのは3番人気のユーバーレーベン。
道中は中団の後ろ、12~13番手の内目を追走。
しかし3角手前で思い切って外に出し、3~4角では大外を回して進出。
4角は8番手の外で直線。
直線では坂の上りで先頭を射程圏に収めると、坂を上りきったあたりで先頭、ゴール前は内からアカイトリノムスメ、外からはハギノピリナの強襲を抑えきってゴール。
3角手前から長く良い脚を使ってきただけに、上り時計がそこそこかかったこともこの馬には良かった。
⇒ユーバーレーベンの分析
2着は2番人気のアカイトリノムスメ。
道中は中団の前6~7番手、ちょうどソダシを前に見るかたちでレースを進めていた感じ。
3~4角でソダシが若干順位を下げたのに伴って、この馬も4角は10番手で直線。
直線もソダシを前に置いて追い出しを計り、残り200mを切ったあたりではしっかりとソダシを交わしはしたが、先に抜け出していたユーバーレーベンを捉えるまでには行かなかった。
ちょっとソダシを意識しすぎていたような印象はある。
⇒アカイトリノムスメの分析
3着は16番人気のハギノピリナ。
道中は後方。
3~4角で少し順位を上げて、4角は12番手の大外から直線。
直線も馬群の外目から追い込んでくるが、2着のアカイトリノムスメにはハナ差の3着。
外差しが伸びやすい馬場状態も見方したか。
1番人気のソダシは7着。
道中は先団2~3番手。
4角は6番手で直線に向くが、直線は坂を上りきったあたりで苦しくなった。
緩い流れで力んで走っていた感じはあったが、鞍上もコメントしているように、基本的には距離が長かったのだろう。