結果

2023年 3月26日(日)

第53回 高松宮記念(G1)

中京競馬場 芝1200m 不良

着順 馬名 タイム 位置取り 上がり3F
ファストフォース 1.11.5 7-5(中団前) 35.5
ナムラクレア 1 10-9(中団) 35.4
トゥラヴェスーラ 1/2 10-11(中団) 35.3

レースの上り:35.9


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6
今走 1.11.5 35.9 12.5 11.3 11.8 11.6 11.9 12.4
過去平均 1.08.73 34.8 12.1 10.6 11.2 11.3 11.4 12.1
1.1 0.4 0.7 0.6 0.3 0.5 0.3

(※ 過去平均は、当該レース、過去3年の重馬場でのレース3鞍の平均値との比較)

 

やはり馬場は相当悪い。

悪い中でも外目の馬場は、あまり馬が通っていない分内目よりはまし。

外枠2頭の外差し決着からも分かるように、外枠有利、外差し有利は間違いなかったのだろう。

それらの外的要因にプラスして、なおかつ道悪適性があって、パワー系の馬が台頭した今年の宮記念。


回顧

 1着は12番人気のファストフォース。

外枠13番から、道中は中団の前目、7番手の外目を追走。

4角は5番手の外で直線に向くと、直線は馬群の外目、馬場の4分どころから追い上げを計り、坂の上りで早くも先頭に立つと、そのまま押し切ってゴール。

元々ダートの経験もあり、こういう馬場は得意なのだろう。

それに加えて枠順も追い風になった。

1200mで1.06.0のレコードを持つように、脚力もある馬。

すべてがかみ合ったG1初制覇だろう。

ファストフォースの分析

 

2着は2番人気のナムラクレア。

外枠15番から道中は中団10番手の外を追走。

4角は9番手の大外で直線に向き、直線は馬群の大外、馬場のかなり外目から追い上げを計り、坂の上りで先に抜け出していたファストフォースに詰め寄るが、あと少しが詰め切れなかった。

ここは枠順、位置取り云々より、脚力の差が1馬身及ばなかったのだろう。

良馬場ならまた違ったのかもしれない。

ナムラクレアの分析

 

3着は13番人気のトゥラヴェスーラ。

1枠1番から道中は中団10番手の最内。

4角は11番手の最内で直線に向くと、直線は各馬が避ける馬場の最内から追い上げを計り、じわじわと先頭との差を詰めてはくるが0.2差の3着まで。

このレースは重馬場で2年続けての4着。枠順はいずれも外枠だった。

今回も外枠ならまた結果が違ったか?

トゥラヴェスーラの分析

 

1番人気のメイケイエールは12着。

道中は先団5番手追走も、かなり引っ掛かっていた感じ。

4角も5番手で直線に向くが、勝ち馬に外から被せられて勢いを削がれて、そこからは伸びを欠いた。

この馬、負けるときはこんなもの。

馬場云々、不利云々はあまり気にしない方がいいだろう。

メイケイエールの分析

 

3番人気のアグリは7着。

道中は先団3番手を追走。

4角は2番手で直線に向き、直線は坂下で先頭に立ちかけるが、坂の上りで勝ち馬に交わされると、そのあとは2着馬にも先を越され、そのあとで勝ち馬の外への斜行で進路を塞がれて万事休す。

不利がなければあと二つ、三つ、着順は上だったかもしれないが、勝ち負けには関係なかっただろう。

前に行った馬は総崩れの中、その中では再先着。

一定の力は示したのではないか。

アグリの分析