結果
第81回 皐月賞(G1)
中山競馬場 芝2000m 稍重
クッション値:7.9(やや軟らかめ)
着順 | 馬名 | タイム | 着差 | 位置取り | 上がり3F |
① | エフフォーリア | 2.00.6 | 4-4-4-4(先行) | 36.7 | |
② | タイトルホルダー | 2.01.1 | 3 | 2-2-1-1(先行) | 37.5 |
③ | ステラヴェローチェ | 2.01.1 | クビ | 13-10-10-8(逃げ) | 36.7 |
レース上り:37.0
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | Lap9 | Lap10 | |
今走 | 2.00.6 | 37.0 | 12.1 | 11.7 | 12.5 | 11.9 | 12.1 | 11.4 | 11.9 | 12.1 | 12.3 | 12.6 |
過去平均 | 1.58.00 | 34.9 | 12.2 | 10.7 | 11.9 | 11.8 | 12.4 | 12.1 | 12.2 | 11.8 | 11.5 | 11.6 |
差 | 2.1 | -0.1 | 1.0 | 0.6 | 0.2 | -0.3 | -0.7 | -0.3 | 0.4 | 0.8 | 1.0 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去4走))
中山競馬場の芝は、昨日からの雨で午前中は重馬場。
しかし雨は明け方で上り、日中は晴れ。
どれだけ馬場が回復するかと思われたが、結局「皐月賞」は稍重馬場で行われた。
レースの展開は、序盤の3Fは緩めだが、それ以降は緩めの馬場にも関わらず、良馬場平均か、それより速いラップを刻んでいる。
しかし上り3Fはしっかり37秒かかっていて、これは完全な消耗戦。
内が伸びないと思われた馬場だが、上位3頭はすべて直線は内目を通った。
上りが37秒もかかっているのだから、これは内が伸びたのではなく、中~外の差しが決まらなかったのだろう。
馬場の回復が稍重止まりで外差しが伸びなかったこともあるが、道中のペースも結構速く、終いを伸ばそうと考えていた馬たちの末脚が溜まらなかったこともあるだろう。
これが仮に昨日までの馬場状態なら、勝ち馬と中~外差しの馬たちの着差は、もう少し際どかったかもしれないが、このレースを見る限りでは、力は一頭だけ抜けていた感じ。
2着以下の力関係はあまり差はないと言った印象。
回顧
勝ったのは2番人気のエフフォーリア。
道中は先団4番手の内。
4角ではほぼ先頭に並びかけ、直線入口ではすでに先頭。
坂の下から上りにかけて、一気に後続を突き放して、2着に3馬身の差をつけてのゴール。
緩い馬場も何ら問題にせず、好位抜け出しの完璧な競馬、無傷の4連勝で「皐月賞」を制した。
⇒エフフォーリアの分析
2着は8番人気のタイトルホルダー。
抜群のスタートから道中は2番手。
3角過ぎには逃げるワールドリバイバルを交わして先頭に立つと、4角先頭で直線に向く。
直線入口では早くもエフフォーリアに交わされはするが、そのあとがズルズルとは行かずにしっかりと粘り切って2着を守った。
この馬の2着は、展開に依るところが大きいような気はする。
⇒タイトルホルダーの分析
3着は6番人気のステラヴェローチェ。
道中は後方13番手あたり。
道中は終始内目を通って脚を溜め、4角は、追い込み勢がみんな外目を回してくる中、この馬は内目の8番手で直線。
直線も、大外をぶん回して追い込みをかける外差し勢を尻目に、この馬は内をついてしっかり伸びた。
位置取りの差でつかんだ3着。
緩い馬場もこの馬にとっては追い風になった感じ。
⇒ステラヴェローチェの分析
1番人気のダノンザキッドは15着に沈んだ。
道中は先団3番を追走。
3角も4番手の外、4角も5番手の外で直線に向くが、直線に入ると急失速。
まさかの15着に沈んだ。
馬体重は504キロで、前走比では-8キロだが、調教後の馬体重と比較すれば-14キロ。
レース前は発汗も目立っていた印象。
輸送に失敗したのでは?
⇒ダノンザキッドの分析