結果

2023年 3月11日(土)

第41回 中山牝馬S(G3・ハンデ)

中山競馬場 芝1800m(内)良

着順 馬名 タイム 位置取り 上がり3F
スルーセブンシーズ 1.46.5 9-9-8-5(中団) 33.8
ストーリア 1  1/4 6-7-3-3(中団) 34.4
サトノセシル 1  1/2 8-7-5-5(中団) 34.5

レースの上り:34.5


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8 Lap9
今走 1.46.5 34.5 12.4 11.7 12.6 12.0 11.4 11.9 12.0 11.2 11.3
過去平均 1.48.34 35.4 12.6 12.1 12.3 12.3 11.9 11.9 11.9 11.6 11.9
-0.9 -0.2 -0.4 0.3 -0.3 -0.5 0.0 0.1 -0.4 -0.6

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

序盤で一度大きく緩むが(Lap3)、そのあとは比較的流れた。

前後半のバランスでいえばスローペースということになるが、残り1000mから11.4-11.9のラップを刻み、それでいて上り3Fが34.5秒なら優秀の部類ではないか。

瞬発戦のように見えるが、瞬発力を駆使できたのは勝ったスルーセブンシーズだけ。

他の馬は、そこそこのSP持続力のある馬、軽ハンデ馬が上位に食い込んだ。

勝ったスルーセブンシーズの末脚だけが飛び抜けて速かったような印象だが、この馬は中山巧者。

他の競馬場に回ってどうか?


回顧

1着は2番人気のスルーセブンシーズ。

道中は中団のやや後ろ、9番手の外目を追走。

3~4角で外を回して進出を開始。

4角は5番手の外で直線。

直線は馬場の2~3分どころから追い上げに入り、坂の上りで先頭に立つと、そのまま突き抜けてゴール。

この勝ち方は強いが、馬自体は中山巧者、そしてハンデの54キロも効いていたはず。

ひそかに地力をつけている可能性もあるが、いずれにしても次走が正念場になるだろう。

スルーセブンシーズの分析

 

2着は6番人気のストーリア。

序盤は中団7番手の外を追走。

向正面で順位を上げて、3角は3番手の外、4角も3番手の中で直線。

直線は馬場の内目から追い上げに入り、坂下では4頭横一線の先頭。

坂の上りではスルーセブンシーズに交わされるが、必死に食らいついて2着は確保。

まだ3勝クラスの身だったが、52キロのハンデをうまく使った感じ。

勝ったスルーセブンシーズと僅差なら評価もできるが、その差は1馬身と1/4。

そこそこの持続力はありそうだが、斤量を背負ってどうか?

 

3着は5番人気のサトノセシル。

道中は中団7番手の最内を追走。

4角も中団5番手の最内で直線に向き、直線は馬場の内目から追い上げてきて、ゴール前、アートハウスを頭差交わしての3着。

上りは35秒からの馬なので、この3着争いは妥当なところ。

アートハウスには2キロの斤量差で差し切れた。

サトノセシルの分析

 

1番人気のアートハウスは4着。

道中は先団3番手の最内を追走。

4角も3番手の最内で直線に向くが、前が開かないと見るや、進路を外に取って追い上げにかかるが、0.5差の4着まで。

直線スムーズなら3着もあったか?

いずれにしてもハンデの57キロが重かった感じ。

アートハウスの分析

 

3番人気のクリノプレミアムは5着。

序盤は中団の前5番手の外を追走していたが、向正面で先頭に並びかけ、そのあと控えて先団3番手を追走。

4角は2番手の内目で直線に向き、直線は坂下では横一線の先頭に加わってはいたが、坂の上りで伸びを欠いた。

序盤で緩んだときに少しムキになった様子。

その分、坂の上りで止まってしまった。

いずれにしても、時計、上りが速すぎた。

クリノプレミアムの分析