結果
第64回 阪急杯(G3)
阪神競馬場 芝1400m(内)良
着順 | 馬名 | タイム | 着差 | 位置取り | 上がり3F |
① | ベストアクター | 1.20.3 | 10-10(中団) | 34.0 | |
※③ | ダイアトニック | 1.20.3 | クビ | 4-4(先行) | 34.5 |
② | フィアーノロマーノ | 1.20.4 | 1/2 | 6-7(中団前) | 34.4 |
レース上り:34.8
※ダイアトニックは,2着に入線したが、最後の直線コースで内側に斜行してフィアーノロマーノの走行を妨害し、かつ、走行妨害がなければ被害馬が先に入線していたと認められるため3着に降着。
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | |
今走 | 1.20.3 | 34.8 | 12.1 | 10.7 | 11.3 | 11.4 | 11.3 | 11.6 | 11.9 |
過去平均 | 1.20.7 | 35.3 | 12.2 | 10.6 | 11.1 | 11.5 | 11.5 | 11.6 | 12.2 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去8走))
道中はほぼ平均ペースで推移したと見て良い。
上りが過去の良馬場平均よりも優秀なのは、ダイアトニックとベストアクターの末脚が優秀だったからに他ならない。
平均ペースだけに、先団、中団、後方、どこにいた馬にも等しくチャンスがあったわけだが、そこをクビ差差し切ったベストアクターの末脚は、決してフロックではないだろう。
回顧
1着はベストアクター
2勝クラス、3勝クラスを連勝で勝ち上がって挑んだ今回。
見事重賞も制覇しての3連勝は見事。
末脚には確かなものがあったが、長距離輸送、右回りの経験がなく、いきなりの重賞はどうかと思ったが、それはどうやら杞憂に終わった。
普通ならダイアトニックで決まるところを、それを外から差し切ったこの馬の末脚はやはり本物。
2着はフィアーノロマーノ
直線入口での不利がなければ2着していたという判断。
まあその通りかもしれないが、ダイアトニックの勝負根性も確かなものなので、交わせていたかは微妙。
3着はダイアトニック
道中好位で追走し、直線抜け出してくる王道の競馬。
斜向さえなければ完璧な競馬だったが、4角ちょっと窮屈になって、ぽっかり開いた内を割ろうとしたところに落とし穴。
しかし、完璧な勝ちパターンを外から差されたことの方が悔しいかも。斤量の57キロが微妙に効いていたのか?
4番人気のステルヴィオは5着。
スタート直後、行き脚がつかなかったが、押して行って道中は中団にポジションを取った。
しかし直線では窮屈になり、進路がなかなか定まらなかったのがこの差だろう。斤量もダイアトニックと同じ57キロ。鞍上が阪神コースに不慣れと言うのも痛かった。