結果

2021年10月17日(日)

第26回 秋華賞(G1)

阪神競馬場 芝2000m(内) 良

クッション値:8.1(軟らかめの標準)

10月17日(日)阪神競馬場の馬場状態傾向分析(芝)

着順 馬名 タイム 着差 位置取り 上がり3F
アカイトリノムスメ 2.01.2 6-5-5-4(中団前) 35.9
ファインルージュ 2.01.3 1/2 11-11-10-10(中団後) 35.5
アンドヴァラナウト 2.01.4 1/2 4-5-5-6(中団前) 36.1

レースの上り:36.5


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8 Lap9 Lap10
今走 2.01.2 36.5 12.8 11.6 12.2 12.3 12.3 12.0 11.5 11.3 12.3 12.9
過去平均 1.59.18 35.1 12.5 11.1 12.4 12.3 12.0 12.1 11.8 11.5 11.5 12.1
1.5 0.3 0.5 -0.2 0.0 0.3 -0.1 -0.3 -0.2 0.8 0.8

 

(※ 今年の「秋華賞」は阪神開催のため、過去平均には、阪神芝2000m(内)の古馬オープンクラスの良馬場の過去20鞍の良馬場平均を掲載。)

道中のペースはさほど速くはない。

仕掛けどころが若干早く、加速スピードもやや速いように思われるが、特徴的なのは上りの遅さ。

レースの上り3Fが36.5。

極端な前傾ラップか、道悪競馬で出るような上りだが、当日は稍重明けとは言え、良馬場になったのは5Rのこと。馬場がさほど荒れていたとは思えない。

しかし、当日は強風が吹き荒れるコンディション。

最後の直線は向かい風になっており、その影響が出ている可能性が高い。

最後の上り時計を要したとは言え、前にいた馬もそこそこ残ってきており、差し馬有利の展開とはまた違う。

上位に来た馬は、強風に抗うパワーに秀でた馬、ということができるかもしれない。

また、馬場状態としては、内が伸びにくく、若干外からの差し馬に有利な馬場状態はあったのかもしれない。


回顧

1着は4番人気のアカイトリノムスメ。

スタートは五分に出て、道中は中位の前、5~6番手。

4角も4番手の外で直線に向き、直線は馬群の外目から脚を伸ばし、一完歩ずつ着実に前に詰め寄って、ゴール前は内で粘るアンドヴァラナウトをしっかり捉えてゴール。

スタート五分ならこれくらいはやれる馬。内回りも合っている。

アカイトリノムスメの分析

 

2着は2番人気のファインルージュ。

道中は中位の後ろ、11番手。

4角は10番手の外で直線に向くと、直線は馬場の外目から強烈な末脚を使ってくるが、半馬身及ばずの2着。

展開的に、前の馬にはまだ余力があったので、あの位置取りから差し切るのは難しかったかもしれない。

しかしこの馬もタフな状況下で地力のある所を示した。

ファインルージュの分析

 

3着は3番人気のアンドヴァラナウト。

道中は中位の内、4~5番手を追走。

4角は6番手で直線に向き、直線は馬場の内目をスルスルと伸びてきて、坂の途中では先頭を窺う構えだったが、ゴール前で少し甘くなっての3着。

ここらへんは馬場の内外で伸びが違ったのかもしれない。

決して力負けではないと思う。

アンドヴァラナウトの分析

 

1番人気のソダシは10着。

道中は2番手追走。

4角も2番手で直線に向き、坂の下までは逃げるエイシンヒテンを捉えるような感じはしたが、坂の上りで勢いを失くし、粘りもなく瞬時に馬群の中へと消えた。

ゲートで顔をぶつけて口内が負傷していたようだが、その前から、待避所で動かない素振りを見せていた時点で、なにか異変があったのかもしれない。

このレース一鞍だけのことならいいが・・・。

ソダシの分析