結果

2022年 10月15日(土)

第70回 アイルランドT府中牝馬S(G2)

東京 芝1800m 良

2022年10月15日 東京競馬場の馬場傾向分析(芝)

着順 馬名 タイム 位置取り 上がり3F
イズジョーノキセキ 1.44.5 9-11-12(中団後ろ) 33.3
ソダシ 3-5-5(中団前) 33.8
アンドヴァラナウト 3/4 6-9-9(中団) 33.8

レースの上り:34.7


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8 Lap9
今走 1.44.5 34.7 12.6 10.7 11.1 11.7 11.8 11.9 11.5 11.4 11.8
過去平均 1.46.28 34.0 12.7 11.3 11.8 12.3 12.2 12.0 11.2 11.2 11.6
0.7 -0.1 -0.6 -0.7 -0.6 -0.4 -0.1 0.3 0.2 0.2

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

道中はオール11秒台のラップで貫かれた。

上りこそ34秒台後半を要したものの、今年の府中牝馬Sは、スピードとその持続力、そして瞬発力が求められたハイレベルな一戦。


回顧

1着は12番人気のイズジョーノキセキ。

道中は中団の後ろで後方寄り、11番手の最内を追走。

4角も12番手の最内で直線に向くと、直線は馬場の内目から追い上げに入る。

坂の上り、そして坂を上りきってからも、まだ先頭とは2馬身ほどの差があったが、ゴール直前、前の2頭が少し甘くなったところを差し切った。

最後の1Fは11.8秒だが、おそらく最後の100mは6秒ほどかかっていたのではないか?

道中の流れがきつかっただけに、ソダシ、アンドヴァラナウトが最後の100mで苦しくなったところで差し切ることができた感じ。

道中最内の経済コースを通ったことも勝因の一つ。

展開の利も少しはあるが、それでも力があることは確か。

イズジョーノキセキの分析

 

2着は1番人気のソダシ。

道中は中団の前、5番手の内を追走。

4角も5番手で直線に向くと、直線は一旦外へ行き欠けるが、思い直して馬場の内目に進路を取って伸びてくる。

坂の上りで先頭を射程圏に捉えると、残り200mで先頭に立ち、そのまま押し切るかに見えたが、最後の最後、イズジョーノキセキにアタマ差交わされての2着。

レースが流れた分、最後の最後できつくなったが、それでも1、3着馬とは2キロの斤量差。

1800mの距離でも力は示した。

ソダシの分析

 

3着は3番人気のアンドヴァラナウト。

道中は中団のやや後ろ、9番手の最内を追走。

4角も9番手の最内で直線に向くと、直線は坂の上りでソダシと馬体を併せての追い比べ。

しかし、坂を上って残り200mを切ってソダシに少し遅れをとると、ゴール前はイズジョーノキセキにも交わされて3着。

この3着は好走というよりは、力不足の3着

ハイレベルな戦いになるとまだ少し足りない。

アンドヴァラナウトの分析

 

2番人気のサトノセシルは4着。

道中は中団の前、5番手の外(内にソダシ)。

4角も5番手の外で直線に向くと、直線は馬群の外目から追い上げを計り、しぶとく伸びてはくるが、4着が精一杯。

上位の馬がどれも道中最内を通っていたのに対して、この馬は終始外目。

この影響も少しはあったと思うが、上り34秒台の決着にまた課題を残した格好。

サトノセシルの分析