結果
第69回 神戸新聞杯(G2)
2021年 9月26日(日)
中京競馬場 芝2200m 不良
クッション値:9.9(標準)
着順 | 馬名 | タイム | 着差 | 位置取り | 上がり3F |
① | ステラヴェローチェ | 2.18.0 | 9-8-9-9(後方) | 35.6 | |
② | レッドジェネシス | 2.18.0 | 1/2 | 7-8-7-6(中団後) | 35.9 |
③ | モンテディオ | 2.18.5 | 3 | 2-2-2-2(先行) | 36.8 |
レースの上り:36.5
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | Lap9 | Lap10 | Lap11 | |
今走 | 2.18.0 | 36.5 | 13.1 | 11.4 | 12.5 | 13.6 | 13.2 | 12.8 | 12.5 | 12.4 | 11.9 | 12.2 | 12.4 |
過去平均 | 2.13.15 | 35.6 | 12.6 | 11.4 | 11.6 | 12.8 | 12.6 | 12.3 | 12.1 | 12.1 | 11.8 | 11.7 | 12.2 |
差 | 0.9 | 0.5 | 0.0 | 0.9 | 0.8 | 0.6 | 0.5 | 0.4 | 0.3 | 0.1 | 0.5 | 0.2 |
今年の「神戸新聞杯」は昨年に引き続き中京開催ということで、参考値としての過去平均を、中京芝2200m、古馬2勝クラスのレース12鞍の良馬場平均を掲載した。
まあ見ての通り、不良馬場ということで、レースの流れはかなり遅いものとなっている。
中京の芝2200mというコース形態が前半は上り基調ということもあり、不良馬場を考慮に入れても、まだ緩い流れだったように感じる。
その分後半は、特に上り3FはLap9で11.9秒というラップも出ており、各馬そこそこの余力を持って、上りの600mを迎えたのだろう。
レースとしては、不良馬場ではあったが、最後はバテ比べというようなレースにはならず、不良馬場でのスローの瞬発力勝負、もっぱら道悪適正だけが求められたレースになったのではないか?
回顧
1着は2番人気のステラヴェローチェ。
道中後方8~9番手から、4角も9番手の外寄りで直線に向き、直線は馬群の中ほどから追い出しにかかり、坂を上って残り200mで先に抜け出していたレッドジェネシスを射程圏に収めると、あとはレッドジェネシスをゴール前で捉え、半馬身離して勝負を決めた。
上りはメンバー最速の35.6秒。
内から伸びたレッドジェネシスを、外よりを回りながらきっちりと差し切るあたり、着差以上の強さを見せた。
実力も上位クラスだっただけに、道悪適正の高さを加味して盤石の勝利といったところか。
⇒ステラヴェローチェの分析
2着は5番人気のレッドジェネシス。
道中は中団の後ろあたりだが、位置取りは内。
4角も6番手の内で直線に向くと、直線は内に進路を取って早めに抜け出してくるが、ゴール前でステラヴェローチェに並ばれると、応戦する間もなく交わされての2着。
コース取りはこちらの方がいくらか有利だっただけに、着差ナシでも完敗と言っていいだろう。
⇒レッドジェネシスの分析
3着は8番人気のモンテディオ。
道中は2番手追走。
4角も2番手で直線に向き、直線の入り口では早くも先頭。
坂を上りきったあたりでレッドジェネシスに交わされるが、それでもそこからしばらくは食らいついてはいた。
残り100mあたりでステラヴェローチェに交わされてからは、ちょっと息が上がったように遅れ始めたが、ズルズルとは行かずに3着は死守した。
この馬の場合、まだまだ成長途上で「体が使い切れていない」というレース後のコメントも出ている。
この先の成長には大きな期待が持てそう。
⇒モンテディオの分析
1番人気のはシャフリヤールは4着。
道中は中団の外、5~6番手を追走。
4角も6番手の外ながら、先頭との差は3馬身ほどの射程圏。
直線も馬群の外目から追い込んではくるが、先頭との差はなかなか詰まらない。
結局最後はバテ気味のモンテディオさえ捉えきれずに4着に終わった。
「良馬場でこそのタイプ」とはレース後の鞍上の談話。
うーん・・・。
ちょっと寂しい4着ではある。
⇒シャフリヤールの分析
3番人気のキングストンボーイは5着。
道中は中団やや後ろの7番手あたり。
シャフリヤールをしっかりとマークしているといった感じ。
4角もシャフリヤールの後ろ、8番手の外で直線。
直線はシャフリヤールの外から追い出しにかかるが、伸びは平凡。
先頭はおろか、シャフリヤールさえ捉えきれずに5着まで。
この馬の場合、道悪がダメと言うより、まだ力が伴っていない印象。
⇒キングストンボーイの分析