結果

2022年 12月3日(日)

第56回 ステイヤーズS(G2)

中山 芝3600m 良

着順 馬名 タイム 位置取り 上がり3F
シルヴァーソニック 3.46.3 7-7-8-6(中団) 35.5
プリュムドール 3/4 9-10-11-10(中団後ろ) 35.3
ディバインフォース 1 1/4 12-10-8-5(後方) 35.8

レースの上り:36.1


ラップ分析

1着タイム 序盤 中盤前 中盤 中盤後 上り
今走 3.46.3 52.0 50.6 25.7 50.4 47.6
過去平均 3.45.86 51.2 51.4 25.7 49.9 47.6
0.8 -0.8 0.0 0.5 0.0

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

多少の緩急はあるものの、全体的な流れは平年通り、道中は緩く、ラスト1000mの勝負。

2周目の3角あたりで先団の馬が一気にスパートし出して、Lap15が11.5秒を計時した。

このため、先団にいた馬にはちょっと厳しいレースにはなったが、おおむね、長距離適正が問われたレース。


回顧

1着は3番人気のシルヴァーソニック。

道中は序盤は前目のポジションを取ったが、中盤あたりからは中団7~8番手の最内。

レースが動き出した3角あたりでもまだ内でじっとしていて、4角は6番手の最内で直線に向くと、直線は内ラチ沿いから坂の上りで先頭を捉え、あとはそのまま突き抜けた。

道中は終始最内。3角を過ぎても動かずに、直線で最内から突き抜ける完璧な内容。

馬も強いが乗り役も巧い。

シルヴァーソニックの分析

 

2着は5番人気のプリュムドール。

序盤は中団、中盤からは中団のやや後ろ、10番手の最内を追走。

4角は10番手の外で直線に向くと、直線は馬群の外目から追い上げてくるが、0.1差の2着まで。

これは4角での内と外の差だろう。

昇級初戦の長距離重賞でまずまずの結果。

ゴールドシップ産駒の牝馬で、長距離は走りそう。

今後この路線でひと暴れできるか?

 

3着は4番人気のディバインフォース。

序盤から中盤は後ろから2頭目の定位置。

残り1000mあたりから動き始めて、3角は8番手、4角は5番手の外で直線。

直線は馬群の外目から追い上げてきて、坂下あたりではシルヴァーソニックと競り合うかに見えたが、坂の上りで甘くなって、最後はプリュムドールに交わされての3着。

序盤、中盤の位置取りが昨年よりは後ろになって、動き出すタイミングがちょっと速かったのではないか?

その分坂の上りで苦しくなった感じ。

後ろから行く馬にはこれがある。

ディバインフォースの分析

 

1番人気のディアスティマは9着。

1枠1番からハナへ。

多少の緩急はあったものの、おおむね例年通りの緩いペース。

4角も先頭で直線に向くが、直線では坂の上りで馬群に呑み込まれた。

終始アイアンバローズに突かれて、3角では一気のペースアップで苦しい逃げだったことは間違いないが、道中のペースを考えると、もう少し粘れてもいいはずだが・・・。

「松籟S」での勝ちは鮮烈だったが、意外とクラスが上がれば苦戦するタイプなのかも。

ディアスティマの分析

 

2番人気のアイアンバローズは4着。

道中は2番手追走。

終始逃げるディアスティマのプレッシャーをかけるかたちでの追走。

3角あたりからは先頭に並びかけて、4角も差のない2番手で直線。

直線も坂の上りまでは3番手で粘ってはいたが、残り100mあたりで甘くなった。

道中の流れはスローで良かったのだが、2周目の3角で一斉に動いていったときに脚を使った感じ。

あそこでもうワンテンポ溜めれていればだが、それは結果論。

まあ、この馬の力は出し切っていた。

アイアンバローズの分析