結果

2022年 3月12日(土)

第40回 中山牝馬S(G3・ハンデ)

中山 芝1800m 良

3月12日(土)中山競馬場の馬場状態傾向分析(芝)

着順 馬名 タイム 着差 位置取り 上がり3F
クリノプレミアム 1.46.8 8-10-8-9(中団後ろ) 34.3
アブレイズ 1.46.9 1/2 6-6-7-5(中団) 34.6
ミスニューヨーク 1.46.9 クビ 8-6-8-5(中団) 34.5

レースの上り:35.0


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8 Lap9
今走 1.46.8 35.0 12.1 11.7 12.4 12.2 11.8 11.6 11.5 11.7 11.8
過去平均 1.48.68 35.6 12.7 12.0 12.1 12.3 11.9 12.0 12.0 11.6 12.0
-0.6 -0.6 -0.3 0.3 -0.1 -0.1 -0.4 -0.5 0.1 -0.2

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

序盤緩んでいるといっても、過去平均よりは速め。

なおかつ向正面の下り坂でラップが速くなるLap5からの区間も、例年よりはずいぶんと速め。

その上、上がり3Fも35.0秒でまとめられている。

走破時計も例年の良馬場平均よりおよそ2秒も速い。

案の定道中前目にポジションを取った馬は、下位人気とはいえ全滅だった。

こうして見ると、今年の「中山牝馬S」は、SPの持続力が求められた一戦だったように見えるが、しかし一方で、当日は外差し馬場で、上位に入った馬のほとんど(ミスニューヨーク以外)が、直線は馬場の外目から脚を伸ばした馬だったことは事実。

直線外を通って、それなりの末脚さえ出せれば、上位に食い込めた一戦だったとも言える(ミスニューヨーク以外)。


回顧

1着は15番人気のクリノプレミアム。

大外16番から道中は中団のやや後ろ、10番手の外目を追走。

4角は9番手の大外を回して直線。

直線は馬群の大外から脚を伸ばし、終い34.3秒の脚で差し切り勝ち。

軽ハンデの直線の位置取りがもたらした勝利。

クリノプレミアムの分析

 

2着は12番人気のアブレイズ。

道中は中団6~7番手の外。

4角は5番手の外で直線に向き、直線は馬群の外目から勝ち馬と一緒に追い上げて来たが、ゴール前交わされての2着。

ハンデ56キロで、この流れ、この上りにしっかり対応できたのは収穫

これなら次走も期待できそう。

アブレイズの分析

 

3着は1番人気のミスニューヨーク。

道中は中団の内、8番手あたりを追走。

4角は5番手の最内で直線に向くと、直線は馬場の内目をしっかりと伸びてはくるが3着まで。

上位勢の中では唯一この馬だけが最後の直線で内を通った馬。

外差し馬場にやられたと言っても過言ではない。

力のあるところはしっかりと示した。

ミスニューヨークの分析

 

2番人気のルビーカサブランカは6着。

スタート出遅れて序盤は最後方から。

終始外目を回りながら、3~4角は大外を回して進出して行き、4角は12番手の大外から直線。

直線は馬群の外目からよく追い上げては来ているが、0.2差の6着まで。

2着にはクビ-クビ-クビ-ハナ差だけに、大きく負けているわけではない。

スタートの出遅れが響いた。

ルビーカサブランカの分析

 

3番人気のテルツェットは5着。

道中は最後方近くの15番手の外。

4角は最後方から大外を回して直線。

直線も馬群の大外から脚を伸ばすが、最後はルビーカサブランカをハナ差交わすのが精一杯。

よく追い上げてはいるが、小柄な馬だけに、トップハンデの56.5キロは効いていたかも。

テルツェットの分析