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クイーンS過去10年、脚質別の特徴
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 1- 0- 0- 9/ 10 | 10.0% | 10.0% | 10.0% |
先行 | 6- 3- 3- 24/ 36 | 16.7% | 25.0% | 33.3% |
中団 | 2- 5- 7- 35/ 49 | 4.1% | 14.3% | 28.6% |
後方 | 1- 2- 0- 27/ 30 | 3.3% | 10.0% | 10.0% |
続いて、枠番別の脚質データ 3着以内率(良馬場)
1枠 | 2枠 | 3枠 | 4枠 | 5枠 | 6枠 | 7枠 | 8枠 | |
逃げ | なし | 33.3% | 0.0% | 0.0% | なし | 0.0% | なし | 0.0% |
先行 | 50.0% | 100.0% | 0.0% | 0.0% | 33.3% | 20.0% | 66.7% | 25.0% |
中団 | 33.3% | 0.0% | 14.3% | 37.5% | 50.0% | 50.0% | 11.1% | 28.6% |
後方 | 0.0% | なし | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 16.7% | 0.0% | 33.3% |
逃げ
逃げは過去10年で1着が1回だけ。2017年のアエロリット(2番人気・単勝3.2倍)。枠は2枠2番。
それ以外の枠では3着以内にも入っていないと言うデータ。
しかしそれ以外の馬はリラヴァティの4番人気単勝6.5倍(8枠13番)が最高で、以下5番人気(10.9倍・2枠2番)、6番人気(12倍・4枠4番)、9番人気(28.4倍・6枠10番)と続く。
要するに人気サイドで内枠に入った場合、逃げ馬は要注意。
先行
勝率、連対率、複勝率がどれも最も高いのが先行馬。
これは札幌芝1800mのコースデータとほぼ合致する。
(参考⇒ 札幌芝1800mのコース分析))
人気別で見ても;
単勝オッズ | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1.0~ 1.4 | 0- 0- 0- 0/ 0 | |||
1.5~ 1.9 | 0- 0- 0- 0/ 0 | |||
2.0~ 2.9 | 3- 1- 0- 0/ 4 | 75.0% | 100.0% | 100.0% |
3.0~ 3.9 | 0- 0- 1- 0/ 1 | 0.0% | 0.0% | 100.0% |
4.0~ 4.9 | 1- 2- 1- 1/ 5 | 20.0% | 60.0% | 80.0% |
5.0~ 6.9 | 1- 0- 0- 4/ 5 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
7.0~ 9.9 | 0- 0- 1- 3/ 4 | 0.0% | 0.0% | 25.0% |
10.0~14.9 | 0- 0- 0- 5/ 5 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
15.0~19.9 | 0- 0- 0- 2/ 2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
20.0~29.9 | 1- 0- 0- 2/ 3 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
30.0~49.9 | 0- 0- 0- 3/ 3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
50.0~99.9 | 0- 0- 0- 2/ 2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
100.0~ | 0- 0- 0- 2/ 2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
このように、単勝オッズ5倍未満の先行馬ならかなり信頼が置ける。
単勝オッズ5倍以上の場合は、馬券圏内に来ている3頭の内2頭が、中山牝馬S(G3・中山芝1800m)、福島牝馬S(G3・福島芝1800m)で連対実績があった。
枠番はどの枠からでも良さそうだが、先行馬だけに、力が劣る馬なら当然内側が欲しいところ。
差し・追い込み
差し、追い込み馬もそこそこ結果を残している。
人気別で見てみると;
単勝オッズ | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1.0~ 1.4 | 0- 0- 0- 0/ 0 | |||
1.5~ 1.9 | 0- 0- 0- 0/ 0 | |||
2.0~ 2.9 | 1- 0- 0- 2/ 3 | 33.30% | 33.30% | 33.30% |
3.0~ 3.9 | 1- 0- 0- 2/ 3 | 33.30% | 33.30% | 33.30% |
4.0~ 4.9 | 0- 0- 1- 1/ 2 | 0.00% | 0.00% | 50.00% |
5.0~ 6.9 | 0- 1- 2- 5/ 8 | 0.00% | 12.50% | 37.50% |
7.0~ 9.9 | 0- 2- 0- 6/ 8 | 0.00% | 25.00% | 25.00% |
10.0~14.9 | 0- 1- 1- 6/ 8 | 0.00% | 12.50% | 25.00% |
15.0~19.9 | 0- 0- 1- 5/ 6 | 0.00% | 0.00% | 16.70% |
20.0~29.9 | 0- 0- 0- 9/ 9 | 0.00% | 0.00% | 0.00% |
30.0~49.9 | 1- 2- 2- 6/11 | 9.10% | 27.30% | 45.50% |
50.0~99.9 | 0- 1- 0- 8/ 9 | 0.00% | 11.10% | 11.10% |
100.0~ | 0- 0- 0-12/12 | 0.00% | 0.00% | 0.00% |
こちらは、あまり人気していない馬の方に妙味がありそうなデータ。
そしてここでも特徴的なのが、中山牝馬S(G3・中山芝1800m)と福島牝馬S(G3・福島芝1800m)。
5倍以上の馬で、馬券圏内に入った馬の中山牝馬S(G3・中山芝1800m)、福島牝馬S(G3・福島芝1800m)の出走歴を見てみると;
- 5.0~6.9:3頭中1頭が「中山牝馬S」優勝馬
- 7.0~9.9:2頭中1頭が、「福島牝馬S」0.1差の4着で上りはメンバー最速。
- 10.0~14.9:2頭中1頭が「中山牝馬S」優勝馬。
- 15.0~19.9:1頭中1頭が「中山牝馬S」「福島牝馬S」でそれぞれ3着。
- 30.0~49.9:5頭中2頭が「福島牝馬S」2着、3着。1頭が「福島牝馬S」0.4差の6着ながら、上り時計はメンバー最速。
- 50.0~99.9:該当せず
人気薄の中団、もしくは後方待機の馬でも、「中山牝馬S」もしくは「福島牝馬S」で馬券圏内に来た実績があれば妙味はある。
また、馬券圏内の実績がなくても、「福島牝馬S」でメンバー最速の上りを出しながら差し届かなかった馬は、「クイーンS」では突っ込んでくる可能性がある。
クイーンSへの過去10年の臨戦過程
「クイーンS」への臨戦過程で最も多く、最も成績が良いのが前走重賞からの「クイーンS」参戦。
とりわけ多く、「クイーンS」での成績も優れているのが「ヴィクトリアマイル(G1・東京芝1600m)」と「マーメイドS(G3・阪神芝2000m)」。
前走ヴィクトリアマイル(G1)からの参戦
前走の「ヴィクトリアマイル(G1)」での成績はどうだったのか?
前入線順位 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
前走1着 | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.00% | 0.00% | 0.00% |
前走2着 | 0- 0- 0- 0/ 0 | |||
前走3着 | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.00% | 0.00% | 0.00% |
前走4着 | 0- 1- 0- 0/ 1 | 0.00% | 100.00% | 100.00% |
前走5着 | 1- 0- 0- 0/ 1 | 100.00% | 100.00% | 100.00% |
前走6~9着 | 2- 1- 2- 1/ 6 | 33.30% | 50.00% | 83.30% |
前走10着~ | 0- 2- 1- 8/11 | 0.00% | 18.20% | 27.30% |
「ヴィクトリアマイル」では馬券に絡めなかった馬が「クイーンS」では馬券になる傾向。
これは、東京芝1600mと札幌芝1800mで求められる適正が違うために、このようなことが起きていると考えられる。
それでは次に、前走「ヴィクトリアマイル」を走った馬の今走の人気別着度数;
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番人気 | 2- 2- 1- 1/ 6 | 33.30% | 66.70% | 83.30% |
2番人気 | 1- 0- 1- 4/ 6 | 16.70% | 16.70% | 33.30% |
3番人気 | 0- 1- 1- 0/ 2 | 0.00% | 50.00% | 100.00% |
4番人気 | 0- 0- 0- 2/ 2 | 0.00% | 0.00% | 0.00% |
5番人気 | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.00% | 0.00% | 0.00% |
6番人気 | 0- 0- 0- 0/ 0 | |||
7番人気 | 0- 0- 0- 0/ 0 | |||
8番人気 | 0- 0- 0- 2/ 2 | 0.00% | 0.00% | 0.00% |
9番人気 | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.00% | 0.00% | 0.00% |
10番人気 | 0- 1- 0- 0/ 1 | 0.00% | 100.00% | 100.00% |
1番人気はある程度信頼できるが、それ以外になるとちょっと怪しくなってくる。
2番人気以下の馬で、馬券圏内に来ている5頭を調べてみると、5頭中3頭が「中山牝馬S」もしくは「福島牝馬S」で馬券圏内に来た実績があった。
しかしこの場合は、「中山牝馬S」もしくは「福島牝馬S」で馬券圏内に来た実績があっても、今回凡走している馬もそこそこいるので、参考程度に捉えておいた方が良いかもしれない。
前走マーメイドS(G3)からの参戦
まずは前走「マーメイドS」の着順;
前入線順位 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
前走1着 | 0- 0- 0- 5/ 5 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
前走2着 | 0- 0- 1- 1/ 2 | 0.0% | 0.0% | 50.0% |
前走3着 | 0- 1- 0- 1/ 2 | 0.0% | 50.0% | 50.0% |
前走4着 | 0- 0- 0- 2/ 2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
前走5着 | 0- 0- 0- 2/ 2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
前走6~9着 | 0- 1- 1- 5/ 7 | 0.0% | 14.3% | 28.6% |
前走10着~ | 1- 0- 0- 4/ 5 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
「マーメイドS」の勝馬は「クイーンS」では馬券に絡めないと言うデータ。
「マーメイドS」は阪神芝2000mの内回りコースだけに、札幌芝1800mと適正はそれほどかけ離れてはいないと思うだけに、これはちょっと意外なデータ。
そしてここでもまた、「中山牝馬S」と「福島牝馬S」が出て来る。
前走「マーメイドS」2着以下で馬券になった5頭中3頭に「中山牝馬S」もしくは「福島牝馬S」での好走歴(馬券圏内)があった。
このケースでは、前走「マーメイドS」2着以下で馬券にならなかった馬20頭の中でも、「中山牝馬S」と「福島牝馬S」好走(馬券圏内)馬は3頭しかみつからなかったことから、そこそこ信頼できるデータなのかもしれない。
まとめ
今回の分析のキーワードともなっている「中山牝馬S」と「福島牝馬S」を2連勝してきているフェアリーポルカは、かなり信頼の置ける馬ではあるが、脚質が中団以下の差し脚質なだけに、勝ち負けには絡んできても、「勝利」が当確かと言えば疑問は残る。
逆に、前走「マーメイドS」では大敗しているものの、前々走の「福島牝馬S」では上り時計メンバー3位の脚で0.1差の2着に食い込んだリープフラウミルヒあたりは人気を落とすなら面白い存在。