結果

2023年 10月1日(日)

第57回 スプリンターズS(G1)

中山競馬場 芝1200m(外)良

着順 馬名 タイム 位置取り 上がり3F
ママコチャ 1.08.0 3-2(先行) 34.5
マッドクール ハナ 5-4(中位前) 34.4
ナムラクレア 1 7-7(中団) 34.4

レースの上り:34.7


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6
今走 1.08.0 34.7 11.7 10.4 11.2 11.2 11.2 12.3
過去平均 1.07.58 34.5 11.9 10.3 10.9 11.2 11.4 11.9
0.2 -0.2 0.1 0.3 0.0 -0.2 0.4

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

流れとしては、中盤が若干緩い感じだが、上り3Fは34.7秒かかっている。

これは、馬場は良馬場ではあったが、レース後のコメントでも述べられているように、当日の馬場は少し緩めだったためだと考えられる。

それらのことから、レース当日は少し緩めの馬場で、よって道中のペースもさほど速くはならず、加えてラスト3Fも後ろからの追い上げが効きにくい、前有利の展開だったのではないかと考える。

走破時計の1.08.0は平凡だったが、勝ったママコチャの内容は強かったと思う。


回顧

1着は3番人気のママコチャ。

道中は序盤5番手の外目から、中盤で外を回って3角では先団3番手まで進出すると、そのまま外目を回って4角は2番手の内で直線に向く。

直線は馬場の3分どころから追い上げに入り、坂下で逃げ粘るジャスパークローネを捉えて先頭に立つと、ゴール前は内から来たマッドクールの強襲をハナ差しのいでゴール。

スタートは必ずしもよくはなかったが、中盤で掛かり気味に上がって行って先団に取り付くと、直線2番手からの鮮やかな押し切り勝ち。

道中は掛かり気味で、おまけに外目を回ったこともあり、ゴール前はバテてもおかしくない展開だったが、マッドクールの強襲をしのぎ切った勝負根性は評価できる。

通ったコース、走った距離を考えると、着差はハナ差だが、着差以上の内容だと思う。

ママコチャの分析

 

2着は6番人気のマッドクール。

10番ゲートから、序盤でうまく内に潜り込み、道中はインの経済コースで虎視眈々。

4角も4番手の最内で直線に向くと、直線は馬場の内目から差し脚を伸ばしてくるが、ゴール前ハナ差及ばずの2着。

この2着はジョッキーの好騎乗もあるが、この距離での安定感もしっかりと示した。

前走が本当に「熱中症」気味だったとすれば、この距離ではまだ底を見せていないことになる。

マッドクールの分析

 

3着は1番人気のナムラクレア。

スタート少し出遅れて道中は中団7番手の外目。

4角も7番手の外で直線に向き、直線はママコチャの直後から追い上げてはくるが、0.2差の3着まで。

序盤ではママコチャに外からフタをされるかたち、3~4角では今度はメイケイエールが外から。

前に行くタイミングを2度も封じられた窮屈な競馬。

スタートが決まっていれば・・・といった内容。

絶好枠を生かし切れなかった。

ナムラクレアの分析

 

2番人気のアグリは7着。

道中は後方13番手あたり。

4角は12番手の大外で直線に向き、直線は馬群の大外から追い上げを計るが、0.5差の7着まで。

展開が向かなかったと言えばそれまでだが、前走にしても今回にしても、もう少し前目で競馬ができないものか?

アグリの分析