結果

2023年 9月10日(日)

第37回 セントウルS(G2)

阪神競馬場 芝1200m(内)

着順 馬名 タイム 位置取り 上がり3F
テイエムスパーダ 1.07.2 1-1(逃げ) 33.7
アグリ 1 11-12(中団後ろ) 32.4
スマートクラージュ 3/4 8-9(中団) 33.0

レースの上り:33.7


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6
今走 1.07.2 33.7 11.9 10.5 11.1 10.9 11.1 11.7
過去平均 1.07.40 34.0 12.0 10.5 10.9 11.0 11.1 11.9
-0.3 -0.1 0.0 0.2 -0.1 0.0 -0.2

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

前半は平均値と似通ったラップだが、当日の前有利の速い馬場を考えると、馬の体感的には緩かったのではないか?

案の定、後半3Fは平均を0.3秒上回る33.7秒で上がってきている。

人気薄の逃げ切り勝ちは、往々にしてこういう状況下で生まれやすい。

開幕週の前有利の速い馬場に、近走不振も、スピードだけはある逃げ馬。

こういう状況でのこういう馬は、押さえておいて損はないかも。

レース全体としては、良いタイムが出はしたが、これは馬場状態に尽きる。

G2としてはメンバー構成もいまいちで、レベル的にもあまり高いとは言えない印象。


回顧

1着は14番人気のテイエムスパーダ。

6枠11番から押して押して果敢にハナへ。

前半600mの通過は33.5秒。

4角も後続に1馬身離して先頭で直線に向くと、直線は残り200mでまだ先頭。

坂の上りではまた一気に後続を突き放して、ゴール前は追い込み勢の強襲を1馬身差制してゴール。

まさに絵に描いたような逃げ切り勝ち。

人気薄の逃げ馬が勝つときはこんなもの。

テイエムスパーダの分析

 

2着は2番人気のアグリ。

スタート5分も、控えて道中は後方11番手の最内。

4角も11番手の内で直線に向くと、直線は外へ外へと進路を求めて追い上げを見せ、最後は大外から先頭に届くかの勢いはあったが、1馬身差の2着。

道中最内で脚を溜めて、直線は外目を追い上げる好騎乗だが、スタート5分で、あそこまで下げる必要があったのかなかったのか?

いずれにしても、終いの脚があるところもしっかりと示した。

アグリの分析

 

3着は5番人気のスマートクラージュ。

外枠14番から、道中は中団8番手の外。

4角は9番手の外目で直線に向くと、直線は馬群の大外から追い上げに入り、良い脚で伸びてきて2着に上がったかに見えたが、ゴール前アグリに交わされての3着。

外枠から終始外目を回った分、最後はアグリに差されてしまった。

出来としてはアグリと同等。

スマートクラージュの分析

 

1番人気のビッグシーザーは10着。

道中は好位の5番手、外目を追走。

4角も5番手で直線に向くが、直線では伸びる気配がなく、坂の上りで後続に飲み込まれた。

3歳馬。まだちょっと力が足りていない感じ。

 

3番人気のジャングロは6着。

道中は中団のやや前目、5番手の内を追走。

4角も5番手の内で直線に向き、坂の途中までは2着を狙える位置にはいたが、ゴール前は外差し勢に交わされての6着。

ここ数戦は控えて結果が出ず。

無理してでも前に行ってナンボか?

ジャングロの分析