結果

2022年 8月21日(日)

第57回 札幌記念(G2)

札幌競馬場 芝2000m 良

2022年8月21日 札幌競馬場の馬場状態傾向分析(芝)

着順 馬名 タイム 着差 位置取り 上がり3F
ジャックドール 2.01.2 3-4-3-2(先行) 37.3
パンサラッサ 2.01.2 クビ 1-1-1-1(逃げ) 37.7
ウインマリリン 2.01.4 1  1/2 3-3-3-3(先行) 37.4

レースの上り:37.7


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8 Lap9 Lap10
今走 2.01.2 37.7 12.6 10.9 12.0 12.1 11.9 12.2 11.8 12.4 12.6 12.7
過去平均 1.59.68 35.7 12.6 11.0 11.9 12.3 12.1 12.2 11.9 11.9 11.8 12.0
2.0 0.0 -0.1 0.1 -0.2 -0.2 0.0 -0.1 0.5 0.8 0.7

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

序盤は例年の良馬場平均通りのラップだが、中盤で少し速くなっている。

前半1000mの通過が59.5秒で、パンサラッサの逃げにしてはやや控えめといったところだが、それでも上りは37.7秒を要して、レースはかなりの消耗戦の様相。

これはおそらく、今回は良馬場と言っても5レースまでは稍重で、良馬場に回復してからも、各レース、かなり時計を要していた。

「札幌記念」も、道中のラップこそ、目を瞠るようなものはないにしても、馬場状態を考えると、かなりきついペース配分だったに違いない。

今年の「札幌記念」は、道悪適正はもちろんのこと、底力とパワーを要する展開になっていたのではないかと推察する。


回顧

1着は3番人気のジャックドール。

2枠4番から、パンサラッサにハナを譲って、道中は先団3、4番手からの追走。

4角は抜群の手応えから、パンサラッサとは1馬身差の2番手で直線に向き、直線は逃げ粘るパンサラッサとの追い比べから、残り100mで何とか抜け出し、クビ差しのいでゴールした。

「金鯱賞」のレコード勝ちも記憶に新しいが、この消耗戦も制してくるあたり、スピード、持続力、パワー、底力、すべての能力がかなり高そうな馬に成長してきたのではないか。

次走が楽しみになる。

ジャックドールの分析

 

2着は2番人気のパンサラッサ。

2枠3番から、ユニコーンライオンがハナを主張するも、内から譲らずにこちらもハナを主張。

結局ユニコーンライオンは控えて、パンサラッサは注文通りの逃げ。

前半1000mを59.5秒で折り返すと、4角も後続に1馬身の差をつけて直線に入る。

直線は外から並びかけて来たジャックドールとの追い比べになるが、ゴール前クビ差交わされての2着。

実に見ごたえのあるガチンコ対決。

タフな馬場状態でも安定の逃げ。

この馬も強い。

パンサラッサの分析

 

3着は5番人気のウインマリリン。

道中は3番手追走から、4角も3番手の内で直線に向き、直線は並びかけてきたソダシは残り200mを切って振り落としはしたが、前の2頭との差は詰まらないまま。

それにしてもこのタフな流れを前々から3着に粘り込むあたり、実力は確かにある。

ウインマリリンの分析

 

1番人気のソダシは5着。

道中は中団の前、5番手を追走。

3~4角で順位を上げて、4角は3番手で直線。

直線はウインマリリンとともに前の2頭を追うが、残り200mを切ったあたりで苦しくなって、最後は外からアラタにも交わされて5着まで。

基本的に2000mは長いのだろう。

それでもこのタフな流れで5着に入るのだから、大したもの。

ソダシの分析