結果

2021年10月10日(日)

第56回 京都大賞典(G2)

阪神競馬場 芝2400m(外)良

クッション値:8.9(標準)

10月10日(日)阪神競馬場の馬場状態傾向分析(芝)

着順 馬名 タイム 着差 位置取り 上がり3F
マカヒキ 2.24.5 8-8-7-7(中団) 35.9
アリストテレス 2.24.5 ハナ 5-4-5-4(中団前) 36.1
キセキ 2.24.6 1/2 2-3-3-3(先行) 36.4

レースの上り:36.4


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8 Lap9 Lap10 Lap11 Lap12
今走 2.24.5 36.4 12.7 11.9 12.6 12.5 11.9 11.5 11.5 11.8 11.7 11.6 11.8 13.0
過去平均 2.26.44 36.1 12.7 11.6 12.7 12.5 12.2 12.3 12.1 12.0 12.1 11.8 11.6 12.7
0.3 0.0 0.3 -0.1 0.0 -0.3 -0.8 -0.6 -0.2 -0.4 -0.2 0.2 0.3

 

今年の「京都大賞典」は阪神開催なので、比較対象としては、2016年まで阪神芝2400mで行われていた「大阪―ハンブルクカップ(4歳以上OP・ハンデ)」の良馬場平均5鞍を掲載。

オープン特別のハンデ戦なので、あまり参考にはならないかもしれないが、今年の「京都大賞典」の特徴としては、残り1600mという早い地点でペースアップが始まっているという点。

Lap5からLap11までの1400mの間、すべて11秒台のラップで淀みなく流れ、さすがにラスト1Fは13秒を要し、バテバテの消耗戦となった。

開幕週の良馬場にも関わらず、上り3Fは36.4秒を要した消耗戦。スピードの持続力、スタミナ、底力の総力戦であったことは言うまでもないが、最後の1Fで13秒を要したあたり、かなり特殊なレース展開になったということも間違いのないところだろう。

ここでの好走が次につながる、というタイプのレースではないように思う。


回顧

1着は9番人気のマカヒキ。

道中は中団7~8番手。

7角も7番手で直線に向くと、直線は馬群の中から差し脚を伸ばし、残り200mの坂の上りで、前2頭の脚色が鈍ったところを鮮やかな差し切り勝ち。

最後の1Fを36秒を要したのが最大の勝因だろうが、タフな展開でもきっちり差してくるあたり、さすがにダービー馬。

分析ページにも書いたが、この馬、G2以下ではそんなに負けてない。

マカヒキの分析

 

2着は1番人気のアリストテレス。

道中は中団の前、4~5番手。

4角は4番手で直線に向くと、坂の上りで先に抜け出していたキセキを捉えたが、ゴール前で甘くなったところをマカヒキに交わされて2着。

この馬も上りがかかって良いタイプだが、最後の最後に脚を掬われたのは「格」の違いか?

アリストテレスの分析

 

3着は4番人気のキセキ。

道中は先団3番手追走から、4角も3番手で直線に向き、直線では残り300mあたりでダンビュライトを捉えて先頭。

坂の上りでアリストテレスに交わされはするが、ズルズルとは行かずに必至の抵抗で食い下がる。

最後はマカヒキにも交わされて3着に終わるが、道中先団追走からのこの粘り。

地力の高さをあらためて示した格好。

キセキの分析

 

2番人気のヒートオンビートは8着。

道中は中団の前、5~6番手あたり。

4角は4番手の外で直線に向き、直線でも、坂下あたりまでは食らいついてはいたが、坂の上りで敢えなく失速。

この馬自身、こういうタフな流れは初体験。

やはりこういう流れでは課題を残した。

ヒートオンビートの分析

 

3番人気のアイアンバローズは12着。

道中は中団の後ろ、9番手の内。

しかし3角、4角で順位を下げて、4角10番手の内で直線。

直線は内ラチ沿いから追い上げを計るが、坂下の残り200mで力尽きた感じ。

この流れでは、まだまだ力の差が歴然。

アイアンバローズの分析