結果

第65回 有馬記念(G1)16頭

中山 芝2500m 良

クッション値:9.8(標準)

着順 馬名 タイム 着差 位置取り 上がり3F
クロノジェネシス 2.35.0 12-12-3-3(後方) 36.2
サラキア 2.35.0 クビ 13-13-13-12(後方) 35.4
フィエールマン 2.35.1 クビ 2-4-2-2(先行) 36.5

レースの上り:36.6


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8 Lap9 Lap10 Lap11 Lap12 Lap13
今走 2.35.0 36.6 6.8 11.8 12.2 12.5 12.5 12.8 12.9 12.8 11.8 12.3 12.1 11.9 12.6
過去平均 2.33.15 35.6 6.9 11.5 12.0 12.0 12.4 13.2 12.9 12.6 12.0 12.1 12.0 11.6 12.0
1.0 -0.1 0.3 0.2 0.5 0.2 -0.4 0.0 0.2 -0.2 0.2 0.1 0.3 0.6

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去8走))

道中のペースは明らかに緩い。

しかし、レースの上り時計や、各馬の上り3Fの時計の出方を見てみても、馬場自体がそこそこ重かったことも確かだろう。

レース展開としては、重い馬場なりのスローペースで、最後は瞬発力勝負。

しかしこの馬場でしっかりとした末脚を繰り出すには、ある程度のパワーも必要になったはず。

総じて今年の「有馬記念」は、パワーと瞬発力が求められたレースとなった。


回顧

1着は1番人気のクロノジェネシス。

向正面の中間点あたりまでは後方で競馬を進めていたが、緩いペースを察知したのか? そこからジョッキーは進出を開始して、3角、4角では3~4番手の外で直線に向く。

直線では先に抜け出していたフィエールマンを坂の上りで捉えると、あとはサラキアの猛追を振り切ってゴール。

上り時計はメンバー2位の36.2秒。

馬場も合っていたことは確かだろうが、前からでも後ろからでも、どこからでも勝ちに行ける自在性は頼もしいかぎり。

クロノジェネシスの分析

 

2着は11番人気のサラキア。

道中は後方で脚を溜め、4角では12番手の大外を回して直線に向き、直線ではメンバー最速35.4秒の脚でクロノジェネシスにクビ差まで迫った。

距離が持ったと言うよりも、このスローの流れで、なおかつ4角まで後方でじっとしていた分脚が溜まったのだろう。

荒れた馬場も苦手だとは思うが、直線では馬場の良い大外を追い上げている。

道中のペースが緩く、なお且つ上りの時計もかかると言う、この馬にとっては打ってつけの展開だったことが奏功したのだろう。

サラキアの分析

 

3着は2番人気のフィエールマン。

この馬にしては珍しく、道中は先団に取り付いた。

4角を回って一旦先頭に立つが、坂でクロノに捉えられ、ゴール前でサラキアにも交わされた。

3着に粘り切ったあたりはさすがに自力のあるところは示したが、この流れなら、2着は確保したかったところではないだろうか?

タラレバは禁物だが、このような展開になるのなら、前からよりも、いつものように終いを伸ばす競馬の方が勝つチャンスはあったかも。

フィエールマンの分析

 

3番人気のカレンブーケドールは5着(同着)。

道中は中団の前あたり。

3~4角ではクロノジェネシスと一緒に上がって行ったが、手応えがクロノとはまるで違った。

もう少しやれても良いとは思うのだが、「ジャパンカップ」からの中3週も応えているのかも。

カレンブーケドールの分析

 

4番人気のラッキーライラックは4着。

道中は中団。

4角は5番手で直線に向き、馬群の外目を追い上げるが、いつものような伸びはなかった。

ラストラン、グランプリでの4着は立派だが、最後は距離の壁。

ラッキーライラックの分析

5番人気のワールドプレミアは5着(同着)。

道中は、前半は5番手の内につけていたが、中盤あたりから前がゴチャついて順位を下げた。

4角12番手で直線に向くが、バテず伸びずの5着。

ちょっと今回はスムーズさを欠いた感じ。

展開が展開だけに、昨年のように腹を決めて後方からなら良い線いったかも。

ワールドプレミアの分析

 

逃げたバビットは13着に沈んだ。

このペースならそこそこ粘れても良いはずだが・・・。

前走の「菊花賞」も2.1差の10着。

この馬、距離が思ったほど伸びないのかもしれない。

バビットの分析