2023年3月26日【高松宮記念】終了時点までのデータや実際の走りをもとに、キルロードの好走パターンを分析。(ダート競争は除く)

キルロードの距離適性

キルロードはこれまでに芝1200m~芝2200mまでの距離のレースに使われてきた。

各距離の着度数は次の通り;

  • 芝1200m(4-1-1-6)
  • 芝1400m(1-0-0-2)
  • 芝1600m(0-0-0-1)
  • 芝2000m(0-1-1-0)
  • 芝2200m(0-0-0-1)

適正は短いところにありそう。

キルロードの脚質

先行脚質。

先行力はあるので、毎回前目のポジションはしっかりと取れる。

これまでは、緩い流れの前残りか、上りがかかって粘り込む競馬が主だったが、2022年の「京阪杯」では、締まった流れ、速い上りにも対応してきた。

7歳秋の激走だが、その走りにはムラがあるので、あまり信頼は置きにくい。

キルロードのコース適正

キルロードの競馬場ごとの着度数は次の通り;

  • 札幌(0-2-0-0)
  • 函館(0-0-0-1)
  • 福島(2-0-0-1)
  • 新潟(0-0-0-1)
  • 東京(1-0-0-1)
  • 中山(1-1-1-4)
  • 中京(1-0-1-2)
  • 京都(未)
  • 阪神(0-1-0-0)
  • 小倉(未)

いずれにしても小回り向きのような印象。

キルロードの持ち時計(ベストタイム)

キルロードの1200~1400mでの持ち時計は次の通り;

  • 芝1200m:1.07.4 2着(阪神)
  • 芝1400m:1.20.3 9着(東京)

キルロードの重馬場適正

キルロードの稍重も含めた道悪競馬での実績は;

  • 稍重(1-0-0-2)
  • 重(0-0-1-1)
  • 不良(1-0-0-1)

道悪は走ってくる。


キルロードの鉄砲実績(休み明け)

キルロードの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;

  • 10週以上(2-1-1-4)

叩いてからは;

  • 2戦目(2-1-1-1)
  • 3戦目(0-0-0-3)
  • 4戦目(0-0-0-1)
  • 5戦目~(1-0-0-1)

キルロードのローテーション適正

  • 連闘(未)
  • 中1~2週(2-2-1-1)
  • 中3~5週(未)
  • 中6~8週(1-0-0-5)

間隔を詰めて使った方が良い結果。

キルロードの枠順適正

キルロードの馬番別着度数は;

  • 1~4番(3-3-0-3)
  • 5~9番(0-1-1-3)
  • 10~14番(2-0-1-4)
  • 15~18番(未)

キルロードの斤量別着度数

  • 54キロ(1-2-0-0)
  • 55キロ(0-0-0-2)
  • 56キロ(0-0-1-2)
  • 56.5キロ(0-0-0-1)
  • 57キロ(4-1-1-3)
  • 58キロ(0-0-0-2)

キルロードの季節別着度数

  • 12~2月(冬):(0-1-0-3)
  • 3~5月(春):(2-0-2-3)
  • 6~8月(夏):(2-2-0-2)
  • 9~11月(秋):(1-1-0-2)

キルロードの好走体重

3着以内の体重は;

  • 484~506キロ

キルロードの血統背景

父はロードカナロア(ミスプロ系キングマンボ/スプリンターズS連覇、高松宮記念、安田記念、香港スプリント連覇)。

母の父はサクラバクシンオー(ナスルーラ系プリンスリーギフト/スプリンターズS連覇)。

キルロードの近走

22/3/27 高松宮記念(G1)

中京 芝1200m 重

着順:3着(1.08.3・クビ-ハナ差)

騎手:菊沢一樹(57キロ)

道中は先団3番手の外。

4角も3番手の外で直線に向くと、直線は坂の上りでジワジワと先頭との差を詰めて、残り200mを過ぎると先頭に立った。

ゴール前は1、2着馬の末脚に屈したが、この前傾ラップを前々で粘り通したのは見事。

その底力は十分に重賞級。

2022年 高松宮記念(G1)のラップ分析&回顧

22/6/12 函館スプリントS(G3)

函館 芝1200m 良

着順:6着(1.07.7・0.5差)

騎手:菊沢一樹(57キロ)

【レース前寸評】

いくら函館の洋芝でも、開幕週の馬場では厳しそう。

レースの上りが35秒を超えたあたりで顔をのぞかせてくる馬。

【結果】

道中は3番手追走から4角も3番手で直線に向くが、ゴール前で甘くなって6着まで。

この馬にとっては上り、時計ともに速すぎた感じ。

2022年 函館スプリントS(G3)のラップ分析&回顧

22/11/27 京阪杯(G3)

阪神 芝1200m(内)良

着順:2着(1.07.4・0.2差)

騎手:福永祐一(57キロ)

【レース前寸評】

上りのかかる展開で顔を出してくる馬だが、Bコース替わりの阪神内回りコースでどうか?

【結果】

好スタートからハナを叩いたが、ビアンフェが主張したために道中は2番手追走。

4角も2番手で直線に向き、直線入口では早々に先頭。

坂下では後続に1.5馬身の差をつけてそのまま押し切りを計るが、坂の上りでのトウシンマカオの追撃には抵抗できず。

しかし、自己ベストを0.3秒縮める激走。

持続力勝負、速い上りにも対応できているところが今までと大きく異なる点。

前走の0.5差の6着も57キロを背負ってのものだけに、もう少し評価すべきだったか。

2022年 京阪杯(G3)のラップ分析&回顧

23/1/29 シルクロードS(G3・ハンデ)

中京 芝1200m 良

着順:12着(1.08.8・1.5差)

騎手:福永祐一(58キロ)

外枠13番から道中は先団3番手を追走。

4角も3番手の外で直線に向くが、直線では坂の途中で一杯かげん。

近走から見るとちょっと負けすぎの感はある。

ムラっぽさがあるのは否めない。

2023年 シルクロードS(G3)のラップ分析&回顧

23/3/26 高松宮記念(G1)

中京 芝1200m 不良

着順:9着(1.12.4・0.9差)

騎手:和田竜二(58キロ)

2枠3番から逃げの手。

4角も先頭で直線に向くが、直線では早々にアグリに先頭を明け渡す。

坂の途中あたりまでは先頭集団に追いすがっていたが、坂を上り切ったあたりでいっぱい加減。

この馬場を先頭で引っ張って、直線も押し切るのは至難の業だろう。

最後グタグタにならないだけまだましな方。

2023年 高松宮記念(G1)のラップ分析&回顧