結果

2022年 2月13日(日)

第115回 京都記念(G2)

阪神競馬場 芝2200m(内)良

2月13日(日)阪神競馬場の馬場状態傾向分析(芝)

着順 馬名 タイム 着差 位置取り 上がり3F
アフリカンゴールド 2.11.9 1-1-1-1(逃げ) 34.5
タガノディアマンテ 2.12.1 1  1/4 3-3-4-3(先行) 34.3
サンレイポケット 2.12.2 クビ 8-8-10-9(後方) 33.8

レースの上り:34.5


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8 Lap9 Lap10 Lap11
今走 2.11.9 34.5 12.7 11.3 12.0 12.9 12.8 12.7 11.6 11.4 11.4 11.0 12.1
過去平均 2.10.92 35.3 12.4 11.0 11.5 12.4 12.3 12.2 12.2 12.0 11.7 11.5 12.1
-0.8 0.4 0.4 0.6 0.5 0.5 0.5 -0.6 -0.6 -0.3 -0.5 0.0

 

今年の「京都記念」も阪神開催。

昨年も書いたが、阪神の2200mはそもそも施工されるレースが少なく、オープンクラスは3歳OPの「すみれS」か、古馬のG1「宝塚記念」だけ。

しかし、一昨年、昨年と、京都開催の代替として阪神で開催された重賞は3鞍あって、それに良馬場の「宝塚記念」を加えると計4鞍。

今回の比較対象はその4鞍の重賞の良馬場平均(20年「エリザベス女王杯」、21年「京都記念」、「宝塚記念」、「エリザベス女王杯」)

 

レース展開は前半がかなり緩く、前半1000mは61.7秒。その後の200m(Lap6)も12.7秒とまだまだ緩い。

残り1000m、3角手前の下り坂にさしかかり、やっとレースが動き出した感じでラップも12秒台を切ってくる。

Lap8が11.4秒、Lap9も11.4秒、Lap10は11.0秒とかなり加速して行くが、道中楽をした逃げ、先行勢の脚は衰えない。

ラスト1Fはさすがに12.1秒を要し、そうなるとやっと後方のサンレイポケット、ジェラルディーナあたりが差し込んでくるが、ときすでに遅し。

開幕週の阪神の馬場、たとえ稍重でもこうなると前はなかなか止まらない。


回顧

1着は12番人気のアフリカンゴールド。

7枠11番からハナを切ってまんまと逃げ切った。

前々走も17番人気で2番手追走からの2着。

こういう展開なら警戒すべき一頭になったが、もうないだろう。

 

2着は8番人気のタガノディアマンテ。

道中は2~3番手の内を追走。

4角も2番手の内から直線も内にもぐり込んで粘り込んだ。

終始内々の経済コースでこの流れなら粘り込みも可能。

もともと緩い流れで好走の多い馬だが、今回は前目にポジションを取ったこと何よりの良かった。

タガノディアマンテの分析

 

3着は6番人気のサンレイポケット。

道中は後方10番手あたりを追走。

4角も9番手で直線に向き、直線は馬群の中ほどから追い上げに入り、坂下ではとても追いつかないと思われたが、坂の上りでばてて来た先行勢を一気に交わして3着を確保。

まあ、内回りコースで、しかもこの展開でここまで詰めたのだから、良く走った方だろう。

サンレイポケットの分析

 

1番人気のユーバーレーベンは5着。

道中は先団3番手あたりを追走。

3角手前あたりで外からラーゴムに競りかけられて反応し、3角は2番手、4角は3番手の外で直線。

直線は坂の上りあたりまでは何とか粘っていたが、ゴール前で甘くなって5着まで。

鞍上のデムーロ騎手は、向正面でずっとプレッシャーをかけられていたとコメントしているが、この緩い流れで、あれくらいのプレッシャーで終いが甘くなるようでは「オークス」馬の称号が揺らぐ。

先行策より、やはり控えて終いを生かす競馬がよさそう。

ユーバーレーベンの分析

 

2番人気のレッドジェネシスは13着。

道中は最後方13番手。

向う正面の中ほどから早くも進出を開始して、3角は6番手に上がったが、4角は早くも脚が上がって9番手で直線に向いたが、直線の入り口ですでに脚は残っていなかった。

ちょっと仕掛けが早すぎた感じだが、この展開であの位置取りからだと、仕方のない面もある。

レッドジェネシスの分析

 

3番人気のレッドガランは6着。

道中は中団5~6番手。

4角は5番手で直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げに入るが、前との差が詰まらないまま、後続の末脚に交わされた。

2200mの距離がなんとかなったのは、ペースが緩かったせいか?

最後に伸びきれなかったのは、距離か? 内回りのコース形態が原因か?

レッドガランの分析