ルペルカーリアのキャリアはまだ4戦だけなので、近走のみを振り返る。
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ルペルカーリアの近走
21/3/27 毎日杯(G3)
阪神 芝1800m 良
着順:4着(1.44.4・0.5差)
騎手:福永祐一(56キロ)
4枠4番から道中は2番手追走。
開幕週の高速馬場に加えて前半1000mが57.6秒の速い流れ。
ルペルカーリアは4角も2番手で直線に向くと、直線入口では逃げるウエストンバートを交わして先頭。
そのあと残り200mあたりまでは踏ん張っていたが、坂の上りでディープインパクト産駒の3頭に交わされて4着。
勝ったシャフリヤールの走破時計1.43.9はレコード。
ここは明らかに切れ負けした格好。
21/5/8 京都新聞杯(G2)
中京 芝2200m 良
着順:2着(2.11.3・0.1差)
騎手:福永祐一(56キロ)
4枠4番からハナへ。
前半1000mは59.9秒の平均ペース。
4角も先頭で直線に向き、後続との差は3~4馬身。
坂の上りでは内にもたれかげんで苦しそうな感じ。
案の定、坂を上ってレッドジェネシスに詰め寄られ、ゴール前ではきっちり交わされての2着。
最後に内にもたれたのは、バテたせいではなく、身体がまだ出来上がっていないから、とはレース後の鞍上の談話。
坂を上りきって0.1差まで逃げ粘ったのだから、この馬も強かった。
ルペルカーリアの脚質
前につけるとかなりしぶとい競馬をするスピード持続型だろう。
しかし、高速馬場や上りでキレを求められる展開になると苦戦傾向。
ただ、「京都新聞杯」終了時点ではまだまだ成長途上。
良血馬だけに、この先の成長力に期待が持てる。
ルペルカーリアの重馬場適正
重馬場の未勝利戦を3馬身差の圧勝。
切れ味で劣る分、道悪は歓迎の口だろう。
ルペルカーリアの血統背景
父はモーリス(ロベルト系/安田記念、香港マイル、マイルCS、チャンピョンズマイル、秋天、香港カップ)。
母はシーザリオ(オークス、アメリカンオークス、桜花賞2着)。
母の父はスペシャルウィーク(サンデー系/日本ダービー、春天、秋天、ジャパンカップ)。
半兄にサートゥルナーリア(ホープフルS、皐月賞)、エピファネイア(菊花賞、ジャパンカップ)、リオンディーズ(朝日杯FS)。
次走、セントライト記念(G2)に向けて
次走は9月20日(月)、中山競馬場 芝2200mで行われる「セントライト記念(G2)」。
中山コースは初参戦だが、脚質的には合ってそう。
ここでは当然有望な一頭になる。